狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

沖縄タイムスの読者欄が面白い!

2010-08-06 08:00:32 | 未分類

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サイレントマジョリティに
      
火をつけた久高貞夫さんの投稿■

沖縄タイムスが、たかが「読者の声」とあなどったのか、それとも暑さで思考力を失ったのか、軽い気持ちで掲載した7月25日付久高貞夫さんの投稿が良識ある読者の気持ちに火をつけた。

これまでノイジーマイノリティーが跋扈していた「読者の声」に、このところ連日のように覚醒したサイレンとマジョリティーの声が目立ちは始めた。

久高さんに点火された良識の火は、これに賛意を表した有馬光正さんによってさらに火の手を大きくしていった。

驚いた沖縄タイムスは、次々と鎮火のための反論を、日によっては2件も、掲載した。

が、その反論たるや、最大級の形容詞を三つも重ねて断言すればそれで済むといった極めてズサンなシロモノ。

論理もへったくれもない噴飯モノばかり。

逆に火に油を注ぐ状況になりつつある。

昨日の「読者の声」でも、沖縄氏にお住まいの大城司さん(38歳)が久高さんの意見に賛意を表し、県知事選を自分の平和運動に利用しようとする伊波宜野湾市長の政治姿勢を厳しく批判している。

以下に全文紹介する。

例によって太字強調は引用者が施した。

◆沖縄タイムス 2010年8月5日 オピニオン面

運動のための選挙うんざり

大城司さん=38歳 (沖縄市)

7月25日付本欄、久高貞夫氏の投稿に同調する。 県出身政治家は、県民を利用して反米反日闘争にいそしんでいるようにしか思えない。 市町村選挙にあなた方の思想を押し付けないで欲しい。 県知事選にあなた方の運動のために県民を巻き込まないで欲しい。 そんなイデオロギーに「どうせまたあの運動選挙でしょう」と県民はうんざりしている。 それが低迷する投票率に表れているではないか。
伊波洋一宜野湾市長は、平和運動と言う名の闘争の延長で市長を務めておられると感じる。 県民の代表でもないのに県外を主張し、市民の不安をそっちのけに運動を展開するのは何だろうか。 市長は普天間の危険を放置したとして国を提訴する方針のようだが、公約に「普天間基地の早期移設」を掲げながら辺野古への移設を全力で阻止してきたのは誰か。
 宜野湾市民が抱える普天間基地の負担を本島に早期に除去したのか、平和闘争をやりたいのかどっちなのだろうか。 そしてまた、県民のための知事選のはずが全国的な平和運動に利用される。 これじゃあいつまでたっても県民の投票率は伸びない。

 

◆沖縄タイムス 2010年8月5日 オピニオン面

外交力による国防こそ大切

Y・Kさん=60歳  (那覇市、主婦)

7月30日本欄で有馬光正氏は、宜野湾市の伊波市長に対して「いたずらに普天間基地の県外移設ばかりを強調するのは、市民の安全を無視した自己主張に過ぎない」と指摘しています。沖縄を二度と本土防衛の盾にしたくないわたしとしては、軍事力でなく平和外交によって国民を守るべきだというのが伊波市長の信念であり方針であると解していますし、それこそ21世紀に必要とされる政治家のあり方だと確信しています。 有馬氏は、参院選前の6月5日付本欄でも「国防意識高い政治家選ぼう」と主張しています。 国防観も人それぞれいいと思うのですが、沖縄戦で国防の犠牲になり、戦後65年間も過重な国防負担にあえいでいる沖縄だけに県民の多くが国防アレルギーになっていると思います。 
それよりも日米安保は必要だが米軍基地は絶対に受け入れられないという本土政治家たちの身勝手な国防意識を正すことの方が先決かと思われます。

 

沖縄タイムスが、二つの違う「声」を同時に掲載しているが、賢明な読者が読めばいずれに説得力があるか自明であろう。

平和外交で平和が得られるなら苦労は要らないし、国防と戦争の混同や、国防のための米軍基地とゴミ処理施設との混同はさておいても、

ここまで「伊波教信者」になると、何を言っても聞く耳を持たないと思われる。

が、今どきのサヨクの方々の見本として鑑賞し、楽しんで欲しい。

皆様の「お笑い解説」期待しています。

 

【付録】

沖縄タイムス 2010年7月30日 オピニオン面

◆「安全」無視の県外移設主張

有馬光正さん=65歳(糸満市、自営業)

25日付本欄の久高貞夫さんのご意見は、紛れもなく宜野湾市民の心からの訴えである。以前、鳩山政権下で米軍普天間飛行場移設問題が迷走していた時、鹿児島県・徳之島の町長と宜野湾・伊波洋一市長に対して安全保障問題を質問している報道番組を見たことを思い出した。 
そこでは、国の防衛のためには軍事力が必要だとする町長に対し、伊波市長は国防は一切不要だという内容の意見を吐露しているのを聞いて、違和感を覚えたことがある。今の日本では、この種のまがい物の政治家が多すぎる。 久高さんが「安全保障問題に一言の発言もないのは意図的であり、市民の危険性を等閑視したパフォーマンスだ」といわれるのももっともだ。
いたずらに県外移設ばかり強調するのは、市民の安全を無視した戦略眼なき自己主張にすぎないのは誰の目にも明らかである。 
誰にとっても完全な策はない。 市民の安全を守るために、一日も早く普天間基地を移設するという大前提に立って解決策を模索するのが市長としての責務であろう。

