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お盆休みも終わり

しばらくブログを書く余裕がありませんでした。
インスタグラムは少しずつ更新はしていたのですが、腰を据えてブログを書くとなるといろいろ気持ちが整わないと難しいものだなとあらためて思った次第です。

高徳寺様の位牌堂は、6月末に完成し、新しい位牌堂でお盆を迎えることができました。
ご住職様や檀家の皆様に喜んで頂き、心からうれしく思います。

5月に建て方を行った新築住宅も契約通り、7月末に引き渡しを終えることができました。
正直に言えば、間に合わないかもしれないと思うほど厳しい工期ではありましたが、間に合ってよかったです。

花沢の法華寺については、修理保存監修の村田先生の指示に従い、設計監理の倉田さんと相談したり、澁谷工務店と連携というより、助けてもらいながら作業を進めています。
解体しつつ調査も行うという感じで普段の仕事とは全く異なるペースで作業が進みます。

木工事については、村田先生の紹介で滋賀の橋本工務店の橋本棟梁から技術指導も受けています。
滋賀では大変有名な社寺建築・文化財保存修理を手掛けている工務店です。

マルワに協力してくれている静岡市の澁谷工務店は、私からすればすでに十分な技量を持っている工務店ですが、橋本工務店から技術的指導を頂けるというのはありがたい機会と受け止めてくれています。
私も同じ気持ちです。

いろいろな方と相談したり、専門家からご指導を頂きながら現場管理を行うというのはやりがいがあります。
死ぬ気で現場管理して、ご住職様や檀家の皆様の期待に応えなければならない、その一念です。

私としては、静岡県内のこういった歴史的価値がある建物は、県内の大工職人が手掛けるというのが望ましい形と考えていますし、地元の大工さんたちが経験を積んで、またそれを次世代に伝えていくということを途絶えさせてはいけないと思っています。
一度途絶えると復活させることは容易ではありません。
人はスマホやPCのように簡単に同期することもデータをインストールすることもできないのです。

法華寺本堂工事を通じて、これから若い大工さんたちが歴史的建造物の修理保存について経験をたくさん積み、それを次に活かしてもらえる流れというかお手伝いをさせて頂くのが私の役割ではないかと思っています。
もちろん経験を積むのが主ではなく、無事しっかりと工事を終えることが最大の目的です。

これから村田先生以外にもいろいろな専門家が現場を検査する機会も増えます。
そういった方々からの厳しい検査もクリアし、きちんと修理できていると認めてもらうよう現場を管理していきたいです。

工事内容については、仁王門付近に掲示板を設け、工事写真を紹介しています。
写真の定期的な交換は地味作業ですが、檀家の皆様に工事状況をお伝えすることは重要と考えています。



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