
連日沖縄タイムスの紙面で躍る「元海兵隊員」による婦女暴行殺人事件。
これに対する発狂見出しを見ると憂鬱になる。
加害者のシンザト容疑者に対する言いようのない怒りと被害者の島袋さんへの哀悼の気持ちが交錯し、気が重くなるからだ。
そこで、別の話題を取り扱おうと思ったが、本日で四日連続の発狂見出しを見ると、見てみぬ振りしてスルーするわけにもいかない。
沖縄タイムスは、来月の5日の県議選や7月の参院選に向けて、今回の「元海兵隊員の残虐事件」を、政治利用しようという魂胆が見え見えだから。
被害者への哀悼を示しながら一方では事件を政治利用しようという偽善者・沖縄タイムスの目論見を粉砕するためには、憂鬱ではあるがしばし発狂見出しに付き合わねばならない。
本日の沖縄タイムスの見出し紹介だが、合計8面を使った発狂見出しをすべて拾うのは気分が悪くなるので、代表的見出しを抜粋する。
■一面トップ
「全基地撤去を」
2000人無言の抗議
被害女性悼み集会
遺体遺棄事件で米軍司令部前
来月19日にも県民大会
オール沖縄会議 25日は緊急集会
在沖海兵隊撤去
抗議決議で要求
県議会軍特委 きょう提案
■二面トップ
知事、首相に抗議へ
きょう官邸で会談
中央政界の対応焦点
県民の受忍限度超える
元米兵遺棄事件
■社会面トップ
私たちは許さない
世代超え女性ら怒り
司令部前集会 抗議静かに共鳴
被害者は私だったかもしれない
同世代多く 悲しみ共有
八重山日報 2016年5月22日
被害者と遺族の恐怖や…
被害者と遺族の恐怖や苦痛は想像を絶する。慰めの言葉も見つからない。米軍属によるうるま市女性の死体遺棄事件で、沖縄の隅々まで怒りと悲しみが広がっている◆日米両政府に求められているのは事件の徹底究明と実効性ある再発防止策、遺族に対する可能な限りの償いだ。どこまで県民の思いを受け止められるか問われる◆「基地があるから事件が起こる」と言われても、被害者のことを思うと一言の抗弁もできない。「全基地撤去」という訴えも分かる。しかし、県民が感情だけに流され、政治が引きずられてしまうと、最悪の事態がさらに増幅されてしまう。殺人事件と安全保障は別の問題であることも理解しなくてはならない。普天間飛行場の移設反対のような特定の政治問題と事件を、直ちに結びつけるべきではない◆石垣市の中山義隆市長は、事件に強く抗議した上で「基地があろうがなかろうが、こんな犯罪を起こしてはいけない。犯罪があろうがなかろうが、基地の整理縮小に頑張らなくてはならない。それが政治だ」と述べた。政治は政治として冷静さを保ち、沖縄の基地負担軽減に向けた取り組みを着実に進めるべきだ◆事件は、自国の安全保障を他国に依存しているゆえに起きた悲劇でもある。国の根本的な在り方に対する問題も提起している。
☆
沖縄2紙は加害者のシンザトという男を「元海兵隊員」「元米兵」あるいは「軍属」として大見出しで報道し、あたかも現役米兵が犯した事件のような印象操作に必死である。
ところが、シンザトは現在基地の外の民間住宅地に住む民間人であり、勤務先の民会会社に雇用されたの会社員である。
従って米軍との直接の雇用関係はない。 しかも現在の仕事もコンピューター関連業務で、いわゆる「軍務」ではない。
シンザト容疑者のような民間人で民間会社に務める会社員は一般常識で言えば通常「軍属」とは言うはずはない。 あえて言えば「会社員」である。
ただ、米兵事件のたびに取りざたされる地位協定という特殊な法規に拠れば、シンザト容疑者のような民間会社に務める民間人でも、その会社が基地内にあれば「軍属」に相当するらしい。
ところが皮肉なことに今回の場合、地位協定でいう「軍属」ではあっても、勤務外の事件のため地位協定の適用外である。
勿論逮捕、裁判権も日本側にある。
地位協定の適用外なら「軍属」の適用も外せばよいと思うが、実際は「軍属」と三軍調整官が認めたとおり、地位協定の適用は外れても、身分だけは「軍属」ということになる。
したがって八重山日報コラムの「米軍属によるうるま市女性の死体遺棄事件で、」の部分は「米軍族」とカッコつきにすべきではなかったか。
>事件は、自国の安全保障を他国に依存しているゆえに起きた悲劇でもある。
これは、翁長知事が事件を政治利用する目的で発した「基地があるゆえの事件」のコメントと表裏一体を成す。
