今日はいい馬に乗せていただきました。
相棒はトニックです。
馬房に迎えに行くと、ツメが大変なことになっています。
この子はジャンプしている馬というイメージがあったのですが、このツメのせいで馬場に出てきたのかな?
どうも指導員さんに伺ったら、馬齢20歳の大ベテランだけど、障害前で立ち止まるようになってしまい馬場に転向してきたとのこと。
この子は前に一度乗せていただいています(
7月16日)。
そのときには、「ここ最近で一番いい」騎乗だったとのコメントを指導員さんから頂いていますし、今日はワクワクしながら騎乗しました。
馬装を終了して待機中にハミ受けするようおまじないを。
おまじないというのは頭絡装着後に銜リングを引っ張って、顎を引かせる・・・そして顎を譲ったらその位置で我慢させる。我慢している限り銜リングは引っ張りません。我慢しきれずに顎を前に出そうとしたら銜リングを引っ張って顎を再び収めさせる・・・譲ってくれているうちは、首をポンポンと叩いて褒めてあげる・・・
これの繰り返し。
銜リングを引っ張られて譲ると&その譲った位置を維持すると褒められる・・・ということを馬に覚えてもらいたくて、毎度の騎乗前にこのおまじないをやっています。
この子は銜リングを引いた瞬間、スッと譲ってくれます。
やはりハミ受けはよく調教されているようです。
レッスン。
指導員さんから拍車&調鞭を没収されました。
最近この子はソワソワしているから・・・一応拍車&調鞭不要・・・のようです。
これだけよく銜を受けてくれそうな子ですから、折返しも要らない・・・と思ったのですが、念のため使用するように・・・とのこと。
馬場に引っ張り出すと、例により手綱をダランダランにして蹄蹟を2~3周。
フラットワークではツイツイすぐに運動させたくなりますが、ハミ受けをしやすくするために首を下の伸ばさせて歩かせてあげます。
まず、外方手綱を握る肘をお腹につけて外方拳を握り、手綱と顎との距離を確定させます・・・そして内方姿勢を取らせて&内方拳を握りますと・・・「ホイ!」と顎を譲ってくれます。
最近、フラットワークでは軽速歩しかやりませんが、軽速歩で左右ともに銜を受けて&顎を譲ってくれるのを確認!
レッスンでは速歩・常歩・停止を織り交ぜた運動移行を。
速歩から常歩&停止&停止から速歩発進を繰り返していて気がついたのですが、右手前のときは譲ってくれる顎が前に逃げられることもないのですが、左手前ではしばらく運動していると顎が前に逃げられてしまう・・・
何で左だけ?
右手前のときは大丈夫。
色々試行錯誤していたら・・・
左手前で外方を張る右拳を自分が「適当」と思う握力以上の力で握ってみたら、顎が逃げられません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
どうも今まで、自分は弱い握力で手綱を握っていたようです。
強い握力で握って外方手綱をより強い「カベ」にしてあげることで、顎が逃げられなくなるようです。
レッスンの内容である運動移行はこの子はよく心得ていて、乗り役自身が動かなくなればスッと運動を変えてくれます。
停止しても、乗り役が手綱を弛めなければ、顎の譲りをそのままにしてくれます。
「う~ん、流石
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」
さて、今日は駈歩で少々躓きました。
左駈歩からスタート・・・
すると、この子の駈歩のダイナミックなこと!
頭・首を大きくゆすって駈歩します。
すると、外方手綱が微妙に外れてしまうのでしょう・・・駈歩がバタついてしまいます。
バタつかれると、拳をチョイチョイっと引いてこの子とのコンタクトを再度取り直して纏めなおす・・・の繰り返し。
右も一緒です。
ものすごくダイナミック。
ダイナミックな分、外方が外れてしまうとバタつき方も大きい
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駈歩での「外方の受け」が大きな課題として残りました。
指導員さんからも、
「駈歩での外方の受けが外れている」
・・・と指摘されました。
「内方姿勢が強過ぎて、かえって外方銜が外れている」
「直線では内方姿勢をそんなにとらなくて大丈夫」
とも。
反省★
駈歩の後は、速歩での中央線進入を繰り返し。
内方姿勢を取らせたときは、内方拳を少々上に上げますが、チャンとあがっているか確認していただきました。
すると、私は右手前から中央線に進入するときの内方となる右拳の上がりはOK。
でも左手前から進入するときの内方となる左拳は、上がりが足りない・・・ようです。
指導員さんに指摘されて矯正しました。
中央線に回転すると、姿勢を左右入れ替えますが、その入替のときも顎の譲りをキチンとしていただけました!
速歩での顎の譲りはピカイチです♪
さて、今日はハミ受けと並んでテーマにしたのが右への体の偏りの矯正です。
右鐙を外して騎乗しました。自分はどれだけ右鐙に頼って騎乗しているのか?
するとどうでしょう?たまに右鐙を履くと・・・自分が何か馬を操作しようとすると、ものすごい力で右鐙を踏みしめるではありませんか!!
右への偏りは・・・確かにあるようです。それを実感できました。
騎乗後の指導員さんからのコメント。
「顎の位置は今日のあの感じで大丈夫です。」
「今日のハミ受けは上手でしたよ。」
(
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でもこれは、私じゃなくこの子が上手なんです♪)
「たまに外方手綱がコンタクトを失うことがあるので、注意しましょう。」
「(右鐙を外していたので)いつもはある、体の片方への傾きが今日はありませんでした。」
「馬を操作しようとするときの上半身の動きが小さくなってきました。」
(
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毎回騎乗前に、体をストレッチして解しているのが効いてきたようです♪)
「隅角を通過するときに、左右の拳で馬の頭を振り回すように回転していますが、内方拳だけの小さい動きで回転できるようにしましょう。」
今日は非常にいい馬にハミ受けと騎乗の際の重心の取り方を教えてもらいました♪
明日の騎乗が楽しみです