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Xenos Audio

オーディオと音楽について

CDプレイヤー購入しました(その2)

2006年05月09日 00時15分04秒 | 使用機器
プライマーのホームページから内部画像を引っ張ってきました。



ドライヴメカはDVS社のDSL-710Aというもの。検索してみるとわかりますが、なんのことはないパソコン用のDVD-ROMドライヴです。雑誌では藤岡氏が静音で優秀と書かれていました。CDのトレイの動きの上質感は80,90年代の全盛期が一番平均値が高かったですね。現在良いと感じるのはSONYとACCUPHASEくらいでしょうか。
(私のベストはビクターのトップローディング型の蓋の動きです)
当然、CD31のトレイの動きは上質感のかけらもないです。これが私にとってのCD31の最大のウィークポイントです。


CD31の最大の武器はデザインだと思いますが、DACにも結構物量を投入しています。バーブラウンPCM1704のKグレードを片ch2つ使用しています。4つ横に並んでいるICがそうですね。

PCM1704で調べてみました。
ESOTERICだと製品グレードで使用個数を分けているのが明らかです。
(といっても私は電子回路については全くシロウトなので複数使用にどんな効果があるのか全くわかりませんが…)

・ESOTERIC D-01:片chに8個
・ESOTERIC X-01:片chに4個
・ESOTERIC X-03,UX-1,UX-3:片chに2個

その他WADIA、ACOUSTIC ARTS、SONY、KENWOODなどにも使用実績があります。最近話題になっているらしいインフラノイズのDAC-1もそうですね。

CDプレイヤー購入しました(その1)

2006年05月08日 00時01分22秒 | 使用機器
突然ですが、このたびCDプレイヤーを購入しました。


PRIMARE CD31

・価格は30万円以内に抑えたい
・トレイ型に変えたい(スペース確保のため)
・中古は避けたい(CDPの中古はギャンブルなので)
・デザインをアンプ類に合わせたい

等の選択理由がありました。実際の音質は動機には入っていません。最新型なら15年前に購入した現用CDPより音質は良くなって当然という皮算用です。

で、こうなると機種は
DENSEN,MARANZ,DENON,AUDIO ANALOGUE,そしてPRIMAREくらいしか残らないんですよね。

細かいところは略しますが、最終的にはマランツSA-11S1とプライマーCD31の一騎打ちになりました。
音質的にはマランツの方が良いかもしれません。実際にきちんとした環境で聴いてみたことがあるのでその実力はわかっているつもりです。
それでも何故プライマーにしたかというと…

・SACDに重点を置く気がしない。
・デザインと実使用時の操作性がPRIMAREの方が上である
・マランツはここ1,2年でver2などにモデルチェンジされるだろう

というのが挙げられます。特にデザインに関してマランツは妻からダメだしをされてしまいました。現在のラックスやオーラのような上質なシルバーだときっとOKが出たと思います。

音は関係ないようなことを書きましたけれど軽くなら聴いたことがあります。
”聴感でチューニングした音だけれど基本性能も実は良い”というような印象を受けました。

我が家ではどのように鳴るでしょうか?10日に到着予定です。


TW26K2F導入(おまけ)

2005年07月12日 00時07分41秒 | 使用機器
前回の続きです。TW26K2Fにはメインスピーカーの端子から0.68μFと1オームを介して接続しているのですが、コンデンサについて長い間、右SP側がDymamicapの文字の”D”からの接続、左SP側が”p”からの接続としていたのです。

Dynamicapについては横浜ベイサイドショップのHPに”リード線の短い側、または、ラベルの左側が入側もしくは、プラス側となります。もしも、反対に取付けた場合は、高域がよりソフトになります”なんて記述もありましたから両者を正規の接続にし直してみたんです。

すると驚くべきことに透明感や定位が軒並み向上。不思議なものですね(それとも気のせい?)。

ちなみにメーカーのHPはこちらです。


TW26K2F導入(その4)

2005年06月24日 23時36分54秒 | 使用機器
さて、TW26K2Fのネットワークの話にとりかかります。
ちなみに、インピーダンス特性はこれです。

1.2kHzの急峻な山と5kHzから20kHzにかけての急な上り坂。最初見たときはゲッと思いましたが、よくよく見てみるとグラフの縦軸のメモリが妙に細かかったりします。



これはscanspeakのR2904のグラフにTW26k2Fのインピーダンス特性を赤で書き込んだものです。フリーハンドなので精度が低くて申し訳ないのですが、上のグラフとは様子が全然違うのがわかると思います。scanspeakのグラフに重ねるとほぼフラットなのですね。

