趣味の園芸

庭で育てている季節の草花や庭木、蘭など

富貴蘭2点と長生蘭1点

2014-02-28 | ふうらん、富貴蘭
、     
  
              今回ブログに掲載した富貴蘭2点と長生蘭1点は、いずれも30年前から
         私の棚にもある普及品だが、この季節外れの時期に無加温で栽培したと
         いう蘭にしては葉の紺性がよく、皺もよらず、美術品と言ってもよいくらい
         美しく、しかも思ったよりも値段がやすかったので、手に入れた。
         先日来最低温度が5℃以上で暖かいため、しばらく化粧鉢で鑑賞したい。   
 
 
   

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                            <駿河覆輪> するがふくりん。
                                   その銘のとおり駿河国の産。地の紺性がよく、天冴えの白覆輪とのコントラストもよい。
                                   子吹きのよい品種で、ボリュームもあり鑑賞価値が高く、入門品種として最適である。
                                   本種の白覆輪が黄覆輪に変化すると「紫宸殿」となる。
   

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                            <御城覆輪> ごじょうふくりん。
                                   伊勢松阪城の石垣で、文久年間(1861~1864)に発券された古い品種である。
                                   その当時は片覆輪であったため、「正宗」と呼称されていたが、その後、
                                   完全な覆輪に完成し「御城覆輪」と改名された。
                                   美しい品種であるが数が多く、入門品種となっている。
                                   天冴えの白覆輪で、葉肉は厚いが葉先がとがる。
                                   本種が黄覆輪に変化すると「天恵覆輪」となる。

                      
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                                        <駿河覆輪> と <御城覆輪>を並べて撮影。

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                        長生蘭<真鶴> まなづる。
                                照り葉に白中透けを現す大型種。明治時代以来の古い品種。
                                気品ある姿から古今の高級品種とされてきたが、近年では
                                繁殖の良さもあって鉢数が増え、中級品種として流通する。て     

   
  



   
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