                                                       ◇

◆沖縄タイムス 20107月25日 オピニオン面 読者の声

久高貞夫さん=73歳 (宜野湾市)

身近な問題をまず解決して

伊波洋一宜野湾市長に尋ねたい。 安全保障問題に関して一言の発言もないのは意図的ですか。 あなたは沖縄県民に選挙された市長ではなく宜野湾市民にのみ選ばれた市長です。 そこを自覚し現状では不可能な県外、国外移設を論じた時間を浪費する前に宜野湾市民の最も身近な問題、すなわち普天間基地の危険性、騒音の早期撤去、市民の安心・安全な生活、福祉等の発展を最優先にとらえ、その解決に心血を注ぐべきです。 
辺野古案は普天間周辺より人口密度、危険性が少ない上一度は移設を容認した辺野古住民、名護市にいま一度、宜野湾市民の心情を斟酌(しんしゃく)してもらい県、国に働きかけ早期移設実現に働きかけてもらいたい。 それが宜野湾市長としての義務です。
今のあなたの基地問題に対する姿勢は、多くの住民、とりわけ飛行ルートの住民の切なる願望を等閑視するパフォーマンスにしか見えません。 これ以上われわれ市民を我慢させないで欲しいと思うのはわたし一人だろうか。 次期県知事選出馬のうわさがあるがその前にやるべきことが山積みしていることを忘れないでもらいたい。

 

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コメント (10)    この記事についてブログを書く
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10 コメント

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軍事と外交とデモ (高橋)
2010-08-06 08:37:41
いまだに軍事と外交は別々のものだと考えている人々が多数、存在している。
クラウゼビッツの戦争論の中には軍事は外交目的を達成する手段とあります。
軍事は外交の一環であり、軍事の放棄は外交の放棄に繋がる訳です。
しかも戦争は自国だけの話ではなく、当たり前のことですが相手国の話でもあります。
いくら沖縄が軍事は嫌だ、戦争は嫌だ、軍隊なんていらないと声高らかに主張したところで、相手国にしてみれば、そんなことは全く関係なく、何の迷いも無くいくらでも侵略し放題です。
戦争ではなく話し合いで。
軍事ではなく外交で。
一理あるように聞こえますが、軍事が外交の一端である以上、強大な軍隊を自国の最前線たる沖縄に配置すること自体が立派な外交戦の成果であり、中国が尖閣諸島にやって来ないことこそアメリカが沖縄にいる意味なのです。

軍事は外交を達成する手段。
軍事ではなく話し合いで。
この軍事をデモに、外交を普天間基地撤去に書き換えてみると…
沖縄左翼はデモを止めますか?
返信する
戦争こそ身近な問題 (narurin)
2010-08-06 09:21:40
世界中に、日本しかない場合、おそらく、内戦が起こるでしょう。つまらないことで起こるんだと思います。エネルギーの取り合い、食物の取り合い。そんなところです。分かち合うより、それを力にし、自分たち都道府県に有利になるようにしたい、そんなところではないでしょうか?

結局、武力にせよ、言論にせよ、力を求める連中がいる限り、争いは無くなりません。そして、争いこそ、切磋琢磨の機会を与えるものでもあるのです。争わないところに発展や進歩はないともいえます。

ですから、戦争という、国同士の争いこそ、目に見える、見えないにかかわらず、大変身近な問題として考える必要があります。

普天間基地問題は、それをわが国にマザマザと突きつけているのに、見ようとしない人たちが多い。あまりにも多いのではないですか?戦争による被害を受けた沖縄だからこそ、戦争を身近に考え、正面から捉えられるはずなのに、見ようとしないことが「正義」だと考える人が多いのは、やはり「教育」なんでしょうね。

でも、それは、沖縄だけのもんだではありません。きな臭くなってきている北朝鮮の問題は、日本に、まさに、戦争という種をまこうとしていることに、どうして報道は気づかないのか。国民は議論しないのか?