前回の話に戻ります。
DavisのHPにあるにある3次フィルタは10μFと3.3μFと0.15mHを使用した3次フィルターです。計算してみると4.8kHzになります。まずこれを試してみることにしました。
当然ですが、XENONとは全く違う高能率。アッテネータは13dBくらい下げないと音になりません。XENONは85dB相当ですから、TW26K2Fの能率はやはり97dB程度ありそうです。音を語るとするならば、見かけよりはずっとナチュラルな感じ。エージングゼロにも拘わらず素材や構造の癖は全く感じません。パルシヴな音にもよく追従します。この時点でC2-12よりも高い可能性を感じました。
ただ、XENONのスーパーハイとしては主張が強すぎて音楽を楽しめません。簡単に表現するならば「繋がってない」状態です。
ここからが棘の道でした…(つづく)

TW26K2F導入(その2)

2005年06月05日 21時43分45秒 | 使用機器

マグネットは直径102mm厚さ18mmの2枚重ねと強力。重量も2.4kgあります。ダイヤフラムは約4.5cmあり、中央には大型のフェイズプラグがあります。フランジ厚は一見8mmに見えますが、実際は4mmのアルミ?と4mmのウレタン?の2枚重ねです。表面を吸音材質にしているのはもちろん反射を嫌ってのことでしょう。見かけはエッジの位置とフラットになっているため違和感はありません。
マグネットが102mmあるにかかわらず、フランジは110×130mmなので取り付け穴の端とフランジの端の間隔が狭いところで2~3mm程度になってしまいます。これはエンクロージャー内の空気が漏れやすいことを意味しており、ウーハーと同一キャビはやめた方が良いでしょうね。

さて、音出しに入ります。
まずはノーマルのXENONに音を重ねます。とりあえずは3次4kHzのフィルタです。これはDAVISのキットに載っていたものと一緒の定数としました。

TW26K2F導入(その1)

2005年05月21日 01時33分46秒 | 使用機器


結局スーパーTWとしてDavis AcousticsのTW26K2Fを導入することにしました。もともとの導入理由というのに”トランジェントの不足”というのがありましたから、恐らく高能率タイプの方が良いだろうという読みと、できるならXENONのMIDとのクロス(1.2kHz<-12dB/oct>)から使えるのが望ましいという2つのポイントがありました。あとXENOS AUDIOのコンセプトとして、少し変わったことをやってみようというのもあったりもします。もちろん音など聴いたことはありませんから、これについてはもうギャンブルになりますけれど。

この機種はヨーロッパでは一本150EURO程度で、まぁ普通の価格帯ですね。日本で買おうとすると横浜ベイサイドショップにて約2倍の値付けがされています。私のメインスピーカーなんかもヨーロッパで2600EURO程度なのに日本の代理店を通すだけで70万円になっていますから珍しいことではないのかも。ただ、150EUROが倍になるのと2600EUROが倍になるのとでは差額が全然違いますから今回は輸入はやめて横浜ベイサイドショップさんを使わせて頂きました。

ちなみに、某有名国内ガレージメーカーさんはこの下位機種のTW26K(ペア280EURO程度)をペア16万円で販売されています。きっと独自のチューンがされている…ということにしておきましょう。ロケットノズルって名前も凄い…

さて、C2-12を押しのけて座ったTW26はこんな感じ。もちろんある程度の大きさは見当がついていたのですが、予想よりもはるかに大きい。滑稽な印象さえうけます(つづく)。

AVD-550SD追試

2005年02月18日 13時21分28秒 | 使用機器
ここ3週間、音楽用にはeAR501を聴いていました。AVD-550SDはもっぱら映画用です。現在の環境では、メインスピーカーをその都度繋ぎ変えなければなりませんが、極端に言えばそれだけのことなので少し我慢すれば可です。
私は操作が面倒なのはあまり好きではないので将来的には収束していき、結局は”音楽も楽しめるホームシアター”という形になっていくような気がします。

AVD-550SDについて若干詳しく書いてみようと思います。前回の記事と重複するところはあります。



・スピーカー端子は画像にあるようにネジ止めタイプです。廉価製品にあるような穴に突っ込むタイプではありませんが、アンプがスリムタイプであることから端子間は極めて狭く、バナナプラグ(使用可)を使うでもしない限りは極細ケーブルしか使えないということに変わりはありません。

・電源ケーブルは直出しタイプで、細いものです。マニア的には交換してみたい部分であるので改善を望みたいところです。

・リモコンは大型で使用感は悪くありません。日本語がないので変な安物感もなく、価格的には良質と思います。

・バイアンプが可能です。本体にある「5CH/6CH STEREO」という意味不明な名前のボタンを押下することで、サラウンドLからはフロントLが、サラウンドRからはフロントRが出力されます。私のスピーカーは今のところバイワイアリング不可なので試してはいませんが。