自国の安全保障を他国に依存しても、しなくても、この種の犯罪が起きないという保証はない。
かの大泥棒石川五右衛門も「浜の真砂が尽きるとも、」と辞世の句を読んだではないか。
例え自国で安全保障をしても、世にシンザトのような犯罪者が尽きる保証はない。
この手の悲惨な事件を政治利用した大先輩の大田元知事が紙面に登場し、「全基地撤廃」を訴えて翁長知事をバックアップしている。
だが太田知事が政治利用した事件と今回の事件は似て非なるもの。
1995年、大田知事当時に起きた米兵婦女暴行事件は現役の3名の米兵が主犯だった。
だが、今回のシンザトは、地位協定上の公務中の不逮捕特権が行使できない「基地出入りの民間会社に雇われた米国籍の民間人」ということになる。
したがって沖縄タイムスが喧伝するよう「米兵の犯罪」でもなければ、一般に言う軍属も怪しくなる。 カッコ付の「軍属」を主張するゆえんである。
「事件は全て私の責任」 四軍調整官、県に謝罪 地位協定適用認める琉球新報 2016年5月20日 16:19
米軍属による女性死体遺棄事件を受け、ローレンス・ニコルソン在沖米四軍調整官とジョエル・エレンライク在沖米総領事らが20日午後3時、県庁に安慶田光男副知事を訪ね、事件について謝罪した。
ニコルソン氏は「米国を代表し、遺憾の意を伝え、被害者のご冥福を祈る。県警の捜査に全面的に協力している」と謝罪した。その上でシンザト・ケネス・フランクリン容疑者について「米軍や米政府が雇用しているわけではないが、日米地位協定が適用される人物だ。事件は全て私の責任だ」と述べた。
安慶田副知事は「被害者は20歳のはつらつとした時期に事件に巻き込まれた。家族の心情を考えると居たたまれない。許されるものではない」と強く批判した。その上で「このような非人間的な事件が発生したことは、沖縄が基地と隣り合わせの生活をしないといけないことが大きな原因だ。被疑者が軍人であれ軍属であれ民間人であれ、事件は基地があるゆえに発生した。米軍施設が沖縄にあまりに集中している」と沖縄の過重な基地負担を指摘した。【琉球新報電子版】
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>シンザト・ケネス・フランクリン容疑者について「米軍や米政府が雇用しているわけではないが、日米地位協定が適用される人物だ。事件は全て私の責任だ」と述べた。
シンザト容疑者は一方では地位協定の適用外でありながら、他方では「軍属」という地位協定の規定に従がうという奇妙なコメントである。
四軍調整官はシンザト容疑者を雇用しているだけで何故深々と副知事に謝罪したのか。
謝罪の意味は、米軍や米国を代表して法的責任を認めて謝罪したわけではない。
直接の雇用関係はなくとも、倫理上、道義上の罪を認めたにすぎない。
太田知事当時のような現役の複数の米兵が犯した残虐事件に関して、当時の米軍司令官が謝罪したこととは、直接の監督責任によるもの。
謝罪の意味が根本的に違う。
「地位協定の壁」についても同様のことが言える。
95年の事件は、米軍側が1次裁判権特権により、米兵の基地内への「逃亡」を許した。
常識的に考えたら「地位協定の乱用」に当たるとの批判が沸き起こり、当時の駐日米国大使、国防長官、国防次官補、統合参謀本部議長、そしてクリントン大統領までもが謝罪している。
今回もオバマ大統領が広島訪問を予定しているが、このタイミングに沖縄へも足を延ばして謝罪せよ、との意見もある。
だが、今回の事件と太田知事当時の事件が似て非なるものである以上、クリントン大統領が謝罪したからと言ってオバマ大統領が謝罪することはありえない。(哀悼の意を表すことは有りうるが)
本日の沖縄タイムス一面トップで乱舞する「全基地撤去」とは、結局日米同盟の一方的廃棄しろ、という意味だ。
これこそが沖縄タイムスが意図する悲しむべき事件の政治的利用の最たるものである。
やはり民間人ですよね
「明日も『民間人の犯行』だと責任放棄のようなことを言うなら、お引き取り願う」。安慶田氏は19日、怒りをあらわにしていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160523-00000004-okinawat-oki
ここまでは、韓国政府と似ているが、その先に不思議がある。
日本には、「負けるが勝ち」とか「謝ってしまった者勝ち」という文化がある。
