狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「集団自決」映画化 、被告応援団製作で来年3月完成

2008-12-10 08:27:43 | ★集団自決

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「集団自決」映画化 来年3月完成(2008.12.9) カメラ
結成25周年の節目に1フィート運動を拡大していくことを誓い合った出席者=8日、那覇市の八汐荘
 8日に発足25周年を迎えた「子どもたちにフィルムを通して沖縄戦を伝える会」(通称・沖縄戦記録1フィート運動の会、福地曠昭代表)が
、「集団自決」(強制集団死)をテーマに映画作りに取り組んでいる。同日、那覇市内で開いた懇親会で予告編が披露された。
 映画「軍隊のいた島/慶良間の証言」は、集団自決のあった慶良間の住民から聞き取りなどをして制作中。謝名元慶福氏が監督を務める。
今後、米国立公文書館所蔵のフィルムを新たに取り寄せ、来年3月中旬の完成を目指している。
 この日は懇親会を前に、2009年度定期総会と特定非営利活動法人(NPO法人)に組織を移行するための設立総会が開かれ、
総会の最後には米軍再編と高校歴史教科書問題の検定意見撤回などを県民に訴えるアピールがなされ、「検定意見撤回・記述復活を要求する決議」が可決された。
 総会で福地代表は「25年にわたる反戦運動をあざ笑うかのように、最近の情勢を見ると沖縄戦の再現が現実化しつつある。無責任な戦争観や責任逃れの策動を絶対に黙認してはいけない。今後の1フィート運動への協力をお願いする」と呼び掛けた。

                                              ◇

「集団自決訴訟」は最高裁の上告受理により、愈々司法判断の最終局面を迎える。

被告側は、お得意の「法廷外闘争」を活発化し始めたようだ。

「法廷外闘争」には,各種集会、署名活動、出版活動、マスコミの利用等により、自分に有利な世論を作って裁判官に影響を与える作戦である。

列記した各種活動も左翼集団が得意の戦略であり、左翼集団が母体である被告側が、目下のところ有利な「法廷外活動」を展開している。

各種集会にしても、11月30日に沖縄で行われた原告側の講演会『「集団自決」訴訟・大阪高裁判決の真相』も、

地元紙は一切これを報ずる事はなかったが、

その一方、その1週間前に行われた被告側の集会は、しっかり、この通りである。

沖縄タイムス最高裁での勝訴誓う/「集団自決」訴訟高裁判決報告会【11月23日】

棄却求める署名提起


 「集団自決」訴訟で十月三十一日の大阪高裁勝訴を受けた大江・岩波側の報告会が二十二日、那覇市古島の教育福祉会館で開かれた。原告の上告に対し、集会では「最高裁での勝訴」を誓うとともに、検定意見の撤回と高校歴史教科書で削除された軍の強制・命令の記述回復を求めるアピール文を全会一致で採択した。(略)

琉球新報も⇒最高裁に棄却求める 岩波訴訟判決報告会

この通り、「支援集会」は、地元マスコミは被告側にべったり、

というより、被告そのものであるかのような報道なので、原告側はどうしても不利にならざるを得ない。

これまでも地元の小学校や、大学でも「集団自決」で軍命があったかのような演劇上演を報じたことがあったが、

今回は地元NPОによる「集団自決」をテーマにした映画製作だという。

愈々被告支援に、

映画が登場した!

これで「場外乱闘」に持ち込んで「悪逆非道の日本軍」の世論形成に持ち込む魂胆なのだろう。

そして世論に弱い裁判官の心証を・・・。

地元製作の「集団自決」映画は、今回初めてだが、在日コリアンによって「集団自決」に関連した映画は製作されており、既に全国各地で上映されている。↓


映画:沖縄戦「集団自決」伝える 「ぬちがふぅ」試作版上映--下京で15日 /京都

 在日コリアン2世の作家、朴壽南(パクスナム)さんが、沖縄戦での「集団自決」に50人余りの証言を集めて迫るドキュメンタリー映画「ぬちがふぅ」のパイロット(試作)版上映会が、15日午後6時45分から下京区の「ひと・まち交流館 京都」である。朴さんの講演もあり、主催するピースムービーメント実行委員会とアムネスティ京都グループでは「歴史の真実を守るために必要な作品」として参加を呼び掛けている。

 朴さんは1965年から広島を訪れ、被爆した同胞を訪ね歩いて実態を調査。73年にその証言集「朝鮮・ヒロシマ・半日本人」を刊行した。86年には朝鮮人・韓国人の被爆者の実情を伝える映画「もうひとつのヒロシマ~アリランのうた」を発表。91年には沖縄・渡嘉敷島に連行された元「軍夫」「慰安婦」を取り上げた映画「アリランのうた~オキナワからの証言」を完成させた。

