狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

プーチンは恥知らず!ゴルバチョフ氏「独裁は永遠に続かず」と批判

2011-02-23 07:57:47 | 外交・安全保障

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 中東の笛とは、サッカーに代表される国際スポーツにおいて試合日程や判定が著しく中東諸国に有利になる事象のことをいう。 判定は審判員の恣意によるし、審判員の判断が中東の独裁者の意思を反映することは言うまでも無い。 

今北アフリカに端を発する中東の嵐が吹きまくって、民主化を求める市民のデモはついに40年もの長期独裁政権を誇った「カダフィー王国」も崩壊寸前にある。 ネットにより飛びする民主化の嵐は、一気に遠くアジアの一党独裁国・中国に飛び火し、中国共産党は天安門の再来を防止するためネットの封鎖に必死である。

安定維持でデモ封じへ=中東の動揺、波及警戒-中国
 【北京時事】中国外務省の馬朝旭報道局長は22日の定例会見で、北京など各地で共産党の一党独裁に反対する集会開催が呼び掛けられたことについて、「社会や政治の安定維持は中国の多くの国民共通の願いだ。いかなる人も勢力も動揺させることはできない」と語り、反政府デモなどを封じ込める必要性を指摘した。
 馬局長はまた、反体制デモ激化で混乱するリビア情勢に関し、「極めて注目しており、早期の社会安定の回復を望む」と懸念を表明。中東や北アフリカで広がるデモの中国への波及に強い警戒感を抱いていることをうかがわせた。
 しかし、「30年の改革開放政策で遂げた中国の発展は誰もが認めるところだ」と述べ、共産党の一党支配体制が揺らぐことはないと強調。当局によるインターネット上での検索制限など情報統制や人権派弁護士の拘束を問う質問にも「具体的な状況は把握していない」と述べるにとどまった。(2011/02/22-18:44)

                                    ☆


ゴルバチョフ氏、プーチン露首相を「恥知らず」と痛烈批判
[モスクワ 21日 ロイター] ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領は21日、プーチン首相がロシアで権力を独占し、有権者から民主的な選択の自由を奪っているとして非難した。
 プーチン首相は2000年から08年までロシアの大統領を務め、同国では今でも最高権力者とみなされている。ゴルバチョフ氏は、プーチン首相と同首相が3年前に大統領へと導いたメドベージェフ大統領が2人で、来年3月に行われる大統領選挙の候補者を決めるだろうと指摘した。

 ゴルバチョフ氏はさらにプーチン首相について、ロシアの選挙を自らが決められると考えるとは「恥知らず」で、そのような「うぬぼれ」は信じがたいと主張。「われわれには議会も法廷もあり、大統領も首相もいるが、すべては真似事にすぎない」とこき下ろした。また、ソ連崩壊から20年たった今でもロシアは民主化への道半ばであると語った。

 1991年にソ連を崩壊させる大胆な改革を行ったゴルバチョフ氏は先週、エジプトやチュニジアの民衆デモについて、独裁政治が永遠に続かないことへの警告だと、新聞に寄稿していた。

                                            ☆

ゴルビーの愛称で親しまれているミハイル・ゴルバチョフは、ソ連の最後の最高指導者で1985年3月にソ連共産党書記長に就任した。 ソ連国内では東欧の社会主義諸国民主化の契機となったペレストロイカ(改革)とグラスノスチ(情報公開)などの大改革を断行し、政治・経済・文化などの分野で民主化を進めた。 

1990年、ソ連で最初で最後となる大統領に就任し、それまで続いていた冷戦を終結させて軍縮を進めるなど、世界平和に多大に貢献し、ノーベル平和賞を受賞した。 だが民主化がソ連崩壊の端緒となったため、ロシア国内でのゴルバチョフの評価は分かれている。

ネットによるチュニジアの民主化運動が起きたとき、筆者はネットによる民主化の嵐が近隣の独裁国家に飛び火することはもちろん、アジアの一党独裁国家に飛び火することを予測した。

