報道特集で小学生俳人の特集。いじめから不登校になり、最近通えてはいるが個別授業。俳句を授業の題材にした三重の小学校に招かれ、久々に集団に溶け込み涙を流す。彼は幸いチャンスを得たが、現実にはチャンスのないこども達が大勢苦しむ。その境遇を作っているのも我々の社会に他ならない。
小学生俳人の瑞々しい俳句は素晴らしかったし、三重で楽しい経験を得た。でも彼の辛い状況は変わらない。自らそんな境遇を好むならよいがそうではない。ならば、彼を孤独にしているのは学校。学校も彼のことを考えて個別授業の場を設けているのだろう。だがそれでよいのか?
ある人が集団または社会に溶け込めなかった時、社会はその人を気遣って一人の場を設定する。それでいいのか?彼は決して一人の場を望んでいるわけではないのに。また、残りの集団は、今後も、溶け込めない人が出た時、その人はまた集団から離せばいいという考え方になるだろう。それでいいのか?
横浜市社会福祉士会主催のコミュニティソーシャルワーク実践講座に主催側として参加。前回、受講者は班に分かれて住民にインタビューしており、今回はその報告。地域のあり方や歴史が垣間見られ非常に面白い。インタビューの内容はSCATという質的研究の手法によりまとめる。成果が楽しみ。
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