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「第23回奥の細道鳥海ツーデーマーチ」1日目-山形県の旅2日目

2015-09-10 | JWAウォーキング
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9月5日(土)

 山形県2日目。
 朝食は5時半からだが、相部屋の皆さんの早起きにつられて起きる。
 吹浦駅が朝焼けで幻想的な雰囲気だ。


(吹浦駅)


(民宿前の看板)

 ご飯もおかずも自宅で食べる3倍ぐらいはある朝食をいただく。6時15分に会場までの送迎バスが来てメイン会場へ。
 「第23回奥の細道鳥海ツーデーマーチ」の1日目は「緑と庄内砂丘、日本海コース」の40kmに参加する。7時から出発式。鳥海山(ちょうかいざん)を背に主催者などの挨拶がある。
 鳥海山は、『山形県と秋田県の県境にあって、日本海に面し、標高2,236メートル。またの名を出羽富士とも呼ばれ、山麓周辺の人々の守り神として、古くから崇められてきました。』(遊佐鳥海観光協会ホームページより)
 高い山なので山の上の方は雲がかかって見えない。





 地元の鳥海太鼓の威勢のいい音に送られて、7時15分にスタート。 いつものようにデジイチを持って歩く。



 スタートしてまもなく、鳥海山とその麓に広がる田んぼがウワーッと目に飛び込んでくる。
 この地が鳥海山からの水で豊かな穀倉地帯になっていることを印象づけられる。そんな光景だ。


(鳥海山)







 前後にウォーカーはいるので安心してゆっくりしたペースで歩いていたら、40Kと20Kの分岐点があった。多くの人は20Kの方へ向かう。40Kの方へ進み、しばらくして後ろを振り向いたら誰もいない。40Kに参加の人は先に行っているみたいだ。5K地点の案内板があった。少しペースを上げんといかんなぁ、と思いながらも写真を撮る方に気が向いてしまう。前方の人影はどんどん遠くなる。











 しばらくして中学生2人組に追いついた。今日は地元の中学生、1年生のようであるが集団で参加している。気合を入れるつもりで「後ろ誰もいないぞ。」と声をかけて先に進む。少し離れたら2人のうち1人が走って来た。「走ったり、歩いたりすると疲れるからな。同じペースで歩いたがいい。それに時々水分とって。脱水症状になると疲れる。」「40K歩くと思うときついから、5Kごとに、10K、次は15Kとめざして歩いたがいい。」などと知ったかぶりのアドバイス。














 升川公民館で給水があった。ここには佐藤政養(さとうまさやす)碑があったようだけど見過ごした。佐藤政養は初代鉄道助となり、国内初の新橋―横浜間の鉄道敷設に尽力した人らしいけど、日本鉄道の最初の頃の事はよく知らないので気にかからなかったようだ。








(永泉寺(ようせんじ))




(10K付近)

 10Kを過ぎて、水のきれいな所に。丸池様という池があるらしいけど池は見なかった。








 ここからは林の中を歩く。足元はゴツゴツしているけど木々を抜ける風もあり心地いい。30分程歩いたら、道路に出た。








 すぐに給水所。その後も道路の両脇が木立なので気持ち良く歩ける。 声をかけてこられた方とお話ししながらしばらく一緒に歩く。「海に出た後は日差しを遮るものがないので暑い。」と教えていただく。












 写真を撮りだすと、離されてしまう。
 国道に出るあたり木は紅葉が始まっている。秋近し。








 国道を下っていくと左手に海が見える。








 脇道に入りトンネルを過ぎ、少し歩くと海へ出た。日本海だ。






(日本海へ出た)

 青森では太平洋沿いを歩いたけど、山形では日本海沿いを歩く。
 九州では日本海沿いを歩くという意識は無い。天草の西海岸は東シナ海だし、日本海はどこまでをいうのだろう。
 熊本では海を見ない生活をしているので、海を眺めながら歩くのは楽しい。しかし、海岸の高いところに歩道があるので少し怖い。


(日本海沿いを歩く)


(特急「いなほ」?)


(釣りをする人)


(サーフィンする人)













 
 漁村センターの給水所を過ぎたところに20K地点の案内があった。





 そこからしばらく歩いて「十六羅漢岩」がある。
 日本海の荒波で命を失った漁師諸霊の供養と海上安全を願って、16の羅漢に釈迦牟尼、文殊菩薩、普賢の両菩薩、観音、舎利仏、目蓮の三像を合わせて22体の仏さまが刻まれている。(遊佐鳥海観光協会ホームページより)


(十六羅漢岩)


(十六羅漢岩)


(夫婦岩?)

 海沿いを別れ、キャンプ場の杉並木の中に昼食地があった。お昼12時ごろ。注文していた弁当をいただく。



 その後は、大きな道へ出たり、畑の中を歩いたり、風力発電の風車を眺めたり。起伏もある。かなり疲れて来た。直線を歩く時が辛い。写真を撮っていると疲れを忘れる。進もう。



















 最初に会った別の中学生数人が前に行ったり、後ろになったりしながら歩く。時々「今何時ですか。」と聞いてくる。時間を教え。何時ごろまでには着くだろう、などと答える。着く時間は中学生に教えるというより自分を励ますように。何度か聞いてきたが、ゴール受付制限時間の16時までに着く見通しがたったのだろうか、35K近くから聞いてこなくなった。後ろでゆっくり歩き出した。彼らは土地勘がある。





 35K過ぎ、庄内みどり選果場に給水所があり、これまでの給水所と同じように冷えた水をいただいた。後5K、そう思っているとスタートしてすぐに見かけた小学生が歩いていた。凄いなぁ。JR九州ウォーキングで歩いている子供を見ていると、子供にとって大変なのは距離もあるけど、それよりも退屈が一番の敵だと思う。退屈だと疲労感も一気に増す。お父さんが子供にゲームを仕掛けたりなどして退屈しないように工夫しながら歩いていた。「頑張れ。」と言葉で励ましているのではない。お父さんも凄い。





 ゴール手前、鳥海山頂上の雲がなくなった。鳥海山に田んぼを入れて写真を撮れる最後の場所で、である。40Kフォト・ウォークを続けてきたのを鳥海山が祝福してくれているようだ。


(鳥海山と田んぼ)

 15時30分頃疲れてゴール。そしてビール。



 送迎バスで民宿に帰り、風呂に入り、夕食。
 今日もコップ酒2杯飲んだ。爆睡。



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