極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

village 11

2021-11-20 05:50:48 | Weblog
2021年10月15日に浜松は鴨江のギターショップvillageに行ってきた。
調べると前回の訪問は2019年の8月だから、2年経ってしまった。その間に一度くらい
行っている気がするが、コロナもあったから、行けてないのか。

今回も池谷と同行。私の帰省と池谷の浜松仕事のタイミングが合い、「緊急事態も明けたので
飲むか」となったが、青柳から「外飲みよりも、俺んちで飲もう」と提案があったのだ。

閉店時間頃に店に行く。池谷は自分のマーチンと弟のキャッツアイを売って、エレキベースを
買った。

池谷はマーチンを2本所有していた。すごい。本物のマーチンを2本、ということは私にとっては
「フェラーリを2台持っている」に等しいことである。違うか。

私は一応、キンミヤを1パックもっていった。

どのような飲み会になるのか、まったくわからなかったが、「すき焼きにした」と青柳。
バンド時代も青柳の手料理を食べたことがあったかどうか記憶が怪しいが、とにかく貴重な
体験である。会費は2000円だった。安い。

店が入っているマンションの上の階に青柳は住んでいる。古いマンションだが、中に入ると
とてもきれいだった。「このマンションいくらしたんだ」と私が聞くと「リフォーム代を
入れても600万くらいかな」とこと。

安い。安過ぎる。廉価バージョンのレクサスよりも安い。
当然のことながらフェラーリよりも安い。

いくら中古とはいえ、浜松駅まで徒歩圏内の場所である。東京の相場を考えると「同じ国か」
と思うほどの価格差である。

2LDKで独身男の住まいとしては広い。「お前たちが来るというので掃除したんだよ」と言うが
室内もとてもスッキリしていた。

すき焼きも「もう20年以上使っている」と言う電気鍋で上手に作っていた。どこかに女性の
影がないかと、さがしてみたが、見つからない。

青柳はおもしろくて優しい男である。優しい二人に囲まれて幸せな時間だった。
あっと言う間にお開きとなる。当然のことながら青柳はよくしゃべった。

久々に二人に会うので、あれも話そうこれも話そう、なんて思っていたが、私の役目は
どちらかといえば「聞き役」。「みやげ話」として、佐久間さんのエピソードを青柳に伝えた。

佐久間さんの「SAKUMA DROPS」が製作されるずっと前から「プロデューサーとしてのベスト
アルバムを製作しないか」という話はあったそうで、その頃は「レコード会社の問題もあるし、
そもそもプロデューサーのベストなんて聞いたことがない」と現実味がなかったそうである。

確かに佐久間さん以外で「ベスト盤を出したプロデューサー」なんて聞いたことがない。
海外はさておき、国内では今でも例がないように思う。

で、そういう話が出るたびに佐久間さんは「そういう時に、まず第一に頭に浮かぶバンド」
として、我々のバンドをあげているのだ。なんという名誉な話なのだろうか。

その文章は、佐久間さんのSNSで発表された。現在ではそのSNSのページにはたどり
着けないが、感動した私はその部分をダウンロードしている。そのコピーと共に青柳に伝えた。

後日、青柳から下記LINEが入った。

「読んだ。感動した。SAKUMA DROPS 買ったよ」

、、、お前、買ってなかったのか。




OGPイメージ

佐久間正英

音楽プロデューサー 佐久間正英による選曲/監修による奇跡のコンピレーションCD『SAKUMA DROPS』3月5日発売。最新作「Last ...

佐久間正英プロデュース作品集・奇跡のコンピレーションCD『SAKUMA DROPS』

 
買ってくださいね。2014年発売。







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