人気blogランキングへ クリックお願いします
福島第一・第二原発、退避範囲20キロ圏内に拡大
2011年3月12日19時11分
経済産業省の原子力安全・保安院は12日、東日本大震災で被害を受けた東京電力福島第一原子力発電所1号機(福島県大熊町)で、原子炉内の燃料の溶融が進んでいる可能性が高いと発表した。その後、午後3時30分ごろに大きな爆発音を伴う爆発が起きたことを明らかにした。原子炉の状態と爆発との関係を含め、東電などが原因を調査中だ。
放射線医学総合研究所や東電が原発敷地内で、燃料中に含まれる核分裂生成物であるセシウムやヨウ素を確認した。いずれも、ウランが核分裂をした後にできる物質だ。
炉心溶融は、想定されている原発事故の中で最悪の事態だ。これが進むと、爆発的な反応を引き起こして広く外部に放射能をまき散らす恐れもある。
爆発音について、枝野官房長官は12日夕の会見で「原子炉そのものであるということは確認されていないが、なんらかの爆発的事象があったと報告された」と述べた。福島県によると、爆発で1号機の原子炉建屋の天井が崩落したことを確認したという。東電社員ら4人が負傷し、病院に搬送されたという。
東京電力は12日午後4時過ぎ、現場敷地境界で1時間あたり1015マイクロシーベルトの放射線を確認したと発表した。一般人の年間被曝(ひばく)線量の限度(1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト)を、1時間で浴びてしまう放射線量に該当する。
日常生活で自然から浴びている放射線は平均で1時間あたり0.05マイクロシーベルト。放射線業務従事者は年間50ミリシーベルトかつ5年間で100ミリシーベルトが被曝限度とされている。
政府から退避指示が出た原発から10キロ圏内には約800人の住民が残っていたが、午後6時現在も避難中という。 一方、保安院によると、爆発音のあった後に、1号機の原子炉格納容器の圧力が急激に下がってきたという。格納容器の破損を防ぐため、弁を開けて内部の空気を抜く作業が効果を上げたのか、他の要因かは不明だ。空気とともに容器内の放射性物質も外部に放出されたとみられ、放射線の観測値は上昇している。
原子炉圧力容器内の水位は下がり続けており、午後5時28分の段階で、燃料棒(長さ4メートル)の上端から1.7メートル低い位置にある。燃料棒の半分近くが露出した状態になっている。消防車などを使って冷却水を注入しているが追いついていない。このため、東電は海水も使うことを選択肢の一つとして検討していることを明らかにした。
政府は福島第二原発(同県楢葉町、富岡町)について、避難を指示する範囲を、半径3キロ圏から10キロ圏に拡大した。その後、官邸は第一、第二原発ともに退避を指示する範囲を半径20キロに拡大した。
◇
〈炉心溶融〉原子炉内の水位が下がり、炉心が水中から露出すると、燃料の温度が上昇し、金属と水とが化学反応を起こして燃料を入れた金属製の器(被覆管)が溶ける。冷却が不十分だと燃料の溶融から、さらに炉心の構造物の破壊と落下が起こる。ここに水があると、水と溶融物が接触し急激な爆発が起こる恐れがある。爆発で格納容器が破壊されれば、大量の放射性物質が環境に放出されることになる。
☆
今回の「東北・太平洋自身」は、地震・津浪による自然災害という要素の他に、燃料タンクの火災・爆発、そして人間の知恵の結晶ともいえる原発爆発という人災的要素を含む複合災害である。
福島第一原発の爆発により東電社員が四人負傷し病院担ぎ込まれたというが、原発の放射能漏れを必死になって努力し、ついに負傷した東電社員に敬意を表すとともに、重大な負傷でないことを祈ってやまない。
現在、自衛隊も動員しポンプ車、タンク車を動員し、冷却保全に必死の様子と報じられているが、少なくともチェルノイブリのような重大事故にはならないものと信じたい。
このような重大事故の場合、最高責任者の首相は情報の集中する官邸に控えて、総合的指揮をするべきはずなのに、天災を支持率アップの材料にしょうとばかりに、首相自ら作業着姿でヘリに乗って空から現場視察するようなパフォーマンスに努めている。