・筐体はペラペラ、ボコボコです。特に天板は酷い出来です。

・結構熱くなります。天板の強度の問題もあり上にコンポを置くのは止めた方が良いでしょう。

・ドルビーヘッドフォンは楽しく聴けます。私はヘッドフォンでは音楽も映画もあまり楽しめないので愛用はしていませんが。AKGの高インピーダンスのものを使いましたが、まぁ不満のない音量は出ていると思います。

・入力の切り替えでは内部のリレーがカチャカチャといいます。私はこの音が嫌いではないので気にはなりません。ソフトを楽しんでいる時などに不快な切り替え音や意表をついたノイズが出ることは今のところ一度もありません。

※以下は音質です。

・サラウンドの性能については、私自身の経験値が低いのでコメントに自信がありません。ただ、DENONオリジナルのサラウンドモードは全てオモチャレベルで使用に耐えませんでした。
あと、2CHソースをサラウンド化するNEO6が意外に良くて驚きました。

・私のシステムでは周波数バランス的に少しいじりたくなりました。DIRECTを解除してトーンコントロールでBASSを+2、TREBLEを-2にした方が聴感上は良好です。

・解像度と鮮度感を感じさせる音色は変わらず。低域の力感も魅力的です。購入当初に感じた若干の音離れの悪さも2ヶ月の使用で低減しました。デジタル接続とアナログ接続は思ったよりも違いは出ませんでした。

・前回記事にしたコトヴェールですが、eAR501に対しては効果は微妙。一方、550SDについては概ね良好でした。奥行きと品位が向上するように聴こえます。
ただ、コトヴェールは壁コンに直結させて全機種用に使うと音がなまるように思います。一機種一機種で試しながら使うのが正解のようです。

・周波数バランスを調整し、コトヴェールをかませたAVD-550Dは黙って聴かせればこの価格とは思えない高性能であると断言できます。私は10万円台のアナログプリメインを2台使ったことがありますが、正直完敗と思いました。
(ただし、eAR501には及ばない印象です。実在感と再生空間の広さにおいて差があります)

総評としては「投資に十分に見合った性能が期待できる機種」といえます。同一ジャンルでは(評価の高い?)SA-XR70などと迷うでしょうね。
ステレオパワーアンプとして選ぶのもそんなに酷い選択とは思わないですが、ARフリークの私としては499USDのeAR202は是非視野に入れて欲しいと思います。

eAR501導入(その9:最終回)

2005年02月09日 05時32分02秒 | 使用機器


A級アンプよりクオリティーが高く、D級アンプより効率が良いと謳うこのグラフを頭から信じるほど単純ではないつもりなのですが…

eAR501を約2週間使い込んでみた印象はというと、とにかく「買って良かった」の一言です。
おさらいとして再度長所を列挙してみます。

・巧みにダンプされている筐体
・美しい仕上げ
・使いやすいSP端子
・電源のON/OFFで厭なノイズが出ない
・残留ノイズが極小
・全くといっていいほど発熱しない
・価格を超えた音質

音質はというと”ニュートラル”な印象は変わっていません。
解像度、音場、帯域、ダイナミックレンジ等様々な要素をそつなくこなすといった印象です。ただし、一聴して”ハイスピードな音”とか”解像度が高い音”とかいうような評価は出てこなくて、むしろ自然。音色にもこれといった個性というものは感じられません。前段の特徴がよく出るタイプのパワーアンプだと思います。あえて欠点を挙げるとすれば低域の力感のようなものが不足している気がしますが、軽やかという表現もできます。

JEFFのMODEL201はオーディオショーでしか聴いたことはありませんが、恐らく全然違う音でしょうね。JEFFの方はやはり独特の品位の高さを感じさせる音のように思います。

JEFFより良いなんてことはないでしょうが、音質だけとってみても価格を忘れる高性能だということは断言できます。これより音質の良いアンプはもちろんあるでしょうが、これよりCPの優れたアンプは思いつきません。「プアマンズmodel201」と呼んでしまっても良いでしょう。

気になるのはeAR202と1001、それから1001のULTRAバージョンです。もしこれからeARシリーズを購入しようという方には私は202や1001を薦めます。202はまず異常ともいえる位安いですし、2台購入してバイアンプというのも面白そう。1001は501よりペアで200ドル高いだけですし、501の出来からすると多分外すことはないでしょうから。

今後ユーザーは増えていくでしょうか。私の絶賛記事を信用して、もし購入後に後悔されたら本当にごめんなさい。しかし、もし結果が良ければご一報下さると嬉しいです。

近い将来、同社のプリ又はサラウンドプロセッサを購入することになると思います。特定のメーカーに入れ込むのは元来あまり好きではありませんが、なんだか少しAcoustic Reality社に嵌ってしまったような気がしています。






eAR501導入(その8)

