インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

チャレンジカンパニー

2006年03月22日 | 記事
3月11日から、ある募集を行っている。その名もチャレンジカンパニー。

横浜市が所有する建物を、障害者雇用を条件に有償貸付しますというもの。
(詳細はこちら

ここに事業所が入ると、一気に数十人の障害者雇用が創出されることになる。
公有財産を、目的外使用として福祉のため無償貸付することはよくあるが、このように普通財産として障害者雇用に活用するというのは例がないだろう。
市としても、年間数百万の歳入が見込まれる。今、この歳入を、就労支援施策に生かすべく検討している。

事業者の募集は4月10日まで。年度第1四半期くらいに開所できるといいなと思っている。

訓練機関の修了式に出席

2006年03月22日 | 記事
3月15日、神奈川能力開発センターの修了式に、上司の代理で出席。
ここは、知的障害者のための訓練機関で、通勤寮で生活しながら、2年間で職業訓練を受けるところである。場所は伊勢原駅から車で10分の、非常にのどかなところ。
この日は雲ひとつない快晴だった。

式は、普通の学校の卒業式のような厳かな雰囲気。
若者たちの誇らしげな顔を見て、こちらも嬉しくなる。

所長の話によると、このセンターの訓練課程は、電気・機械の組み立てなど技術的な内容だったが、近年は大半が、サービス業に就職。
これに合わせ、訓練内容も変えるとのことだった。

神奈川県雇用対策課の職員や企業の社長さんも来賓としていらしており、式の後は談笑。
最近、福祉、労働、教育、企業のジャンルを越えた人事交流が進んでいる。あなたもどう?なんて冗談で誘われたりした。
センターの親の会の方とも意見交換をした。余暇が課題とおっしゃっていた。

その後、近くの七沢学園という授産施設に行く。
福祉施設ではあるが、明確に就労支援を行っており、その担当者と意見交換。
この担当者は、先日のジョブコーチネットワーク会議でお会いした方。
そして、この同僚も、数年前にお会いした方だった。
ここの上司からは、高次脳機能障害の方の就労支援をこれからは取り上げていきたいのでよろしくと話があった。

さらに、そこへ、先ほどセンターでも卒業生として来ていた男性が現れる。
聞くと、昨年度に横浜市が行ったホームヘルパー3級研修の受講生だった。
現在求職中とのことで、いろいろ話をしながら横浜に帰った。