狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

混迷の自民県連!辺野古漁協が同意書撤回!

2013-06-01 07:04:24 | 県知事選

  ■那覇市立中央図書館の言論封殺に、断乎抗議する (抗議文例はこちらで)

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 政府自民党本部が、自民党県連の「我がまま」を押さえ切れないツケが噴出してきた。

「県外」に反対した6人のサムライの中に移設先の辺野古を抱える名護選出県議と移設元の普天間基地を抱える宜野湾市選出県議が含まれているのは重要ポイントだ。 さらに一番の当事者である辺野古区民は辺野古移設を容認している。

名護地区漁協も辺野古容認だ。

にもかかわらず、自民党本部は県連の顔色だけを窺って、「地元の声」を無視している現状だ。

そんな中、名護市辺野古の漁協が辺野古埋め立ての同意書を撤回すると言い出した。

 

TBSニュース
【動画】普天間基地移設、埋め立てに“同意書撤回”の動き 
 
 普天間基地の移設問題で、移設先となる名護市辺野古の漁協から、「自民党が参院選の公約に移設先を明記しないなら、埋め立てに対する同意書を撤回する」と、政府側に伝えられたことが明らかになりました。

 普天間基地の移設をめぐって自民党本部は、参議院選挙での公約で名護市辺野古への移設を前提にしているのに対し、自民党沖縄県連は「県外移設」を掲げると主張し平行線のままとなっています。

 「県外という言葉を外すとですね、普天間の政策そのものが私どもは大変厳しい現状、死ぬんじゃないかと思ってますので、そこは堅持させてほしい」(自民党沖縄県連翁長政俊会長・30日)

 こうした中、3月に政府が名護市辺野古への埋め立て許可を申請した際には同意書を提出した名護漁業協同組合の中から、自民党本部の方針があいまいだ、と反発が出てきました。漁協の幹部は「公約に辺野古移設と明記しなければ埋め立てへの同意書を撤回する」という意向を自民党の河井衆議院議員を通じて、政府と自民党側に伝えてきたことが明らかになりました。31日、河井議員は菅官房長官に漁協幹部の意向を報告しました。

 「関係者から、是非(辺野古移設を)明記してほしいと強いお話がありましたし、もし明記されないようなことがあれば、日本政府との間の信頼関係が崩れるのではないか」(自民党 河井克行議員)

 政府は、漁協による同意を前提に埋め立て許可を申請してきただけに、自民党執行部は参議院選挙に向けて難しい判断を迫られそうです。(31日16:59)

             ☆

漁協の同意書撤回は、真っ当な意見である。

わざわざ辺野古埋め立ての同意書を取り付けておきながら、参院選の自民党県連の公約に「県外」を」明記したら、漁協の同意書は何のバカ騒ぎだったのか。

漁協の面子は丸潰れではないか。

漁協幹部が怒って当然である。

自民党本部は県連の顔色だけを窺っていると書いたが、実際は8人の「県外派県議」の顔色を窺っているに過ぎない。

いや、この8人だって、普通の判断力があれば、本音では「県外」が非現実的なことくらい知っているはずだ。

話しをつき詰めると、この8人だって翁長政俊県連会長の顔色を窺っているに過ぎない。

その翁長県連会長だって誰かさんの操り人形に過ぎない。

その誰かさんとは、「オール沖縄」で次期県知事の座を狙う翁長雄志那覇市長のことだ。

彼は2009年11月8日の「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」で共同代表を務めている。

そして、強引に自民党県連の公約を「県外」に方向転換した。

4月25日には再び「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し、国外・県外移設を求める県民大会」の共同代表を勤めた。 更に集会の実行委員会や自民党県議会は、登壇を渋る仲井真知事を強引に登壇させる事で、「県外移設=冲縄の世論」をつくる事に成功した。

 

そもそも「最低でも県外」は、鳩山由紀夫元首相が扇動した「幻の民意」だったはずだ。

民主党政権が瓦解し鳩山氏は政治家でさえもない現状では、沖繩自民党県連は、政権与党の自民党が掲げる辺野古移設推進に戻るのが道理である。

名護市も宜野湾市も辺野古移設推進を表明し、政府への要請を行なっている。

ブログ「対策本部」によると、沖繩自民党のやってきた事は次のようにまとめることができる。

 「マスコミ、革新政党に擦り寄って自ら県内移設反対、県外移設の世論をつくり、県外移設の世論を理由に県外移設の公約で選挙に出馬し、他に候補のいない辺野古移設推進派の保守層有権者は消去法的に自民党候補に投票し当選し、その当選をもって県外移設は県民の総意だと断定する。」

 

