「迎賓館赤坂離宮」から バスで移動すること 約20分、東京都目黒区下目黒に有る 「目黒雅叙園」に 到着します。
その4 「目黒雅叙園・百段 雛まつり」
「目黒雅叙園」は 結婚式場、ホテル、レストラン等の複合施設ですが 創業者 石川県出身の細川力蔵が 昭和3年 東京芝浦の自宅を改築し 純日本式の料亭「芝浦雅叙園」を 経営したのが始まりだといいます。
その後 東京府荏原郡目黒町下目黒一帯と 岩崎省一邸を入手し 増改築を進めて 昭和6年に 「目黒雅叙園」と名づけた料亭を開業、結婚式場も合わせた施設になっていったということです。
料亭が 結婚式場まで経営したのは 「目黒雅叙園」が 日本で最初なんだそうです。
昭和初期に建設された木造の旧館には ケヤキの板材で造られた「百段階段(実際は 99段)」が有り 階段に沿って7部屋の座敷が残っています。かっての料亭の部屋ですが 古えの香りいっぱい、東京都有形文化財に登録されています。
その百段階段と座敷を舞台に 毎年 「百段 雛まつり」が開催されていますが 今年は 九州7県から参集した 由緒ある雛、豪華な雛が 展示されています。
展示会場は 板材の階段と和室のため 履物を脱いで スリッパで入場します。
展示会場内での 写真撮影は 禁止されています。
展示されているお雛さまは 古くは 江戸時代に作られたものもあるため 暖房は控えているようです。
岩鉱王 岩崎伝右衛門邸を彩る 800体の座敷雛 (福岡県 飯塚市)
人吉球磨の雛 (人吉)
山の神に祈りを込めた 雛山 (宮崎県 綾)
日本三大つるし雛 (柳川市)
柳原白蓮の愛した 有職雛
村岡はな子ゆかりの雛人形
等々・・・。
(参考)
九州のひなまつり
👇
こちら
目黒雅叙園
「目黒川」
桜が咲く頃は 大変な人出になる 人気の花見スポットです。
今回の日帰りバスツアー「日本が誇る美の絶景」、予定通り終わり バスは それぞれの出発地に向かって 走り出しました。
春一番が吹き荒れた1日、寒さより むしろ 急激な気温上昇で 疲れてしまい バス乗車中 帰着するまで ずっと 「舟をこいで」 きました。それにしても 参加者の9割が 中高年の女性、終始おしゃべりも絶えず、その元気さに圧倒された 爺さんでありました。
(おわり)