1057話）あやうくセーフ！

9月7日の朝の飛行機で北京に発つので、荷物を整理してロビーに下りたら、王萍さんだけがいて、「高見さん、どうしたんですか？こんなに早く」という。早いつもりはないんだけどな？

全員がマイクロバスに乗り、出発したが、そのとたんに交通渋滞にまきこまれた。ちょっといやな感じ。半分くらいきたところで、同乗の李海静に「出発は何時かな？」ときいたら、「9時20分か30分です」という。そんなはずはない。「CA1120で検索してみて」といったら、スマホを操作し、「たいへんです。8時50分です」という。運転手は突然、飛ばしはじめた。

車のなかで小李が全員のパスポートを集め、車が停まると同時にチェックインカウンターにかけだした。私たちは荷物を引いてそれを追う。着いたときは、カウンター閉鎖の6分前。

それで終わらなかった。セキュリティチェックを終えたところで、大同事務所の人たちが大声で私を呼ぶ。ほかに2人も。預けたスーツケースのなかに予備のコンデジがあり、そのリチウムバッテリーを手持ちにしないといけないのだと。ほかの2人は携帯電話がはいっていた。

日本の航空会社でもリチウムバッテリーの取り扱いが厳重になっている。みなさんもご注意を！