2005年02月05日 00時10分37秒 | 使用機器


<Acoustic Reality 個人輸入の手順>

eARシリーズの購入の手順は1つではないのですが、ここでは私の行った方法についてまとめてみようと思います。

A.メーカーに問い合わせする。この際、Web上のフォームの送信とメールの送信の両方を行う。javascriptをONしておくこと。メールの送信の際に住所と電話番号を記しておけばそこに製品を送ってくれることになる。

私の場合、メール本文の最後にこう記しました(もちろん仮名仮住所です)。

> *** Shinji Yoshida ***
> Hirayama-sou (201goushitu)
>  1-4-3 ,Nakanoshima,
>  Tama-ku,Kawasaki-si, Kanagawa, 216-0043 Japan
>  Telephone/Fax 81-049-936-3214

B.メールのやり取りをして製品を決定する。支払方法も決定して伝える。
(以下はESCROW.COMの使用例について)

C.ESCROW.COMにサインインしておく。
アドレス等は上記メールと合わせておいた方が良い。

D.ESCROWの手続きはメーカーが開始してくれる。手続きの流れについてはESCROWのWEBでもわかるがメールでも随時報告が来る。

E.キャッシュカードによる支払いの手続きを行う。最後にESCROWからメールで送られてくる本人認証用のA4の用紙にカードの表裏を写し、FAXしなければならない。
国際電話によるFAXは0033-010-1-949-790-5801(NTT経由)で届く。
※その後、日本のカード会社から確認の電話がありました。詐欺が多いので本人確認が入るのでしょうね。

F.メーカーがDHLを使用して製品を送る。番号が通知されるので輸送の状況がわかる。

G.製品を受け取ったら(製品受け取り時に消費税の徴収があるかも)ESCROWのWEBでそれを通知する。

私の場合、CとDの間が1ヶ月近くかかったのでかなり不安でしたが、その他の流れは非常にスムーズで、結果的には随分簡単で安心できるものでした。

さて、次は漸く最終回です。

eAR501導入(その7)

2005年02月03日 13時00分58秒 | 使用機器
実際に電源ケーブルをアンプのインレットに差し込んでみました。スッと入って、少し強い抵抗のあるところで力を入れると「スチャ」と言う感じではまります。相性はBESTではないにせよ、悪くはないです。ちなみに昔のFURUTECHのIECコネクタなんかはグラグラになって抜けやすく最悪で、実は一番良いのが安物のゴム製でした。



裏板はこんな感じです。

音質はというと、余計な音が減り静かな感じになりました。滑らかで密度が濃い印象になります。まぁ、そんなに大した違いではありません。

ところでその後、といっても2日後ですが私はあるアイディアを実行することにしました。



C-037の実際のねじ止め部分が結構穴が大きく、それぞれの極に2mm単線2本が突っ込める大きさだったのです。

で、私はあくる日、仕事帰りに新宿に寄り、ヨ○バシカメラで店員さんに尋ねました。
「展示してあるプラグを手にとって見たいのですが。」
「くっついているのでできません。」
「芯線をねじ止めする穴の大きさってわかります?」
「すいません。わかりません。」
「そうですか。じゃ、P-037下さい。」

私としてはC-037にP-037を組み合わせたのではあまりに芸がない、というかひねくれものの血が許さないので、プラグにはFURUTECHとかWattagateとか他社のものを使ってみたかったのです。
しかし、穴の大きさがわからないのではどうしようもありません。ネットで調べればある程度はわかるのですが、面倒だったので冒険をやめてP-037にしました。(後に調べてみたところ、FURUTECHは平気そうでした)

それにしてもオヤイデのものに限らず、プラグはどれも玩具のように安っぽく、非常に高い買い物をする気がします。せめて半額くらいになれば良いのに。ならないなら仕上げを考えて欲しいものです。

オヤイデのプラグに限って言えばネジを締めた時の剛性感は素晴らしかったです。ただ、外側の半透明のプラスチックの質感に向上を望みたいのと、あと型番の銀色のシール(はがれやすい)は必要なのかななんて思います。

で、アイディアはというと、何のことはない”二股ケーブル”です。プラグとコンセント穴を1つずつ節約できる優れもの。ちょっと考えてみてもデメリットは全くありません。



音質に違いがあるとすればAETとOYAIDEのプラグの差になるのかな?
そんな微妙なものはとりあえずノーコメントということで

※eAR501導入編はあと2回で完結の予定です。
・購入方法のまとめ
・製品の総評