日本全体が考える必要のある問題。それが普天間です。戦争です。
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責任から逃げた ()
2010-08-06 09:43:18
責任を沖縄市民に預けた、日本の政治家の責任は重いですね。
国民を守るのは政治家の使命である、一番大事な事を日本の政治家は持っていなかった。
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過ちはくりかえしません (Sugar Pie Guy)
2010-08-06 11:14:37
本土人として、沖縄の地方政治家の挙動とは別な観点から。

Y.K.さんの投稿より
> 沖縄を二度と本土防衛の盾にしたくない

先の戦争における沖縄戦は痛恨のいたりで、沖縄の人々に対し申し訳ない気持ちになる。


盾であれば剣を防ぐ。しかし当時の日本は沖縄を「本土防衛の盾」にはしなかった。
ただ時間稼ぎの局地戦としてしまった。

当時の記録によるとたとえば阿南陸軍大臣は沖縄決戦を主張したが参謀本部に受け入れられなかった。

まるで沖縄は日本の領土ではないかのような切り捨てかたで、それが今にしこりを残すのはよくわかる。

しかし私たちは過ちをくりかえさない。
沖縄は日本であり、外敵が沖縄に手を出すことは絶対に許さない。

そのための沖縄基地であることを、ぜひ理解してほしい。

(本質論からすれば国軍を結成し、沖縄に厚く常駐させることが国防の常識だと思う)


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偏向報道にはうんざり・・・ (がじゃっち)
2010-08-06 12:57:32
今年も8月6日を迎えました・・・。この時期のメディアは左翼の大政翼賛的「反戦・反核報道」を垂れ流すので、ほとほとうんざりしますねぇ・・・。
そんな中、今日広島市で田母神俊雄さんの講演会が今年も行われます!「8・6」に行うから意義があるのに、今年も”平和業界人”サイドから横槍が入ったとか・・・。ぜひ成功させて欲しいですね!!!
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明日も要警戒です!!! (がじゃっち)
2010-08-06 13:04:00
明日から夏の甲子園大会が始まりますが、それに合わせてNHK総合テレビでは「幻の甲子園」という昭和17年に行われた夏の甲子園大会のドキュメントを20:00から放送するそうです・・・。NHKの偏向報道はつとに有名ですが、この番組も反戦プロパガンダに利用される危険性が大です!!!今のうちに「要警戒警報」を出しておきます!
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スミマセン、他のブログ照会で、、、 (義挙人)
2010-08-06 13:32:11
狼魔人さん こんにちは。
広島、長崎の原爆について、、「ねずきちのひとりごと」で詳しく載っています。
大変勉強になります。
興味ある方は、是非、一読を、、、、
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メリットもデメリットも背負うのが愛郷心 (石原昌光)
2010-08-06 17:22:17
狼魔人様、こんにちは
拙文を取り上げて頂き有難う御座います。
那覇市、主婦Y・Kさん
「私としては、沖縄を二度と本土防衛の盾にしたくない」ですか、、、
個人的な意見を言えば、
「じゃあ、あなたは県外に引っ越せば?」としか言えませんね。
沖縄は昔から、その地理的優位を最大限利用して繁栄し世界史に名を刻んできました。
東アジアの中継地点であり、貿易に有利であるという事は、軍事的にも利用価値が高い事の裏返しではないですか?
一方では、貿易拠点として発展を願いながら、もう一方では、戦争は御免だ!基地は拒否する
!とは
不道徳の極みではありませんか。
沖縄に生まれ、そこで生活する以上、故郷のメリットもデメリットも受け止めて背負うのが愛郷心です。
沖縄が絶えず戦争の脅威に曝されるのは、日本が悪い訳でも米国が悪い訳でも、支那が悪い訳でもない。
国際情勢という抗い難い力が働いている結果であり、日本も米国も支那もその中でもがいているのです。
もちろん、その渦の中で可能な限り自己に有利な状況を作り出す努力は必要で、日本は、米・支に比して、その努力が足りない。
しかし、沖縄左翼は、それ以下であり「どうして私達が渦の中にいるのだ!ここから出せ!私達は陸に上がりたい!」と実現不可能な妄言を真顔で話している。
世の中には、逃れられない現実というものがあるのです、例えば自動車が出現した現代を生きる私は、自動車事故で命を奪われる危険を絶えず背負って生きている。
だからといって、「私は自動車事故で死にたくない!自動車を廃止しろ!自動車の発明者は、私の命を危険に曝したのだから損害賠償をしろ!」なんて主張しません、一方で私は自動車社会の恩恵を受けているのですから。
国防にアレルギーなんか感じている場合ではないのです。
沖縄に生まれたからこそ背負わねばならない沢山の大変な事を引き受ける覚悟を持たねば、、


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がんばれ!! (siva)
2010-08-06 18:15:48
がんばれ!沖縄の良識ある人達!!
私は沖縄県民の、そういう現実的な声が聞きたかった。
左翼政治家に任せていては、沖縄県民の命と財産は護れません。
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石垣島に行きました (モノ言うサラリーマン)
2010-08-06 22:43:40
石垣島に行きました。知り合いが住んでいるのでいろいろ聞いてきました。例のレイプ未遂事件もそれとなく聞いてきましたが、知っていましたよ。さすがインターネット。ハッキリ言いました。それは本当だよと。
知り合い曰く、沖縄の人は他人に優しすぎる。でもそれは商売に邪魔な概念だよと。同じことが他にも言えるのではないかと。つまりそ優しさに反日左翼や中韓につけ込まれる。
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