とはいっても、ソ連崩壊後一応の「民主体制」を保持しているロシアへの飛び火は流石に予測できなかった。 

だが現在のロシアの「メドベージェフ・プーチン体制」がプーチンの強権の下にある独裁的傾向が強い「民主主義」であるとは大方の見方である。

そんなロシアの現状で、第一線を退いたととはいえ、依然として世界的知名度のある元大統領で、しかもソ連の民主化を促進したゴルバチョフがプーチン首相を名指しで強烈に批判した意味は大きい。

■ゴルバチョフのプーチン批判

ゴルバチョフ氏のプーチン批判を抜粋するとこうだ。 

 プーチン首相がロシアで権力を独占し、有権者から民主的な選択の自由を奪っている」

「ロシアの選挙を自らが決められると考えるとは「恥知らず」で、そのような「うぬぼれ」は信じがたい」

「われわれには議会も法廷もあり、大統領も首相もいるが、すべては真似事にすぎない」

「ソ連崩壊から20年たった今でもロシアは民主化への道半ばである」

 

いや~、驚いた。

KGB出身の絶対権力者を相手に名指しで罵倒するとは、ゴルビーは老いて益々健在である。

どこかの国の大臣のように晩節を汚す男が多いなかで、ロシアの真の民主化のため最後の一花咲かして欲しいもである。

同じノーベル平和賞受賞者でも、まさか中国の劉氏のように逮捕による口封じは無いと思うが、プーチンさん。

ゴルバチョフ氏「独裁は永遠に続かず」、中東政変で寄稿

 

【おまけ】

「砂漠の狂犬」といわれるカダフィー大佐は、「辞めろ!」の国民の声に対して、銃撃で答え800人もの死者が出た模様で一向に辞任の気配は無い。

リビアという国が崩壊しなければ権力の座を明け渡さないのだろうか。

一旦手中にした権力の甘い汁を手放すのはそんなに惜しいのか、我が菅首相も公明、社民の反対により予算案成立が不可能になっても「石にかじりついてでも」辞めないという。

それでは国民の生活は一体どうなるのか。

菅首相も、日本が溶解するまで辞めないというのなら、「砂漠の狂犬」のならって「極東の狂人」と命名しておこう。

自国の崩壊をよそ目に権力にしがみ付くことに汲々とする、カダフィー大佐と菅首相。

このご両人は権力の亡者という点では同じ穴の狢だと思う方プチッとお願いします。

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東條由布子憂国講演会のご案内  

 

演題:語る「開戦前夜」

 

佐藤早苗氏の著書「東條英機封印された真実」には、東條氏が自宅の家政婦や部下の家族にまで気遣いをする人物だったこと、行軍は率先垂範、先頭で歩き通したことなど、人格者としての東條氏が紹介されています。

また、樋口少将の決断により、満州鉄道で救出されたユダヤ人達が1937年、ナチスの暴挙を世界に喧伝するためにハルビンで開催された極東ユダヤ人大会。ハルビン特務機関長だった樋口季一郎少将らが大会に出席したことに対し、当時、同盟国であったドイツが抗議。その抗議を「我に八紘一宇の大義あり」として握りつぶしたのが、上官だった東條英機中将でした。

東條英機は戦犯なのか、昭和殉難者なのか。今だから語れる、家族のみが知る開戦を決断した祖父東條英機の知られざる真実。

*皆様、知人友人にこの講演会をPRして、動員下さいますようにお願い申し上げます。

 

 講師プロフィール:東條英機の長男・英隆の長女NPO法人環境保全機構理事長

日時:227日(日)

開場:1800  開演:1830

場所:県立博物館・美術館(博物館講座室)

入場料:1,000

主催:東條由布子講演会実行委員会

お問い合わせ:運営事務局 仲村雅巳 09019421675

 


コメント (6)    この記事についてブログを書く
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6 コメント

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Unknown (とおる)
2011-02-23 08:43:41
上野に到着したパンダの名前を、
オス: チベット
メス: ジャスミン

