極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

過払い金返還請求ビジネス

2020-07-31 16:45:44 | Weblog
ラジオを聴いていると、とにかく「過払い金返還請求」のCMが流れる。
色々なCMがあるが、CM元は司法書士や弁護士の法律事務所だ。とにかく一日中
やっている。少し前は「聴くだけで英語が話せるようになるスピードラーニング」もべらぼうに
やっていたが(これは㈱エスプリラインという会社単独)、現在は少なくなった。

過払い金返還請求ビジネスの内容はどこも同じ。

① キャッシングをしたことがありますか?
② 消費者金融だけでなく、クレジットカード、デパートや銀行系のカードも対象です
③ 調査にお金はかかりません。記憶があいまいでも大丈夫
④ 信用情報も心配ありません
⑤ 戻ってきたお金から費用をいただきますので、費用のご負担はございません
⑥ 過払い金には期限があります
⑦ いますぐあなたもフリーダイヤルを

こんなところ。毎日繰り返し聞いているので覚えてしまった。

多くの法律事務所がわれもわれもとCMをしているので、おいしい商売なのだ
ろうな。

私はバンド活動、その後就職した会社も辞め、現在はまさにコロナによる金銭的被害を
ド正面で受ける稼業であるにもかかわらず、不思議とキャッシングだけはしないで
これまで生きてきた。運のよい人生だった。今後どうなるかわからないが。

なので、過払い金返還CMは自分には関係ない(過去のキャッシングについてのビジネスで
あるから)と思い、過払い金を支払わねばならぬカード会社は大変だろうが、
それは法の下の責務であるわけだから、文句は言えない。誰も傷がつかないビジネスだ
と思っていた。

どんなビジネスモデルについても言えることだが、最初にこのビジネスを始めた人は
頭がいいなあ、と思った。

また、このビジネスは司法書士なり弁護士といった国家資格者が行っているので信頼も
おける。「ほんとに話せるようになるの?スピードラーニングって何?エスプリライン?」
といった疑問も沸きにくい。

今回、「東京ミネルヴァ法律事務所」が破綻した、というニュースには驚いた。
個人的な法律違反を犯して、逮捕、資格をはく奪される弁護士はいるが、法人が
破綻するというのは珍しい。この事件について、本日弁護団が設立と、なんとも
コントのような展開になっている。


OGPイメージ

東京ミネルヴァ被害弁護団設立 - Yahoo!ニュース

破産した東京ミネルヴァ法律事務所が、多額の過払い金を依頼者に返還せず流用した疑いがあり、被害対策弁護団が設立された。同事務所の代表は「大きな...

Yahoo!ニュース

 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする