適法か違法か判断せず 辺野古埋め立て承認取り消し是正指示
沖縄タイムス 2016年6月18日 05:10
●「双方にプラスにならないとして適法か違法かの判断を示さなかった
●真摯に協議し、双方が納得できる結論を出すことが最善の道と判断
【東京】名護市辺野古の新基地建設を巡り、総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」(係争委、小早川光郎委員長)は17日、翁長雄志知事による埋め立て承認取り消し処分に対する石井啓一国土交通相の是正指示が地方自治法の規定に適法か違法かの判断をしない結論をまとめ、議論を終結した。結果、知事の承認取り消し処分と国交相の是正指示の効力が維持されたままとなり、同決定に対する双方の今後の対応が注目される。結論は期限の21日までに県と国の双方に通知される。
審査の結論は委員5人の全会一致で決まった。
会合後に記者会見した小早川委員長は、適法性を示さない結論は「例外的な措置」と説明しつつ、「今回のケースは適否のいずれかの判断をした場合でも、その結果で国と地方のあるべき関係を両者で構築することに資するとは考えられない。両当事者のプラスにならない」と判断の過程を解説。委員会として「最善の結論」とした。
また、是正指示に至った一連の過程を「議論を深めるための共通の基盤づくりが不十分のまま進められ、国と地方のあるべき立場から乖離(かいり)している」と指摘。
一方、米軍普天間飛行場の返還の必要性は国と県で一致しているとし「共通の目的の実現に向けて真摯(しんし)に協議し、双方が納得できる結果を導き出す努力をすることが最善の道だと到達した」と判断した。双方に十分な議論を促した。
その上で、結論に不服があれば県が高裁に提訴できるとの認識を示した。翁長知事による係争委への審査申し出は、県と国が合意した代執行訴訟などの和解条項に沿った手続きの一環として進められてきた。
和解条項では係争委が適法性を判断するとの前提での手続きが規定されていたため、県側は「想定外の結論」と受け止める。県幹部は「和解条項の範囲内で対応するかどうかも検討中だ」と話した。
■翁長知事「通知書を精査」
【東京】辺野古埋め立て承認取り消しに対する国土交通相の是正の指示の適法性について国地方係争処理委員会が判断しないとの結論を出したことについて、翁長雄志知事は17日夜、都内で報道陣の取材に応じ「地方自治の本旨に沿った判断をしてもらえると期待していた。決定通知書の内容を精査し、県の対応を検討する」とコメントした。沖縄に戻る18日午後3時以降に会見を開き、改めて対応について話す
代執行訴訟の和解条項では、同委の決定に不服がある場合などに県側が提訴することが規定されているが、「(現時点の)資料だけでは責任を持った判断ができない。明日の会見で申し上げたい」と述べた。
☆
係争処理委の「判断」は二つの想定外を引き起こした。
先ず、「判断しない」という係争処理委の判断そのものも想定外だが、それ以上の想定外は県が係争処理委の「判断」にに対し「不服がない」とコメントしたことだ。
>一方、米軍普天間飛行場の返還の必要性は国と県で一致しているとし「共通の目的の実現に向けて真摯(しんし)に協議し、双方が納得できる結果を導き出す努力をすることが最善の道だと到達した」と判断した。
ここまでは建前論。
>その上で、結論に不服があれば県が高裁に提訴できるとの認識を示した。
これまでの経緯を見ると両者は 結論に不服がないはずはない。
早急に提訴して法廷で解決をして欲しい。
■御知らせ
台湾之塔竣工式並びに第4回台湾出身戦没者慰霊祭のご案内
日時:6月25日(土) 午後2時から午後4時
場所:建立地 沖縄翼友会敷地内(空華之塔・摩文仁ハンタ上原649‐2)
より多くの県民の参加をお願い致します。
台湾之塔建立実行委員会
一般社団法人日本台湾平和基金会会長:愛知和男 理事長:許 光輝
日本台湾商会联合総会総会長:新垣旬子
琉球華僑総会会長:張本光輝 副会長:許田志達 副会長:黃 美雲 理監事一同
大栄旅行社会長:郭 榮華 東亜旅行社社長:林 國源
国際旅行社社長:湯 接富 太陽旅行社社長:許田志達
琉球台湾商工協会会長:吳啓源 琉球台湾婦人会会長:川木アリス
沖縄台湾導游協会会長:西田金市
お問い合わせ:☎090-3792-1021大栄旅行社 西田 金市まで
往復のバスが、12時30分に県庁前から出発致します。
料金は、往復で1500円です
辺野古新基地 国地方係争委員会
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-300199.html
>委員会は是正指示の法的な適否を判断しないとの結論
>現状では知事による埋め立て承認取り消し、国交相による是正指示の双方の効力がある状態となっている。
「知事による埋め立て承認取り消し」より「国交相による是正指示」の方が後に出されたのだから、「双方の効力がある状態」になるという解釈が??である。
当然、後に出された「国交相による是正指示」が有効の状態。
だから、県の選択肢は、「是正指示に従うか、従わない(=不服があるとして高裁に提訴)か」しかない。
他方、「国交相による是正指示」が合法かどうか係争委は判断しなかったので、代執行するには、裁判所による合法確認が必要だろう。
国、是正指示の合法確認の裁判
↓
合法の判決
↓
県、是正指示に従わず←「和解」の条項「判決に従う」を反故
↓
代執行
うるま市事件。安倍と県外人も加害者と支離滅裂な女子大生も県民大会の顔。
慰霊祭に指笛が鳴る違和感。
アフォリズムの天才 オナガ。
ススム君「問題を引き起こしたのは日本政府」
オピニオン面に一般投稿7本(児童生徒限定の「ぼくも私も」除く)。
「人殺さずとも 国は成り立つ」の西原町・田村としのぶさん(57)は、1月28日、2月20日、3月27日、4月30日、5月18日に続き今年6回目の掲載。
「平和の大切さ 子らと語ろう」の那覇市・照屋美代子さん(67)は、5月15日に続き今年2回目の掲載。
「沖縄の痛みを 米国に伝えて」の南城市・吉田淳さん(56)は、昨年7月24日以来の掲載。
「日米安保条約 沖縄問題の根」の浦添市・比嘉政喜さん(78)は、2月5、28日、3月12、29日、4月23日、5月8、28日に続き今年8回目の掲載。
「不発弾撤去費 個人負担の怪」の大阪市・阿部仁さん(34)は、2月7、22日、3月8日、4月6、23日、5月11、29日に続き今年8回目の掲載。
「慰霊の日 魂の叫び聞け」のうるま市・野島雅安さん(76)は、2月5日、5月16日に続き今年3回目の掲載。
「健児の塔への遠足」の那覇市・勝連朝昭さん(71)は、1月17日、2月8日、3月6日、4月12日、5月31日に続き今年6回目の掲載。
カギカッコは投稿欄における見出し。
第三委弁護士に移ってます、主役は弁護士です。
ゆえに、経緯説明とかは個人訴訟でもお判りの
通り知事は代理人に無断で発言は出来ません。
今後の展開は腹の内で双方の弁護士同士は判
り切ってると察します、録音機を県庁に仕掛けた
ほど情報に飢え過ぎてるどっかの新聞がなにも
掴んでいないことは、県側に良い情報は無い事
を現してるのではないでしょうか。
県側代理人の松永弁護士の説明は分り難いで
すが、引き伸ばして民意を背景に阻止を図る手
しかないでしょうね。 拗れれば拗れる程双方の
弁護士はお互い利益が叶って面白いですもの。
ここまで訳が分からないときはしばらく判断を保留して、新しい情報が入ってから考えなおすことにします。
〉翁長知事の引き伸ばし作戦
翁長の場合、作戦という高度なものではなく、単純に 翁長の頭の中は選挙の事で頭が一杯なのです。
イハ洋一を当選させる事で頭が一杯 一杯。
他の余計な事を考える事が出来ないのです。
(良く言えば、一点集中型。「反社会性パーソナリティ障害」の特徴)
選挙が終わったら、また単調な感情論(作戦?)が始まりますよ。
それにつけても、サハ洋一さん・・・あらんたん・・・イハ洋一さんの幟旗(のぼりばた)が所々でヘンポンとひるがえって、いますが選管は、片付けそうにありません。違反でしょうに、マジにやれ選管!