1050話)カササギの森の谷向こう(2)

谷をはさんで見るだけでは、うっすらと緑になってきた程度ですが、そばによると前回みていただいたように、木がかなり育ってきています。マツも2mを超すものがでてきています。

これくらいまで育ってきたときに、ちょくちょく出てくるのがこの問題です。今年の夏ごろまで勢いよく育っていたマツが突然、葉っぱを真っ赤にして枯れてしまいます。ネズミの仕業です。元のところで根を食いちぎってしまうのです。ちょうど拳をにぎったように、根がなくなってしまいますので、木は枯れるしかありません。


いまのところ、枯れているのはこの1本でしたが、いくらか被害が広がるかもしれません。以前、霊丘県の鍋帽山ではかなり被害が広がりました。ここまでにかかった年月を考えると、ほんとに悔しいのです。でも、これからさらに木が育ってくると、枯れたことがほとんど気にならなくなるのも、私たちが経験してきたことです。

捜すまでもなく、ネズミがもぐった巣穴がありました。


これはバラの一種で黄棘梅といいます。キバナハマナスという和名があるようですが、ハマナスそのものではないようです。とてもきれいな黄色い花を咲かせます。いまは実がぎっしり。


ここでもリンドウが咲いていました。ことしはこれまで雨がなかったために、背丈がほんとに低いのです。
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