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たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

小倉百人一首で 「恋」を詠んだ歌 (まとめ)

2023年12月21日 11時14分25秒 | 懐かしい小倉百人一首

「小倉百人一首」で、「恋」を詠んだ歌と言われているものは、一般的に、43首とされているようだ。足掛け3年に渡って、順不同、気まぐれに、ブログ・カテゴリー「懐かしい小倉百人一首」に、書き留めてきたが、出揃ったところで、整理、まとめてみた。
古い記事を、クリック、クリック・・・・、で、簡単に、こんなまとめ方が出来るのも、デジタルのおかげ、便利な世の中だとつくづく思う。


百人一首で、「恋」を詠んだ歌 43首

歌番号                                    作者            ブログ記事
03 あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む   柿本人麻呂   ⇨  2023.11.24
13 筑波嶺の みねより落つ るみなの川 こひぞつもりて 淵となりぬる  陽成院       ⇨  2023.10.09
14 陸奥の しのぶもぢずり 誰故に 亂れそめにし 我ならなくに     川原左大臣     ⇨  2022.12.11
18 住の江の 岸によ波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ      藤原敏行朝臣    ⇨  2021.11.14
19 難波潟 短き芦の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとは    伊勢        ⇨  2021.12.24
20 わびぬれば 今はた同じ 難波なる 身を尽くしても 逢はむとぞ思ふ  元良親王      ⇨  2023.10.29
21 今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな   素性法師   ⇨  2022.11.13
25 名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな  三条右大臣     ⇨  2021.12.31
27 みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ   中納言兼輔   ⇨  2022.11.06
30 有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし     壬生忠岑    ⇨  2021.11.16
38 忘らるる 身をば思はず 近ひてし 人の命の 惜しくもあるかな    右近    ⇨  2023.11.19
39 浅茅生の 小野の篠原 忍ぶれど あまりてなどか 人の恋しき     参議等    ⇨  2022.11.24
40 忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで    平兼盛    ⇨  2023.10.19
41 恋すてふ わが名はまたき 立ちにけり 人しれずこそ 思ひそめしか  壬生忠見      ⇨  2022.11.09
42 契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波越さじとは     清原元輔    ⇨  2023.12.06
43 逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり     権中納言敦忠  ⇨  2021.12.13
44 逢ふことの 絶えてしなくば なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし 中納言朝忠   ⇨  2023.10.04
45 あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな 謙徳公    ⇨  2023.12.19
46 由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え 行方も知らぬ 恋の道かな     曽禰好忠    ⇨  2022.12.25
48 風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな   源重之    ⇨  2023.11.09
49 みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ 物をこそ思へ  大中臣能宣朝臣   ⇨  2023.12.11
50 君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな    藤原義孝      ⇨  2021.11.26
51 かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思いを 藤原実方朝臣   ⇨  2022.11.30
52 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな 藤原道信朝臣   ⇨  2021.12.04
53 嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかはする 右大将通綱母   ⇨  2022.12.06
54 忘れじの 行く末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな    儀同三司母   ⇨  2023.12.15
56 あらざらむ このよのほかの 思い出に 今ひとたびの 逢うこともがな 和泉式部    ⇨  2021.11.10
58 有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする      大弐三位    ⇨  2023.11.04
59 安らはで 寝なましものを 小夜更けて かたぶくまでの 月を見しかな 赤染衛門    ⇨  2022.12.19
63 今はたた 思ひ絶えなむばかりを 人づてならで いふよしもがな    左京大夫道雅   ⇨  2023.11.30
65 恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ  相模    ⇨  2021.12.09
72 音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ    祐子内親王家紀伊  ⇨  2022.01.03
74 憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを  源俊頼朝臣   ⇨  2023.11.14
77 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思う   崇徳院    ⇨  2021.11.05
80 長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れてけさは 物をこそ思へ      待賢門院堀河   ⇨  2023.10.25
82 思ひわび さても命はあるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり     道因法師    ⇨  2021.12.17
85 夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 閨のひまさへ つれなかりけり 俊恵法師    ⇨  2022.01.08
86 嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな      西行法師    ⇨  2021.12.27
88 難波江の 芦のかりね ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき  皇嘉門院別当    ⇨  2021.11.30
89 玉の緒よ 絶えなば絶えぬ ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする  式子内親王    ⇨  2021.11.21
90 見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色はかはらず  殷富門院大輔    ⇨  2022.11.19
92 わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね かわく間もなし   二条院讃岐     ⇨  2023.10.15
97 来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ   権中納言定家   ⇨  2021.12.21


もういくつ寝るとお正月
あの頃は 家族で正月 かるた取り
昭和は遠く なりにけり

(ネットから拝借イラスト)

コメント (3)

よく使っている言葉で、あまりよく分かっていない言葉 「元の木阿弥」

2023年12月21日 07時38分23秒 | つぶやき・うんちく・小ネタ・暇つぶし・脳トレ

「つい先日、草取り(草抜き)したばかりのような気がしているが、元の木阿弥、雑草の原と化しいる畑地・・・」等と、よく、ブログに書き込んでいる類であるが、では、「元の木阿弥」って何?、あまりよく分かっていないまま使ってきた。
ほぼ365日、漢字パズル?、漢字クイズ?等に没頭している妻の座右には、「国語辞典」「漢和辞典」「日本語に強くなる本」「四字熟語辞典」「役に立つ・故事・ことわざ・慣用句・辞典」が積まれており、ちょこっと借りて調べてみた。


「元の木阿弥(もとのもくあみ)」

「元の木阿弥」とは、一度良い状態になったものの、何かの原因で元の状態に戻り嘆くような場面によく使われる慣用句だが、

では、その由来・語源は?
今更になって辞典等で調べみると諸説有るようで、
主な説は、下記の3つ。
「へー!、そうだったの」・・・、
目から、鱗・・・、である。

(1)戦国大名の身代わり説
戦国時代、大和郡山城主筒井順昭が病死した時、子供順慶がまだ幼く、成人するまで、自分の死を隠し、自分の身代わりを寝室に寝かせるよう遺言した。その身代わりに選ばれたのは木阿弥(もくあみ)という僧侶だったが、順慶が成人し、順昭の死が公表されるや、木阿弥の役目は終わり、再び僧侶に戻った。城主として贅沢な生活を送った木阿弥が、御役御免で元の僧侶木阿弥に戻ったという故事から生まれた慣用句。

(ネットから拝借画像)


(2)長年の修行を無駄にした僧侶説
昔、妻と別れて出家した僧侶がおり、木の実を食べる「木食(もくじき)」という修行に励み、「木食上人(もくじきしょうにん)」等と呼ばれ尊敬されていたが、年をとってから心身が弱くなり、別れた妻のところに戻ってしまった。長年積み重ねた修行を無駄にしたことを知った人々が「元の木阿弥」とからかって呼んだことが由来の慣用句。

(3)元の木工阿弥説
昔、木工兵衛という百姓が、僧侶に献金し、「某阿弥(なにがしのあみ)」という称号をもらったが、周りの人達からは、その称号を呼ばれることもなく、「木工阿弥」等と呼ばれた。
せっかくの買名の苦労がむなしく終わったことから、「元の木阿弥」という言葉が生まれたという説。


「元の木阿弥」を使った例文

「せっかく痩せたのに、休みの間にリバウンドして、元の木阿弥になった」
「失恋から立ち直りかけていたのに、振られた相手にばったり会ってしまい、元の木阿弥になった」