・中国ネット厳戒態勢、「茉莉花」(ジャスミン)など検索規制も
 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110221-OYT1T01010.htm

胡錦濤も、ジャスミンがお好き。
・胡錦濤が中国の歌謡曲「ジャスミン」を歌ったという動画
 http://www.youtube.com/watch?v=GL_MUgup2vA
返信する
ロシアの欺瞞性 (nishiki_1955)
2011-02-23 18:32:42
ゴルバチョフであろうが、プーチンであろうが、ロシアの非人道性と欺瞞性、更に狡猾さは日本人の想像を超えたものがある。

日露戦争は小国である日本が、例え、英米の後押しがあったから、例え、ロシア革命の混乱があったからとはいえ、戦争自体は正々堂々と正面から旅順、日本海、実に紳士的に戦い、降伏した敵将を儀礼を持って遇した、この事は、日本の一等国になるべく、質実ともに兼ね備えた武士道の国である事を世界に示した。

だが、ロシア人という人種は、日露戦争の原因を自ら作っておきながら、この戦争に負けたことを恨みに思い、二次大戦の日本軍の降伏を受け、日ソ不可侵条約を踏みにじり、弱体化した関東軍に襲い掛かり、婦女子に狼藉の限りを尽くし、武器を置いた日本軍65万人余りをシベリアに抑留し、死の強制労働を行った。

スターリンは、日露戦争の報復である、日本人は白樺の肥やしになれ、と嘯いた。これが戦争犯罪でなくてなんであるか。

あまつさえ、米英連合軍が日本の後始末に忙殺されている隙をつき、北方四島を掠め取った。更に北海道の占領まで画策したが、流石にマッカーサーの知るところとなり、北海道に手をかけたら米海軍の艦隊、米陸軍、全力を挙げてソ連に宣戦布告すると、通告した。

これに恐れをなし、ソ連は四島占領のみで引き下がったが、当時のGHQはこの島の位置関係すらはっきりと認識していなかった、故に、口を拭ったままで戦後現在に至るまで北方四島は不法占拠されたままである。

あの時、米ソが軍事衝突していてくれたら、ソ連は吹き飛び、存在すら危うかっただろう。

このような民族、ロシア、一時は彼らを信用した松岡洋祐の迂闊さ、ドイツからソ連を挟撃すべしと何度も懇願されたが、日本は頑なに日ソ不可侵条約をたてに、もう一つ、軍事的な理由で動かなかった。今次大戦の最大の失策が、ソ連を生きながらえさせた事だ。

今の日本は、残念ながら、過っての大帝国の面影はなく、自衛隊では歯が立たない。

もう一度、陸海空軍を正式に持ち、今からでもアメリカとの同盟を維持しながら、英国並みの軍事力を復活させるべきである。

仕分けなんかしている暇があれば、原潜の数隻でも建造しろ、巡航ミサイルを各艦艇に配備せよ、平成のゼロ戦を全力を挙げて開発せよ。

民主党という日本人ではない、彼らに北と東シナ海、沖縄まで奪われるのを座して待つか、もう一度やるか。日英同盟を破棄すべきではなかったように、日米同盟は日本の基本である。