それゆえ、中韓の謝罪要求に事を収めようとばかりに、易々と謝罪をしてしまい、後々の禍根となっている。
アメリカは「負けるが勝ち」とか「謝ってしまった者勝ち」とは対局の文化を持つ。
日本のような挨拶変わりの謝罪なんて、あり得ない。
それが、である。
軍も基地も何も関係ないのに、日本政府の「遺憾」に呼応して「謝罪」。
アメリカがサヨクの扱いを理解して、とりあえずの「謝罪」をしたのだろうか。
アメリカが例えサヨクの生態を理解しているとしても、あのアメリカが「とりあえずの謝罪」をするなんて、今までなら考えられない。
が、謝罪した。
「辺野古移設に本気」の安倍政権を支えたとしか思えない。
安倍政権が倒れてはアメリカは困るのだろう。
日本政府が怒ってみせる。
アメリカの筋でない謝罪。
民主党時代にズタズタにされた日米の信頼関係を、よくぞここまで回復させたと安倍総理の努力に感服するとともに、「何か、他にあるか?」という疑問が同時並行して私の中にある。
「国防軍の実現 『軍国』再来に」の那覇市・大城盛安さん(66)は、1月5日、2月21日、4月23日に続き今年4回目の掲載。
「沖縄にUSJ そもそも無理」の高知県・小松憲司さん(57)は、2月17日、3月10日に続き今年3回目の掲載。
「燃費不正危機 一丸で越えて」の南城市・宮城浩さん(67)は、3月12日に続き今年2回目の掲載。
「沖縄の活断層 詳しく研究を」の那覇市・山根光正さん(72)は、1月8、22日、2月7日、3月13、28日、4月11、25日、5月9日に続き今年9回目の掲載。
「農業教育 60年代に成長」の沖縄市・比嘉秀善さん(81)は、3月22日、4月17日に続き今年3回目の掲載。
「お灸屋」の西原町・具志堅興清さん(76)は、2月19日、3月1、12日、4月17日に続き今年5回目の掲載。
カギカッコは投稿欄における見出し。
「投稿マニア」を否定はしないが、新聞はブログじゃないんだから、常連の投稿を並べただけでは、担当者は仕事をしたことにならない。
ところで、ここでいう軍属って軍関係で働く人を指すとしたらどのくらいの人数いるんですかね?(日本人)
あちこちで無法を尽くすw ”元”教員は学校がなければこんなことにはならなかった!ってことですねwww
こんにちは。お久しぶりです。
ブログ拝読し、また、Net視聴してご活躍のこと、何よりに存じます。
さて、「今般の事件」報道に毎日が胸塞がる思いでいます。
被害者の無念、ご家族・親族・友人知人関係者の悲痛を思うとき、心より哀悼の
意を表します。
「事件の真相」は、これから明らかにされますので、今は、「そっと見守りたい」
との気持ちでいます。
・・・・・
>>事件は、自国の安全保障を他国に依存しているゆえに起きた悲劇でもある。
>これは、翁長知事が事件を政治利用する目的で発した「基地があるゆえの事件」
>のコメントと表裏一体を成す。
→同意、同感です。ちょっと「踏み込み過ぎた」論評だと思います。
>自国の安全保障を他国に依存しても、しなくても、
>この種の犯罪が起きないという保証はない。
>かの大泥棒石川五右衛門も「浜の真砂が尽きるとも、」
>と辞世の句を読んだではないか。
→沖縄の新聞、度を越した報道をすると「沖縄人」自らの残虐非道な犯罪に辿り
着くことを知るべし、です。この郡域に、昨年か、一昨年の春先、現職の教師が
深夜の酒気帯び運転によりウォーキング中の若者を跳ねて死亡させる実に痛まし
い事件、事故があった。その後も現役教師か、臨時?教師による「婦女ワイセツ
事犯」があり、その教師は解職されている。また、数年前、新潟県であった「連
続婦女暴行殺害犯」は、地域高卒の野球部員であったとの報道を記憶している。
娘の親殺しもあった。数十年前の女子小学生の暴行殺害犯も地元の青年であった。
ペンギン市長時代の野政部長K氏の子息は「婦女暴行魔」であったので、K部長
は辞職を余儀なくされた。こと左様に「沖縄人」の自らの恥じ晒しともなるので、
キチガイの犯罪と基地問題、政治問題とは、まったく別次元、別問題と考えます。
↓についても同意、同感です。
>カッコ付の「軍属」を主張するゆえんである。
ご参考まで、読者の意見です。
今回の事件、米軍基地があるから、米軍がいるから事件が起きたのではなく。
外国人を日本に入れたから起きた事件ではないのか?
