狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「九条教」で若者を洗脳するペシャワール会の危うさ

2008-09-02 08:19:47 | 普天間移設

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 ◆福田首相が辞任 「新しい人に託したい」

 福田康夫首相は1日夜、首相官邸で記者会見し、退陣する考えを表明した。内閣支持率の長期低迷に加え、衆参両院で与野党勢力が逆転するねじれ国会の下で国政の停滞を招いたためとみられる。 続きを読む >>

                  ◇

朝日新聞を始め、左翼新聞には評判の良かった福田首相が、自己破産。

就任直後の琉球新報の社説を拾って見た。

左翼新聞には最も悪評だった、安倍内閣の後だけに、

腰を据え国民や野党と真正面に向き合う「大人の政治」≫

と持ち上げていたが、

結果は

調整が難航したら責任を投げ出す「未熟な政治」(新報の安倍内閣に対する評価)

ではなかったのか。

 

琉球新報社説
内閣支持率 試される課題解決能力 2007年9月28日 

福田新内閣の支持率が57%と出た。数字の上では宮沢内閣以降5番目の高さだが、・・・・・(略)・・・・・

 調整が難航したら責任を投げ出す「未熟な政治」から、腰を据え国民や野党と真正面に向き合う「大人の政治」への転換が、福田新内閣には求められている。≫

                   ◆

 

◆「九条教」で若者を洗脳するペシャワール会の危うさ

9月1日付 よみうり寸評  9月1日付 よみうり寸評
 「アジアの片隅での小さな努力が、新しい時代の流れを切り開く一つの捨て石となることを祈る」――。「ペシャワール会」現地代表の中村哲さんは、アジアのノーベル賞と言われる「マグサイサイ賞」を受賞した際に、こう語った◆それから5年、中村さんとともにアフガニスタンの「新しい時代」のために、「小さな努力」を積み重ねてきた伊藤和也さんの葬儀が営まれた◆31歳。アフガニスタンのために尽くしながら、拉致され、命を奪われた。「本望だったと思う」。無念さを押し殺して語る父、正之さんの毅然(きぜん)とした姿が胸を打つ◆食糧の自給によって、平和をもたらす。その思いから、伊藤さんは農業支援に取り組んだ。麻薬の原料となるケシから茶への転作にも力を注いだ◆事件を受け、中村さん以外の日本人スタッフは近く、現地から撤退するという。アフガンの「新しい時代」は遠のいてしまうのか◆「死を無駄にしないため、責任を持って事業を続ける」。アフガン人の同僚の言葉がせめてもの救いだ。

(2008年9月1日14時12分  読売新聞)

                   ◇

「本望だったと思う」。無念さを押し殺して語る父、

父、正之さんとしては、そう言うしか外に言葉が見つからなかったのだろうが、本人は31歳の若さで殺されて、本望のはずはない。

善意の塊のような伊藤和也さんの非業の死は真に残念なことで、冥福をお祈りするしかない。

ただ、この事件に対する各紙の報道には納得しかねるものがある。

例えば次に引用する琉球新報社説。

琉球新報・社説     邦人殺害 再考したいNGOの安全(2008.8.29)
 ≪・・・・ 今回の拉致殺害事件で気になるのは安全に対する認識や対応など海外貢献での危機管理の甘さだ。
 同会現地代表の中村哲医師は「アフガンは今、ほとんどの地域が無政府状態にあり、いずれ日本人が狙われる」との危険性を指摘していた。「夏までには日本人全員を撤退させたい」としていたが、伊藤さんらの撤退は先延ばしになった。
そして心配が現実になった。
 治安悪化の裏には、民間人を巻き込む米軍の空爆に対する反米感情の高まりに加え、インド洋での海上自衛隊による給油活動、自衛隊の本土派遣検討などへの対日感情の悪化、その結果としての「日本への報復」も指摘されている。
 
日本の軍事的貢献の在り方に問題はなかったか民間支援団体に安全に対する過信はなかったか。いま一度、検証と検討を急ぎたい。≫

                                              ◇

日本には「水と安全はタダ」という話があるが、ペシャワール会は飲料水や農業用水のための井戸掘削等で貢献していたのだから、少なくとも水がタダではないことは承知していたようだが、安全に関しては大きな認識不足があったようだ。

【アフガン邦人男性拉致】タリバン「殺害した」 全外国人が標的 - MSN産経ニュース

>同会現地代表の中村哲医師は「アフガンは今、ほとんどの地域が無政府状態にあり、いずれ日本人が狙われる」との危険性を指摘していた。

このような認識がありながら何故伊藤さんのような若者を殺害されるまで現地に残しておいたのか。

いくら善意で望んでも、安全があって初めて善意は成就する。

インド洋での海上自衛隊による給油活動、自衛隊の本土派遣検討などへの対日感情の悪化、その結果としての「日本への報復」も指摘されている。

アフガンには安全維持のため日本以外の40カ国が、国際治安支援部隊を派遣している。

安全はタダではなく、コストが掛かるものなのだ。

各国で安全に伴うコストを負担しているのに、日本は自分の手を汚そうとしない。 せめてガソリンスタンドの役目くらいの最小限のコストは負うべきだろう。

マスコミは、丸腰なら安全だという、「無防備地域宣言」のような「ぺシャワール会」らの運動を支持しておいて、それが今回の事件のような結果になると、インド洋給油のせいだと責任を転化する、・・・全く見当違いの話だ。

まさに憲法九条を信仰すれば世界平和が訪れるという「九条教」と同じである。

ペシャワール会代表の中村医師も善意の方のようだが、丸腰で善意を提供すれば相手はそれを受け入れてくれるという、特殊思想(九条教思想)の持ち主のようだ。

中村哲医師は、こんなことを語っている。

 「武器など絶対に使用しないで、平和を具現化する。それが具体的な形として存在しているのが日本という国の平和憲法、9条ですよ。それを、現地の人たちも分かってくれているんです。だから、政府側も反政府側も、タリバンだって我々には手を出さない。むしろ、守ってくれているんです。」(マガジン9条〜この人に聞きたい『中村哲さんに聞いた』〜

本人が一人でどのような信念・思想で行動しようが結構だが、伊藤さんのような純粋な若者を、「9条を信じれば危害は加えられない」という危険思想に巻き込んでよいものだろうか。

かつてこの方は、「無防備マンが行く! 」を地でいくような発言をしていた。

 史JVC代表2007/10/17
ペシャワールの会が語る「丸腰の強さ」2005/11/22

≪―アフガンの人は親日的だったが・・・・・・―

 憲法九条じたいを知らなくても、日本はかつてこの国を攻撃していないことやヒロシマ・ナガサキをよく知っており、そこから復興したことも知っているからだ。われわれも作業トラックに日の丸を書いて、安全に作業して来た。ところが自衛隊のインド洋派遣いらい、米軍と同じとみなされて攻撃されかねなくなったので、トラックの日の丸を消して作業するようにした。≫

 ≪ ―丸腰の安全保障―

 このような事業が日本人への信頼につながり、軍事によらない日本人の、いわば丸腰の安全保障になっているのではないか。


九条教」は日本の特殊な人々の特殊な宗教であって、世界では通用するものではない。

純粋な若者を「九条教」で洗脳して、アフガンのような治安の悪い地域に、引き釣り込むことは止めてほしい、

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コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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タリバン (ヒロシ)
2008-09-02 12:51:21
中村さんはタリバンが大好きらしいですからね。

農作物用にと井戸を掘って、しばらくすると農作物よりもお金になるケシ畑が。。。ということだってありえますから。

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