 監督3作目となるのが「ぬちがふぅ」で、慶良間諸島などでの証言を集めた。撮影を終え、完成へ向けて製作中という。タイトルは沖縄の言葉「命果報」で、「命の尊さ」などを意味する。実行委では「沖縄戦での集団自決について軍の命令を否定する動きがある今、戦争の惨禍を直視して語り伝える必要がある」として、本編完成と上映運動も後押ししたい考えだ。

 パイロット版は35分間で、上映後に朴さんが講演し、質疑応答もある。一般800円、学生500円。実行委の松本さん(090・2359・9278)。【太田裕之】

毎日新聞 2008年11月13日 地方版

                    ◇

地元製作の映画は「米国立公文書館所蔵のフィルムを新たに取り寄せ、来年3月中旬の完成を目指している」というが、

現在集団自決を写した写真やフィルムは発見されていない。

危惧すべきは米軍の無差別攻撃で死亡した住民を写すおびただしい数のフィルムを、日本軍の強制で「集団自決」した無残な死体として捏造され、「悪逆非道な日本軍」の世論操作されることである。

沖縄で発刊された戦記出版物には、「悪逆非道な日本軍」を印象付けるため、

米軍によって殺された住民の写真を、あたかも日本軍の命令による「集団自決」の場面としてすり替えた例が数多くある。

ジャーナリストの鴨野守氏が太田昌秀・元沖縄県知事著『戦争と子供』(那覇出版社、昭和55年)に掲載された写真から著者の悪意ある捏造写真を暴き出している。

以下「真実の攻防」の引用です。(太字強調は引用者)

<看過できないのは、この本(太田昌秀著『戦争と子供』ー引用者注)でも例の「集団自決」捏造(ねつぞう)写真が掲載されていることだ。これは、『決定版、日本の終戦46人の目撃者』(昭和60年・双葉社)に、「米第7師団代2連帯の代戦攻撃で逃げ惑い、火砲、銃弾攻撃で見るも無残な死体とあった沖縄住民たち(手話20年6月21日)」とあり、明らかに米軍の攻撃でなくなった住民たちだ。
その写真が、『戦争と子ども』126ページに使われて、「沖縄では、平和時にはとうてい考えることさえできない住民の『集団自決』が決行された(1945年3月)とウソの説明文に変えられている。
撮影年月日も、慶良間諸島で集団自決が起きた3月に変えられている。>(「真実の攻防 第2部」世界日報社

元琉球大学教授で、元沖縄県知事、そして国会議員まで勤めた人物が、

「悪逆非道の日本軍」の印象操作のためには、平気で捏造記事や捏造写真で溢れた本を出版するのだ。

 

『真実の攻防』シリーズで鴨野氏が孤軍奮闘、原告側を支援をしているが、「場外乱闘」では原告側は惨敗続きである。

映画制作はともかく、原告側は出版物による援護射撃くらいはもっと活発にして世論形成をして欲しいものである。

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2 コメント

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Unknown (涼太)
2008-12-10 11:29:17
狼魔人様

太田元知事も、本音では自決が軍命などとは思っていないのではないでしょうか。だから捏造までするのでしょう。
例の11万集会のときも、沖縄県議会は「命令」「関与」でもめて結局「関与」に落ち着いた。文部科学省は教科書から「関与」まで削除しろとは発言していないのに、わざわざ抗議集会を開くことも無かったと思います。抗議集会の目的は「命令」の復活にあるのは明らかです。その辺の事情は本土社会もわかっているので、本土社会から非難を浴びたのでしょう。
今回、映画製作で同じことをやろうとしていますが、無理を押し通すことが、沖縄に決してプラスになるとは思いません。もう本土社会でも自決が軍命などと思っている人は、少数だと思います。「沖縄が最後の砦」と逃げ込んだ、左翼団体も沖縄から逃げ出すのではないのでしょうか。
最近の、本土のマスコミは「沖縄戦」よりむしろ「東京空襲」などの露出を増やしています。先日も東京空襲がテーマのドラマがありました。マスコミはもはや「沖縄」では
敗北しているので、ターゲットを「空襲」に絞ったようにも思えます。南京、慰安婦、集団自決と論破された左翼は今度は東京、大阪空襲で揺さぶりにきたように思います。
自分の国を貶めて、何が面白いんでしょうか。
検定審改善案撤廃運動 (狼魔人)
2008-12-11 09:07:08
涼太さん

今朝のタイムス朝刊によると、左翼勢力は、教科書問題では「11万人」集会のテーマだった「教科書検定意見撤回を求める」を否定され、

悔し紛れにこんどは、先日の文科省の「検定審改善案」を白紙撤回要求するするそうです。

またぞろ高嶋琉球大学名誉教授が這い出してきて、「沖縄側から声をあげる必要がある」と扇動していますが、
最高裁を前に「検定審改善案撤回を求める県民大会」でも開くつもりですかね。
なにしろ、彼等の最終目的である「集団自決を命じた極悪非道の日本軍人」という教科書記述は削除されたわけですから、切歯扼腕する気持ちもワカル、ワカルですね。(笑)

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