「小倉百人一首」で、「恋」を詠んだ歌と言われているものは、一般的に、43首とされているようだ。足掛け3年に渡って、順不同、気まぐれに、ブログ・カテゴリー「懐かしい小倉百人一首」に、書き留めてきたが、出揃ったところで、整理、まとめてみた。
古い記事を、クリック、クリック・・・・、で、簡単に、こんなまとめ方が出来るのも、デジタルのおかげ、便利な世の中だとつくづく思う。
百人一首で、「恋」を詠んだ歌 43首
歌番号 作者 ブログ記事
03 あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む 柿本人麻呂 ⇨ 2023.11.24
13 筑波嶺の みねより落つ るみなの川 こひぞつもりて 淵となりぬる 陽成院 ⇨ 2023.10.09
14 陸奥の しのぶもぢずり 誰故に 亂れそめにし 我ならなくに 川原左大臣 ⇨ 2022.12.11
18 住の江の 岸によ波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ 藤原敏行朝臣 ⇨ 2021.11.14
19 難波潟 短き芦の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとは 伊勢 ⇨ 2021.12.24
20 わびぬれば 今はた同じ 難波なる 身を尽くしても 逢はむとぞ思ふ 元良親王 ⇨ 2023.10.29
21 今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな 素性法師 ⇨ 2022.11.13
25 名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな 三条右大臣 ⇨ 2021.12.31
27 みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ 中納言兼輔 ⇨ 2022.11.06
30 有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし 壬生忠岑 ⇨ 2021.11.16
38 忘らるる 身をば思はず 近ひてし 人の命の 惜しくもあるかな 右近 ⇨ 2023.11.19
39 浅茅生の 小野の篠原 忍ぶれど あまりてなどか 人の恋しき 参議等 ⇨ 2022.11.24
40 忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで 平兼盛 ⇨ 2023.10.19
41 恋すてふ わが名はまたき 立ちにけり 人しれずこそ 思ひそめしか 壬生忠見 ⇨ 2022.11.09
42 契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波越さじとは 清原元輔 ⇨ 2023.12.06
43 逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり 権中納言敦忠 ⇨ 2021.12.13
44 逢ふことの 絶えてしなくば なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし 中納言朝忠 ⇨ 2023.10.04
45 あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな 謙徳公 ⇨ 2023.12.19
46 由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え 行方も知らぬ 恋の道かな 曽禰好忠 ⇨ 2022.12.25
48 風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな 源重之 ⇨ 2023.11.09
49 みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ 物をこそ思へ 大中臣能宣朝臣 ⇨ 2023.12.11
50 君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな 藤原義孝 ⇨ 2021.11.26
51 かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思いを 藤原実方朝臣 ⇨ 2022.11.30
52 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな 藤原道信朝臣 ⇨ 2021.12.04
53 嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかはする 右大将通綱母 ⇨ 2022.12.06
54 忘れじの 行く末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな 儀同三司母 ⇨ 2023.12.15
56 あらざらむ このよのほかの 思い出に 今ひとたびの 逢うこともがな 和泉式部 ⇨ 2021.11.10
58 有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする 大弐三位 ⇨ 2023.11.04
59 安らはで 寝なましものを 小夜更けて かたぶくまでの 月を見しかな 赤染衛門 ⇨ 2022.12.19
63 今はたた 思ひ絶えなむばかりを 人づてならで いふよしもがな 左京大夫道雅 ⇨ 2023.11.30
65 恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ 相模 ⇨ 2021.12.09
72 音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ 祐子内親王家紀伊 ⇨ 2022.01.03
74 憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを 源俊頼朝臣 ⇨ 2023.11.14
77 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思う 崇徳院 ⇨ 2021.11.05
80 長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れてけさは 物をこそ思へ 待賢門院堀河 ⇨ 2023.10.25
82 思ひわび さても命はあるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり 道因法師 ⇨ 2021.12.17
85 夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 閨のひまさへ つれなかりけり 俊恵法師 ⇨ 2022.01.08
86 嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな 西行法師 ⇨ 2021.12.27
88 難波江の 芦のかりね ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき 皇嘉門院別当 ⇨ 2021.11.30
89 玉の緒よ 絶えなば絶えぬ ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする 式子内親王 ⇨ 2021.11.21
90 見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色はかはらず 殷富門院大輔 ⇨ 2022.11.19
92 わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね かわく間もなし 二条院讃岐 ⇨ 2023.10.15
97 来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ 権中納言定家 ⇨ 2021.12.21
もういくつ寝るとお正月
あの頃は 家族で正月 かるた取り
昭和は遠く なりにけり
(ネットから拝借イラスト)