           ☆

翁長那覇市長の「オール沖縄」による沖縄支配の野望は、浦添市長選挙で既に瓦解している。

浦添市長選挙では現職の保守系候補儀間氏に対抗し、翁長氏の操り人形の西原廣美氏を「オール沖縄」で支援したが新人の松本哲治候補に「トンビに油揚げ」の憂き目を見たことは記憶に新しい。

フェイスブックの声です。

浦添市長選に那覇市長翁長雄志が関与 投稿者=浦添ようどれ


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浦添市長選に那覇市長翁長雄志が関与
那覇市長の翁長雄志(おながたけし)氏が次の知事選に立候補予定らしい。

そのため、二月に控えている浦添市長選で、今後手駒にしやすい西原廣美(にしはらひろみ)氏を応援するとのことで、浦添市長選に出馬表明している松本哲治(まつもとてつじ)氏に、出馬取り下げ要請をしたとのこと。

ザックリとしか内容は把握していないものの「金か?ポストか?24時間以内に選んでくれ」という選択を迫らせたようだが、それを松本陣営は拒否。

また、西原ヒロミ氏は浦添市長選の統一候補者を決める一般公募の公開討論会で松本てつじ氏に敗れ、彼を応援するという動画まで残っているが、なぜ、松本氏 や市民を裏切るような行動に出ており、そんな彼を自民党などは公式に推薦しており、非常に気味の悪い選挙が浦添で始まろうとしている。


松本哲治ブログ・百花繚乱日記

 これまでの振り返りと確認④

公開討論会による統一候補者として私が選出されたことは、
「これまでの振り返りと確認②」でも報告した通り。

[動画」統一候補松本哲治に決定 (引用者注:翁長雄志氏の「オール沖縄」が失敗したのを取り繕う茶番劇)

にもかかわらず、西原廣美氏がこの決定を覆し
出馬を表明した理由として、
①選考過程で不透明な部分があった
②出馬を望む多くの声を断れなくなった
との2点を上げている。

①の理由に対する最大の謎は、
「それでは、なぜ選考委員全員で記者会見までして、
コメントを発し、新聞にまで報道させたのか?」
ということである。

選考過程は、当事者である私や西原廣美氏はまったく関与していない。
よって、「選考過程で不透明な部分があった」との見解は、
まさに記者会見まで行ったこの選考委員の中から出たものであるとすれば、

それならば、なおさらのこと
なぜ「全会一致で決定した」
と選考委員は記者発表したのだろうか?

この部分は未だに闇のままである。

上記の映像は隠し撮りでも、秘密の映像でもない。

選考委員は全員、カメラが回っていることを自覚の上で、
マスコミ各社に対して公式に発表した
「統一候補者決定記者会見」なのである。

この映像が残っていることを知っている上での出馬表明なので、
「こんな公式発表なんか関係ない」ということになる。

(続く)

              ★

鳩山政権の「県外」の民意が空中分解し、辺野古移設を掲げる安倍政権が発足した今は民意は辺野古という現実路線にに「戻った」のである。

にもかかわらず自民党県連は、翁長那覇市長の野望に振り回され、自民党本部に反旗を翻し、「県外移設」を公約に出馬させようとしているのです。

残念ながら、安里政晃候補は、現状では翁長那覇市長の操り人形にしか過ぎない。

 【東京】自民党県連の翁長政俊会長は30日午後、都内のホテルで石破茂幹事長と会談し、県連が作成する参院選の地域版公約に、米軍普天間飛行場の「県外移設」を明記する方針を説明した。石破氏は「日米合意に基づく名護市辺野古への移設推進が政府方針。党として譲ることはできない」と従来の方針を示し、県連側は「この表現だけは譲れない」と重ねて強調。最後まで県連と党本部の溝は埋まらなかった。» 続きを読む

(更新日:2013年05月31日 10:07)

沖縄県連の閉塞状況を打破するためには、県連幹部は即刻辞表を提出し、人心一新の上、安里候補はより現実的な「辺野古移設」に方向転換するべきである。

方向転換の弁明は西銘恒三郎衆議院議員の言葉を借りればよろしい。

「もう、これ以上嘘をつくのに耐えられなかった」と。

自民党本部に再度要請する!

自民党県連の獅子身中の虫・8人の「県外派」を除名せよ!

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【おまけ】

読者有志の拡散依頼です。

       ★

 

そもそも普天間基地の移設先を辺野古と決めたのは稲嶺恵一知事時代の自民党でした。それを自民党県連が「県外」へと転換したのは、何も政治家が常に心がけなければならない安全保障や国際情勢、国内事情と国の将来像を勘案したものではありませんでした。

 

要は、不可能な「県外」を言い出した民主党案に乗っかり、後で責任を取らせようとする姑息な選挙戦略と、民衆の顔色を伺い、選挙に勝ちたいというご都合主義により、自分たちが決断した辺野古案を放棄したという事です。

 

 最近の政治家は時代錯誤にも「県民の声を国に届ける」と言いますが、そんな事は政治家でなくとも誰でも出来る時代です。政治家には、広範囲な情報を収集し賢明な判断を下せるように、一般人には叶わない十分な時間も資金も与えられているではありませんか!

