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信頼と丸投げは違うと思っている

写真は焼津市内の寺院位牌堂天井。

現在改修中。塗装職人が丁寧に塗装作業中。天井エアコンの木枠は新規交換した。

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正直に書くとおそらく花沢の里の法華寺修理工事あたりから自分自身の価値観というか現場管理者としての姿勢がはっきりしたように思う。

正確には監修や技術指導の先生方や一緒に仕事をした大工職人から学んだというべきで、その経験が今も現場で活かされている。

 

ありきたりなことを書くが、信頼と丸投げは違う。

元請というのは、その工事のすべての責任を負う。

しかし、元請がすべての工事を行うわけではない。他の業者に指示して作業してもらう事の方がよほど多い。

(設計や大工工事以外は外注)

 

例えば板金工事とか塗装工事等で何か不具合が発生した場合、その責任がまず問われるのは、元請である。

きちんと現場管理したのかという点において、発注者から厳しい声を頂いても致し方がない。

 

だから元請は、厳しい目で現場を管理しなければならないし、厳しいことをいう権利がある。

もちろん信用しているからこそ依頼するわけであり、助言を求めることもあるし、逆にこちらの提案に対して反論してもらえるような関係も大事だと思う。

しかし、どっか厳しい目がなければならないと思っている。

ギスギスした雰囲気も良くないが、この現場の管理者は煩いと思ってもらうくらいでちょうど良い気がする。

 

だから信頼は良いが丸投げはダメ。

加えて、丸投げしておいて、何かあった後で責任逃れをするのはもっとダメではないかと思うのだ。

 

そうなるとほぼ毎日現場に足を運ぶことになる。

単に足を運べばよいわけではない。様々なところに目を光らせ、少しでもおかしいなと思えば躊躇わず作業者に声をかける。それが仕事だと思う。

(お茶を飲みに足を運んだわけではないのだから)

 

そうなると必然的に事務所での作業は当然滞りがちになるのだが、今の現場で何かあり、それを何とかするために手戻り作業となればもっと滞ることを経験から知っている。

一日にできること、作業量は限界があるのだけど、マルワ建工という会社や伊藤貴広という個人に対して期待を込めて、非常に重要な仕事を依頼してくださった発注者に対して、今この瞬間の現場の状況を大事にしなければ、明日はないような気がしている。

 

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