極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

森且行

2020-11-05 12:18:10 | Weblog
オートレースの森且行選手が2020年11月3日、川口オートレース場で行われた
第52回日本選手権オートレースで優勝し、大きな話題となった。
斜陽の公営競技、オートレースが注目されてうれしい。森且行ではない、他の
選手が優勝していたら、報道もなにもされなかっただろう。やはり、森且行と
いう人はオートレース界にとって、「別格」の存在なのである。

森且行のオートデビューは1997年。実はこのころの私はオートレースファンではなかった。
「スマップの森且行が芸能界を引退して、オートレーサーになる」ということは
当然知っていたが、オート自体に興味がなかったので、特に注目もしなかった。

だが、その後オートはじめ公営競技公営賭博が好きになって、森且行という選手が
いかに特別なものか、ということを知るようになる。

「トップアイドルが公営競技の選手になる」なんてことは森以外、私は知らない。
それだけですごい。女子競輪選手には「元グラビアモデル」なんてのがいるが、
森はジャニーズの誰もが知る(知っていた)アイドル歌手である。

オートレースにはレースのグレードがある。大きい方から、SG、GⅠ、GⅡ、一般レース
と4種類。これらのレースの決勝戦(優勝戦)で1着を取ると優勝となるが、
「引退まで1度も優勝できない」選手もいるくらいだから、一般レースで優勝するのも
大変である。オートレーサーになるのも大変。優勝するのはもっと大変だ。

年間数レースしかないSGレースは選ばれし者だけが勝利できるのである。

森はGⅠとGⅡの優勝経験はある。だからSGで優勝しても不思議はない。
しかしSGは獲れなかった。SGの優勝戦出場の記憶も私にはない。
(確認しておりません。出ていたら申し訳ございません)


今回のレースは仕事が休みだったので、テレビ埼玉でテレビ観戦した。

優勝戦は実力No1の青山周平が準決勝戦でフライングして失格のため青山不在、
人気はランク2位の若き天才、鈴木圭一郎から。レース展開は鈴木が先頭に立ったが
スピードがそれほど伸びず、荒尾聡(ランク3位、SG4勝)が追い上げる。森は3番手。

レース中盤で鈴木と荒尾が接触転倒、3番手の森がそのままゴールとなった。

青山不在、事故、それら幸運が重なっての優勝。運も実力の内である。

優勝賞金は1700万円。競輪競艇に比べて著しく少額である。







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