 

 何故、赤旗より赤いと言われる県内メデイアの偏向報道から県民を目覚めさせようとしないのでしょうか?

 

 自民党本部は、唯一の同盟国との約束を反故にしかねない政策を選挙公約にするという自民党県連を何故許すのでしょうか?

 

 自民党県連は普天間基地の県外移設を公約にして、沖縄奪還を主張する中国の侵略行為から、どのように防ぐというのでしょうか? 日ごろ批判ばかりしている米軍に「貴方がたがやって下さい」と言うのでしょうか?

 

 また、半年後には改選される名護市長選挙をどう戦うつもりなのでしょうか?

 

まさか革新候補に相乗りするつもりではありませんよね?

 

 皆さん

 

 存知のように世界情勢は混乱の方向に傾いており、何が起きても不思議ではありません。

 

 信念の無い政治屋になりつつある自民党県連に「確りしろ!目を覚ませ!政治家の本分を全うしろ!頼むぞ!」等の檄を飛ばしてやって下さい 

 

 安里氏には、「祖父や父親に顔向けの出来ない事はするな!自身の信念を貫け!」等の励ましのメッセージをお願いします

 

 そして、自民党本部には、国難に際し、県連が目先の事しか眼中にないというのであれば、当然の処置として除名を勧告すべきだ等の強いメッセをお願いします。

下記に選挙公約の決定に関係している窓口の電話、FAX番号を記載します。

首相官邸へ意見投稿
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html


自由民主党沖縄県連: 会長翁長 政俊(おなが まさとし)
TEL:098(868)0040 FAX:098(860)2310
メール:jimin-oki@nirai.ne.jp


安里政晃後援会事務所 TEL: 98-860-5666 FAX:098‐866‐7691

 
安里政晃東方漫遊記ブログへ投稿  http://asatomasaaki.ti-da.net/

  

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6 コメント

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Unknown (無法者キラー)
2013-06-01 08:52:28
沖縄県連の幹部が世間を騒がせた過度で引責辞任し、
具志孝助氏を会長に当事者の名護選出県議と宜野湾選出県議の新体制で出直せば、「これ以上嘘をつくのが耐えられない」の決めセリフが逆に追い風になるかもしれません。
返信する
Unknown (キンジョウ)
2013-06-01 10:32:35
全ての元凶は那覇市長です。
返信する
Unknown (やもりさん)
2013-06-01 13:57:44
とりあえず、首相官邸のほうへメールをしました。

返信する
政権与党としての自覚を (憂国契約社員)
2013-06-01 19:05:12
最近残業続きで、御無沙汰ばかりしております。自民党執行部が、沖縄県連の説得に失敗し、「ローカルマニフェスト」なるものを作るようですが、沖縄県連は、自分達が政権与党の一員という自覚がありません。防衛網に穴が開いて、喜ぶ国は何処でしょう?自民党としては、「日本の中の沖縄」を前面に押し立てて選挙戦に臨むべきです。また、沖縄左翼の歪んだ人権意識も告発し、沖縄の進むべき道も示すべきでしょう。
返信する
Unknown (涼太)
2013-06-01 20:48:34
狼魔人様

とても理解できない世界です。
一つ言えることは、日本人的な物の考え方では無いですね。
沖縄の基地を撤去しようとすれば、それはそれで反対する人達ですからね。根底には甘えしか見えません。
逆に言うと基地利権があまりに大きいのでしょう。
返信する
Unknown (Rsv4R)
2013-06-02 01:02:51
県内マスコミの顔色を伺いながら動く、県内自民党議員が諸悪の根元の様な気がします。
共産党、社民党等ははっきり行っていつか無くなります。
現状が分からない人に説明しても一応分かってもらえます。いかに共産党、社民党等がダメか。
一応、保守議員ならば国益を考えて頂きたい。
辺野古移設しかないことは一般的常識やある程度の政治情報があればわかると思います。
今さら県内自民が県外と言うなら、市議、県議、国会議員に関わらずどの様に県外移設を実現するのかスケジュールを提示して頂きたい。今までどの県に働きかけたのか?
出来る可能性はどの程度なのか?それが、県外と公約する事の重さです。
安里候補には実際に現場に行き地元の声を確認して頂きたい。翁長市長が良いならOKで、駄目なら×、程度の人なのか?
政治家とは自分の信念を通す人ではないのか?県内の状況に風穴を開けるような人はいないんでしょうか?
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