社会人コーチ

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意欲の共創

2012-09-27 16:37:56 | Weblog
最近多くの組織で課題として管理者育成のお話をよく聴きます。
次世代のトップ育成です。

そのときのセリフは多くの場合
「質の向上が感じられない」というものです。

質の向上は「行動の変化」を意味しています。
そしてそれは「意識の変化」が起こす変化です。
意識は「体験からの省察」で変わると言われています。
「もっとこんな人間になろう」と言う「意識の芽生え」が
新たな行動を生むということでしょうか。

こう考えると「人間観の変容」が行動を変える
といって良いのかもしれません。

先人は「人間観は読書で変わる」と教えています。
確かにそういうことはあるのだろうと思います。
が、体験的に、成長しよう、変化しよう、新たな行動をしようという意欲が
大事ではないかと、最近、考えています。

私自身が、あるチーム体験で、
これまでにない最高のモチベーションを感じました。
そして、その体験を振り返って、
最高のモチベーションは、強い成長意欲は、
一人個人の中では生まれないのではないか、
人と一緒でないと生まれないのではないか
と言うひらめきを得ました。

アルフレッド・アドラーは
「問題な個人が持っているのではなく、
対人関係の中に生まれる」といっています。
これと同じようの成長への意欲も
人と人の間に生まれる、
共創されるのではないかと考えたのです。
チームの活動で人の主体性を高める、
大事なことかもしれません。