日本国民よ、目を覚まそうではないか。
返信する
Unknown (涼太)
2011-02-23 20:04:22
狼魔人様

ロシアは20年前の革命を忘れたかのように、またおかしくなってきました。東欧諸国はほぼ西側社会に組み込まれていますが、まだまだ独裁が続いている国もいくつかあります。
ロシアだけでなく、フィリピン、タイ、ミャンマーも政争が続いています。それに中東も。
あれから20年たちますが、市民が東西ドイツの壁を壊す映像や、チェコの舌を噛みそうな名前の独裁者が市民により処刑された映像、フィリッピンのイメルダ婦人のシルクのLLサイズパンツや2千足の靴の映像が昨日のように思い出されます。そういえばイメルダとポッポ婦人はどことなく似ています。もう日本とは別世界です。いずれ中国などにも飛び火するでしょう。
日本社会の安定は、島国ゆえに外国の影響を受けにくい面もありますが、何より日本人の道徳心の高さにその一因があるように思います。
確かに小沢氏のように日本人(?)にもズルをする人間はいますが、一般的に民度は高いと思います。日本人はそんな人間は許しません。
空き管も似たようなものですね。
今日も、自民の金子一義議員が追求していましたが、高速無料の財源の根拠は何もないようです。最近打ち出した高速2千円も、自民党時代に捻出した休日千円の財源が3兆円ぐらい残っている様なのですが、それを使い切ったら財源はないようです。そこを指摘された空き缶は興奮してまるでカダフィー大佐のようです。
外交、内政、経済全てそうですが、自民党時代の遺産を食い潰した1年半なのです。
のらりくらりと何とか統一地方選を乗り切りたい様ですが、2011年度予算も成立しなかったときは、野党に責任を押し付け無理心中を狙っているようです。こんな泥船と一緒に心中させられる国民のほうこそ良い迷惑です。
返信する
民主党内閣でのなぞかけ (なつめれいな)
2011-02-23 20:10:32
民主党が政権をとってからの約1年半、
ますます言葉というものの存在が
耐えられないほど軽くなってきている
ようでございます。

ここで一つ、民主党でのなぞかけを。


民主党が政権をとってからの閣僚とかけまして
電気ポットとときます。


そのこころは…


どちらもゆ(言・湯)うだけで終わります。


お粗末さまでございました。


狼魔人様


もし不適切でございましたら、
削除されたとしても何ら異議は申しません。

また、勝手ながら拙ブログにリンクさせて頂きました。

こちらにつきましても、
不適切でございましたら削除させて頂きます
ので、ご遠慮なくおっしゃってください。
返信する
Unknown (涼太)
2011-02-23 23:47:24
狼魔人様

今日の党首討論を様子を読んでいますが、一言で言うと、アー言えばジョウ言う状態ですね。
空き管は言い訳だけで、なんら政権与党たる責任感は感じられません。
ま、空き管らしいと言えばそうなんでしょう。
返信する
中露関係 (宮古島より)
2012-03-15 17:51:19
 ロシアの潜在的な脅威は日本ではなく中国である。
 
 これは、本日(H24年3月15日)宮古島で開催された「陸幕、有識者及び宮古島自衛隊協力者との意見交換会」で説明された内容。

 近年、ロシアのバイカル以東に中国人移住者が増加傾向にあり、近い将来そこに住むロシア人の人口を中国人が上回ると予測されている。
 
 その結果、中国はバイカル周辺の領有権を主張し始めることをロシア側は懸念しているという。

 1969年3月、ダマンスキー島(中国語名は珍宝島)の領有権を巡って大規模な軍事衝突の過去もあり、表向きは日本を対象国(仮想敵国)としているものの、潜在的脅威としては中国を視野に入れているという。

 実際、未だに日本領空侵犯数は以前としてロシア機が多く、東日本震災後に日本列島を一周するケースもあったわけだが、これらも中国の動向を把握するための一環というわけだ。

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201110/2011101300774
(時事ドットコム2011/10/1付。中国機への緊急発進3.4倍=自衛隊の上半期まとめ-防衛省)

 また、米国は国内シェールガスを海外向け(日本)販売拡大を考えており、こうした状況の中、日露関係ではロシアの国営天然ガス企業は日本との取引を望んでる。つまり、ロシアにとって日本は大事な取引先と見ている。

 日本政府は、防衛力の基本的方向性として防衛力新防衛大綱のなかで動的防衛力の構築を図っている。近年の中国の動向によって、西部方面への防衛力強化へシフトしている。しかしながら、北海道に展開する自衛隊の対露を見据えた防衛力の質を必要以上に低下を招くことは懸命ではない。

 いずれにしても、当面のロシアの脅威はないが、北方領土の未解決事案もあり、新ロシア大統領のプーチンの対日外交政策を注視していくことが求められる。
 
返信する

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