災害は目下進行中なのだ。
最高指揮官がのんびり空から視察して何の意味があるのか。
ただの野次馬ではないのか。
首相が乗るヘリの余裕があるのならそれを現場の自衛隊員に回して、一人でも多くの救命をするのが優先するのではないのか。
それに国家の緊急時に最高責任者が官邸を空っぽにして、どう責任を果たすつもりなのか。
★★お知らせ★★
日本会議では、日本会議沖縄県本部と協力し、3月13日(日)~18日(金)の6日間、
「尖閣を守れ」沖縄縦断キャラバンを実施します。
沖縄と本土の青年学生がキャラバン隊を組み、沖縄県内各地で「尖閣諸島を守る集い」を開催するほか、地方議会・首長、団体への訪問活動を行うとともに、街頭で署名活動を実施します。
今回のキャラバン活動を通じて、尖閣諸島が我が国の領土であることをゆるぎないものとすること、そして沖縄と本土の絆を一層強固なものとしてまいりたいと隊員の一人は決意を語りました。
3月13日は、那覇市で尖閣諸島に14回上陸した仲間均石垣市議会議員の特別講演があるほか、18日は宮古島市において支部設立総会を開催いたします。
沖縄にご在住の方はぜひともご出席いただきますとともに、沖縄にお知り合いがいらっしゃる方は、何卒ご案内をしてください。
日時: 平成23年3月13日(日)13:30 受付開始 14:00 開会予定 16:00 終了
開場: 沖縄県護国神社・会館 [那覇市奥武山町44 TEL098-857-2798]
参加費:500円
主 催 日本会議沖縄県本部 〒900-0031 那覇市若1-25-11
TEL098-868-3697 FAX098-868-4219(石田)
■キャラバン隊の主なスケジュール (参加費は其々500円)
3月14日(月)18:30 「尖閣諸島を守る宜野湾市民の集い」
於 普天満宮・会館
16日(水)19:00 「尖閣諸島を守る国頭村民の集い」
於 道の駅「ゆいゆい国頭」国頭村観光物産センター・会議室
17日(木)19:00 「尖閣諸島を守る糸満市民の集い」
於 ホテルスポーツロッジ糸満
18日(金)17:00 日本会議沖縄県本部・宮古島支部設立総会
於 宮古島商工会議所会館・会議室
人気blogランキングへ クリックお願いします
宮崎の口蹄疫問題もそうでしたが、事業仕分けで対策費を使ってしまい宮崎を見殺しにしました。自民党が組んだ災害予算も、民主党は何百年に一度の災害対策なんて考えられない。とか発言し事業仕分けしました。
実際には今回のように起きるのです。
三橋さんが民主党の政策をぶった切っています。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10828147809.html
二日目まだ国は動いていませんね。
自衛隊よろしくではなく、
早く食料と毛布を現地に届けてほしい。
助かる命も助からない。
いつも沖縄の力強い声をありがとうございます。
さて、菅首相が原発を視察する間、冷却作業に必要な処置を止めていた疑惑が持ち上がっています。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110312/dst11031223220294-n1.htm
また米軍によるホウ酸注入を進言していたのを拒否した後、いよいよ冷却に失敗しやむを得ず、11日未明に蒸気放出の許可を政府に求められたにもかかわらず、菅の視察まで止めさせていたということです。
専門家の間でも10日の深夜には深刻な事態が把握されており、周辺状況からいっても、言い逃れはできないのではないでしょうか。
なお、避難範囲を20kmに拡大したのは、その時点で深刻な事象が判明したのではなく、自民党から狭すぎるので拡大しろという申し入れがあり、はじめて対応したというのが真相のようです。このことは佐藤正久さんのtweetで報告されています。無論、このことはマスメディアは伏せており、対応の杜撰さの隠蔽と手柄の横取りを図ったと考えられます。
菅政権はこの国難を天佑と喜んで最大限政権の延命に活用することでしょう。マスメディアの誘導に惑わされずに、一部始終をよく注視してゆきたいものです。