79歳元慰安婦、ハーバード大学で涙の訴え
28日午後、米ハーバード大学ケネディー・スクール(行政大学院)の講義室。さまざまな人種の聴衆約100人が見守る中、時には感情を抑えきれず絶叫に近い声を上げる高齢の韓国人女性の話に耳を傾けた。16歳の時に強制連行された後2年間、日本兵の「慰安婦」をさせられたイ・ヨンスさん(79)は、ハーバード大の学生の前で同日、当時の「地獄の日々」について証言した。1944年に強制連行された後、繰り返し受けた無差別な暴行・強姦・拷問の悪夢を60年以上経った今でも忘れることのできないイさんの叫びに、聴衆は嘆き、目頭を熱くした。
だが、イさんは堂々としていた。イさんは「性的奴隷の役割を強制した日本が私を“慰安婦”と呼んでも、私の名前は両親がつけてくれたイ・ヨンスです」と言った。そして「日本政府は生きている証人である私が死ぬことをひたすら望んでいるが、日本の正式な謝罪と法的賠償なくしてはこの問題は決して解決しない」と語ると、聴衆は一斉に起立し拍手を送った。
イさんの証言が終わると、参加者たちは日本の無責任な態度を非難した。マリア・サンチェスさん(ハーバード大学大特別研究員)は「これほど残酷だったとは知らなかった。胸が張り裂けそうな自身の過去を語ってまで、真実を明らかにしようとするイさんの勇気に対し、日本は恥を知るべき」と語った。エイミー・ボンドさん(ケネディー・スクール)は「日本政府は真実を認め、今からでも犠牲者らに対し正式に謝罪しなければならない」と言った。ケイティー・フリードマンさん(ケンブリッジ在住)は「同じ第2次世界大戦の敗戦国であるドイツと日本だが、過去の過ちの反省にはあまりにも違いがありすぎる。厳然たる証拠があり、イさんのような方たちの証言があるにもかかわらず“強制連行はなかった”と否定する日本の態度は先進国らしくない」とも語った。韓国系米国人の1.5世でボストン市議のサム・ユン氏は「この問題は普遍的な人権と道徳の次元から解決すべき」と述べた。
この日会場には在米韓国人や韓国系米国人の中高生ら十数人も来ていた。教科書では学べない生きた歴史を学ぶためだ。中高生は会場前に展示された当時の残酷な状況を示す写真や資料に驚きを隠せない様子だった。両親と一緒に来た女子高生、デボラ・リーさん(9年生)は「何の非もない女性を日本が強制連行し、ひどい仕打ちをしたことはフェアでない。多くの資料に慰安婦が強制連行された証拠が残っているにもかかわらず、日本政府が否定するのはあってはならないことで、とんでもないこと」と感想を述べた。
イ・ヨンスさんは今月26日、安倍晋三首相の訪米に合わせワシントンD.C.のホワイトハウス前でデモを行ったのに続き、29日にはボストン市でも人権団体と共にデモを繰り広げた。米下院に提出された「日本政府による従軍慰安婦問題の公式謝罪要求決議案」の通過を訴えるためだ。
ケンブリッジ(マサチューセッツ州)=ユン・ジョンホ記者
誰かこのウソつき婆ーさんをとめて!
◆元慰安婦イ・ヨンス(文玉珠)のウソhttp://karutosouka1.hp.infoseek.co.jp/ianhu.htm
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