狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

サッカーは夏のスポーツではない!

2006-06-23 07:37:43 | 県知事選

やはり神風は吹かなかった。

4-1で王者ブラジルの余裕勝ち。

試合前、ブラジルの弱点はロナウドだ、と屈辱的言辞を浴びたかつてのエースは二得点で意地をみせ。

ワールドカップ最多14点得点のロナウドは、ゲルト・ミュラー(西ドイツ)に並び、勝利に花を添えた。

試合終了後、ジーコ監督がブラジル監督に何か話し掛けそれに答えるブラジル監督のえがををテレビは映した。

ジーコは向う向きで表情は読み取れなかった。

今大会唯一のゴールを決めた玉田は「自分のゴールで相手が本気になったのが表情でわかった」と試合直後のインタビューで語った。

藪をつついて大蛇を出してしまったのか。

冷静に考えれば順当な負けだろう。

世界の強豪ブラジルとの三試合まで僅かとはいえ望みを持たしてくれたジーコジャパンにご苦労さんと言ってあげたい。

少なくと試合前に予選敗退し第三試合が消化試合だったら、例え相手がブラジルでも興味半減、いや、朝起き間でしてテレビにかじりつく事は無かっただろう。

キザに聞こえるのであまり使いたくないが、こういう場合にはこれしかないだろう。

「ジーコジャパンよ、夢をありがとう」。

負けてしまえば何を言っても負け犬の遠吠えになってしまうが、クロアチア戦後、ジーコは一戦、二戦とも現地時間の午後三時と言う猛暑の中での試合を強いられたことに怒りを表したと言う。

暑さと、体力とスタミナが敵だと当日記でも述べたが、これは相手チームにも言えること。 

ジーコも負け犬の遠吠えだったのか。 いや、そうではない。

「不運にも、テレビ局の都合でこの時間にやらざるをえなかった」と、ジーコ監督がW杯の日程を批判した。

初戦の豪州戦に続き、日本での放送時間に合わせて暑いさなかの午後3時試合開始。

2試合続けてこの時間に試合したのは、ほかにトーゴなど2チームだけでジーコ監督の怒りはもっともだ。

そのトーゴも予選で敗退している。

テレビ優先がまかり通る日本のスポーツ界。

現地時間が「夏の午後三時」と言う異常な時間にニ試合も過酷な日程を強いられた日本チームの敵はまさに「暑さ、体力、スタミナ」そしてそれを強いた日本のテレビ会社だった。

ジーコ監督は「サッカーはビジネスで、選手が犠牲を払っている」とも指摘した。

サッカー通達が当然のこととして看過するソボクな疑問を虚空に吼えて、ワールドカップの悔しさに終止符を打ちたい。

「サッカーという過酷なスポーツは夏のスポーツではない」。

「少なくとも夏の午後三時にやるスポーツではない」。

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┗★ ロナウド2発で通算最多タイ14得点に
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 ブラジルが後半に大爆発して、鮮やかな逆転勝ちを収めた。日本に先制された
が、前半ロスタイムにFWロナウドの今大会初ゴールで同点。後半は、MFジュ
ニーニョ、DFジウベルトが立て続けにゴール。最後は再びロナウドが決めた。
ロナウドはW杯通算14得点目で、史上最多のゲルト・ミュラー(西ドイツ)に
並び「最高の気分。身体的にも技術的にも調子が上がってきた」とご満悦。
エースが目覚めた最高の展開で、決勝トーナメントに進出。27日にF組1位と
してE組2位のガーナと対戦する。


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┗★ ジーコ監督「オーストラリアの1敗が効いていた」
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 日本のドイツW杯は、王者ブラジルに完敗して終わった。前半34分にFW
玉田が左足で先制ゴールを決めたが、同ロスタイムに同点に追いつかれた。後半
は防戦一方で3失点。試合終了後にMF中田英はピッチに倒れ込み、目を赤く
腫らしてしばらく立ち上がれなかった。
 ジーコ監督は「オーストラリア戦での1敗が効いていた。(1点取っても)
ブラジル相手に2点差をつけなければいけない状況だったから…。本当に悔しい
です」と振り返った。MF中村も「残念です…」と声を絞り出した後は、言葉が
続かなかった。最終順位は1分2敗の勝ち点1でF組最下位だった。


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┗★ 俊輔「課題が残る大会」
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 MF中村俊輔は最後まで“らしさ”を見せられなかった。1-4の後半41分
にゴール正面25メートルのFKは、わずかに右にそれ、初戦以来の得点はなら
なかった。
 引きあげてきた中村は、現在の心境を聞かれると長い沈黙の後に「残念です」
と一言。さらに「課題が残る大会でした。相手が一枚も二枚も上だった。最初は
しのいでいたけど、ロスタイムに決められたのが痛かった」と話した。


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┗★ 中田、試合後ピッチで横に
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 MF中田は試合後、ピッチに横になったまま動けなかった。目を真っ赤にして、
ショックの大きさをうかがわせた。
 「1回目(98年フランス大会)はW杯がどういうものか分からず、2回目
(2002年日韓大会)はホームで戦い、3回目でW杯を戦っている実感があっ
たが、こういう結果になって残念だ」と話した。


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┗★ 玉田鮮やか先制ゴールも…
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 先発に起用されたFW玉田が結果を出した。前半34分、左サイドから突破
した三都主からのスルーパスに反応して相手DFの裏に出て左足で強烈にゴール
ネットに突き刺した。王国から先制点を奪う展開に期待が高まったが、見せ場は
そこまでだった。
 試合後は「悔しいです。…それだけです」と今にも泣き出しそうな様子。
「(自分の先制ゴールで)ブラジルを本気にさせちゃったかなとも感じる。
(相手の)顔つきも変わったし。大きい舞台では1つでも勝つのは難しいという
のを実感した。(ゴールは)自信になると思うが、これで終わってはいけない。
これで成長したい」と話した。

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