であれば外国人犯罪をなくすことは基地の有無ではなく外国人を入れないことが重要だろう。
今後、外国人旅行者が沖縄に来て犯罪を起こさないという保証はない。
Once a Marine,Always a Marine.
一度海兵隊員となったら、一生海兵隊員(その誇りと忠誠を忘れるな)
この精神を破ったシンザト・ケネス容疑者に対して、真面目な海兵・元海兵ほど無念な思いを溜めているだろう。
アメリカ軍歴があって、沖縄が好きになってとか忘れられなくて、除隊後に沖縄に住んで、またウチナーンチュ始め日本人の伴侶を持って、生活の基盤を沖縄にして軍や民間で働く人はさほど珍しくない。
今回のニコルソン4軍調整官とエレンライク在沖総領事、それにカーター国防長官の謝罪は、気の緩んだ方の軍人「軍属」をハッとさせただろうか。
島袋さんのご家族は、シンザト・ケネス容疑者の刑が確定した後、日本在住で日本に資産があると思われるケネス容疑者及び新里家に対して、民法709条において賠償を求める訴えを起こすことも可能じゃないかなと(他県の日本人どうしの事件だが過去には、毎月命日に決まった額を何十年かに渡って支払い続けるという判決もあった)。
また、シンザト・ケネス容疑者の名前が出た時からネット上を漁って情報を保存している人があるだろうことは想像に難くなく、1度ネットに出たものを完全に消し去ることはできないわけで、いつか子供が父親を検索した時…
そして、実際の世間は温かさと冷たさの両面を持つものだから、浮かぼうとする者がいると、手を差し伸べる者も足を引っ張る者も現れるのは世の常。
足を引っ張る根拠が、「あれは仕方ないね」と多くの人が思うものであるゆえ、新里一家が何処にでもいる並の神経の持ち主でさえあれば、居場所のなさを感じるはず…
新里一家が針の筵の上を歩いていくことになるのは間違いないかと。
シンザト・ケネス容疑者には厳罰を望むけれど、仮にアメリカの裁判で、強姦実行中の殺人で第一級殺人となれば、州にもよるだろうが、死刑か仮釈放無しの終身刑だと聞く。
日本での量刑は、加重犯でもアメリカより軽くなるだろうから、その場合、私は日本の法治だと解っていても不満だ。
人権派の人はどう思うのだろう。
ところで、仮にアメリカ軍が撤退したとしても、昔軍人今「軍属」の皆さんも全員アメリカ軍と一緒に日本から居なくなるわけではない。
仕事を変えて引き続き日本で暮らすことも選択できるし、我が国・地域に溶け込んで無問題に暮らす限り、出ていけといわれる筋合いもない。
でも、元軍人「軍属」も許すまじ!()なメディアと反対運動家は当然、こうした人たちに対しても排斥運動を…
いやそれはしないというならば、基地さえ無くなればその時から、許せない元軍人「軍属」もみんな安心できる人になるのかね?
基地さえ無くなれば、住む人来る人誰もが無害な人間で、「性暴力に脅かされないで当たり前に生きる権利を保証しろ」(沖縄タイムス)が実現するのかね?
常識で考えて、「被害に脅かされないで当たり前に生きる」のを阻むのは性暴力だけでなく殺人暴行強盗誘拐その他犯罪全般だと思うが、アメリカ軍基地が無くなれば安心安全が保証されるというならば、これまでに起きた日本人とアメリカ以外の外国人による犯罪は、全て基地があるゆえに起きたことだってことになるから、基地が無くなれば犯罪無しが実現すると思っているのだろう。
ドクターに診てもらった方がよろし。