「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

東京博物館、運慶

2017-11-23 21:54:26 | 見仏(特別展)
人が多い。入場制限がかかり1時間待ち。
小耳に挟んだところ、このイベントが昨日のテレビで
出ていたかもしれないということで、更に人が多かったのかもしれない。
11時半すぎに行列待ちに並び、観賞を終わったら15時前になっていた。
ほぼ一度も座らず、立つか歩くかで、こんなに時間がたつなんて・・・。
定年退職したくらいの人が平日でなく、
なぜこの混んでいるだろう休日に見に来るかという疑問。
・・・・そんなこと言ったら怒られるけど。

監視員どおしの何気ない会話が耳に入ってきた。
ワインレッドのダウンのお客、出たみたいですよ。
・・・蹴り飛ばしていた。・・・
何か問題でもあったのだろう。
問題が起きそうなくらい入場制限するし、いらいらも
つのるであろう。


今回の目玉はなんといっても、円成寺の大日如来。
運慶のデビュー作とも言われる。
普段はガラスケース越しの拝観なので、
仏像と同じ空気を吸える空間で親近感がある。
背中のほうを見ると、背中の上方が猫背になっていることがわかる。
顔は思いのほか平ぺったい。鼻も低い。
金はあいかわらずはげたまま。
手を加えないそのまんまというところに意味もあると思う。
見栄えよいように、塗りなおしたりすると、
仏像によっては、価値が下がる。

神奈川の浄楽寺から、阿弥陀三尊。
なかなかの仏。見た記憶はなかった。

静岡のほうのお寺から地蔵菩薩。かなりリアル。
ぎょくがんのインパクトは大きい。

静岡の毘沙門天。小柄ながら、肌つやよく、
かわいいという声も聞こえてきた。
京都の鞍馬寺の毘沙門天も思い起こさせる。

興福寺の四天王、どれが誰だかよくわからない。
毘沙門天(多聞天) だけわかる。

四天王といえば、 興福寺の南円堂の四天王のインパクトが大きい。
二体は、顔の表情がはんぱなく怖い。悪魔的。
残り二体はアニメの両津のようなごついおっちゃんの表情。
多聞天は、宝塔を見上げる変わったスタイル。

もう少しゆったりと見たい状況ではあったが、
これもいたしかたない。
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