インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

高速道路株式会社との協定

2008年12月01日 | 記事
11月26日から、中日本高速道路(株)と横浜市青葉区が締結した協定に基づき、
引きこもりの若者、精神に障害のある人が、会社の持つ土地の除草業務を
やるという報道があった。

高速道路といえば行政改革の中で何かと話題にされるが、
面白いところに目をつけたと思う。
せっかくだからただ草を抜くんじゃなく、
緑化とか花を植えるところまでいけば、
目にする市民も楽しめることだろう。
ただでさえ道路は排気ガスを出すのだし。

企業側には、このように出せる仕事は多くある。
ただ、問題は、支援する団体に企業と対等にやれる力が不足すること。
それを、初めは上記のように行政が仲介し協定を代行するのだが、
このようなやり方は時間がたってくると
うまくいかなくなるケースが多い。
その前に、支援団体の力を伸ばすのか、
あるいは中間支援のNPOなどを入れるかという方法がある。
行政はそこまで考える必要があるだろう。

いずれにしても、いい事例だ。
もっと増えてほしい。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お掃除 (某土木勤務Y)
2008-12-05 23:07:29
父がお世話になった某土木勤務のYです。
うちの土木でも、公園のお掃除を障害者施設(精神障害関連)にお願いしてますよ。

公園の掃除って基本的に行政ではなく地元(公園愛護会)にお願いしているのですが、大きい公園だと地元でも手に負えなかったりするんですね。地元も昔と違って団結力が減って、公園の清掃に参加する人が減ったりもしているし。

そういう中で行政も予算が厳しい・・ってことから、障害者団体とコネがあった職員がそういう仲立ちをして、落ち葉の多い季節のみ、ってことで実現したんですけどねー。さらには隣接のN区でも実例があったので導入しやすかったです(ああ、前例主義なお役所、ですな)

確かに今回のケースは職員のコネで実現した話、また相手も色々複雑な方なだけに市全体に広げたい、という意向があるかもよく分からず、またこの職員がいなくなっても継続的に行うかは不明(来年度も続けるのか不明)と江原さんが指摘している通り「うまくいかなくなるケース」かも、とちょっとドキっとしました。

うまくいくよう、全庁的になるような働きかけていくことも考えようかしら・・・?
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