
<マツバラン=松葉蘭>
ランの名はつくが蘭ではない。原始的なシダ類。 それも半端でない古さ。 4億年前の古生代に出現した。
世界の熱帯・亜熱帯に分布するが、わずか1属2種が知られているだけだ。日本に自生するのはその1種。
形態が非常に珍奇な植物で、根や葉に相当するものがなく、花は咲かない。
栽培は江戸中期にはじまり、天保7年(1836)に出た「松葉蘭譜」に122品種についての解説がある。
古典園芸植物 とは、マニアによって伝承されてきた日本古来特産の植物で、その範囲には富貴蘭、長生蘭、
松葉蘭(マツバラン)、南天(ナンテン)などに春蘭・寒蘭などを加えたものである。




松葉蘭<錦玉>

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松葉蘭<駿河ノ舞>

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上3枚の写真は前記の<錦玉>の胞子が落ちて生じた子苗か。
わざわざキンモクセイの根元に植えた覚えはまったくない。

花を愛でるのもいいものですが、珍しい品種を守り育てるのもいいですね。
さぞ、栽培も難しいのでしょうね。
先日はたいへんお世話になりました。
ポピュラーなシャンソンを何曲も聞くことが
できて、楽しい時間を過ごすことができました。
松葉蘭は非常に珍しい植物です。
その栽培はたいへん難しいという人もいますが、
ほかの園芸植物にくらべ、むしろやさしいと
私は思いますが。
適度の光線、水分、それに加えて風通し
さえよければ、だれでも育てられるでしょう。
塩分を極端に嫌うので、汗ばんだ手で
触るのは禁物です。
茎だけの植物なんですね。
枝ぶりや模様に特徴があるんですか。
花言葉は「喜び、輝き」なるほど・・・。
また松葉蘭を覚えました。
きちっと手入れされ、いつも感心しています。
花も咲かない松葉蘭にも花言葉があるのですか。
松葉蘭の葉は退化して茎と枝の特徴を芸と呼んで、
鑑賞しているのですが、その芸には
「棒」 「髭」「縮緬」 「柳」 「角」 などたくさんあります。
芸のこまやかなところを眺めて楽しむわけです。
昭和52年の「松葉蘭銘鑑」には約100品種が
登録されていますが、その品種名を見るだけで
芸の特徴がわかります。
田賀さんが、蘭に、愛情を込めて育ててるから、私たちは、綺麗な蘭を、観ることができます。いつも有難う!
この項目の第1行で、松葉蘭は蘭ではない、
と断りましたが、気が付きませんでしたか。
見た感じも育て方も随分変わった植物です。
それだけにこの松葉蘭を棚に置いて
育てている人は僕のなかまにはおりません。