1055話)枝垂れニレ

以前の私たちの協力拠点、環境林センターが大同市によって、口泉植物園に生まれかわりました。9月4日の午後、行ってみました。全体的な話はまたにして、管理棟の中庭に植えてあった枝垂れニレの写真をみてもらいましょう。

ほんとうは4本あったのですが、いまは3本です。切り株はありませんので、園内のどこかにシンボルツリーとして植えられているのでしょう。それだけの風格がでてきました。

1995年にここを建設すると同時に若い苗木が植えられたのです。それから20年です。そして、この枝垂れニレは大きな役割を果たしました。ニレの木はほんとに速く育ちます。地上2mくらいのふとさが2~3cmになったころ、そこにこの枝垂れニレを接ぎ木するのです。接ぎ穂をとる母木にこの枝垂れニレがなりました。

技術者の老王は接ぎ木の名人だったので、時期になると毎日、接ぎ木をしていました。高いところに接ぐので脚立に乗ってです。ものすごい数の苗木をつくり、それが旧センターの稼ぎ頭になっていたのです。それがさらに白兎苗圃、現センターへと受け継がれています。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 1054話)スズ... 1056話)いま... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。