狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

天声人語のお墨付き論 エロ・サイトについて

2007-09-24 06:34:51 | 外交・安全保障

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誘拐犯の手先から献金を受ける人物がついに日本の総理大臣になることが決まった。

得票数は、福田氏が330票、麻生氏は197票だったが、内訳は

国会議員票  地方票  合計
福田氏    254      76   330
麻生氏    132      65   197 
                       ※無効票1

いずれにせよ福田総理では総選挙は乗り切れない。

「選挙の顔」には陰気すぎる。

陰気な顔で「ボソボソ」としゃべられたら本当に政権交代になってしまう。

一方、事前予想の福田圧勝を裏切って麻生が善戦した。

これを機に政界再編成を期待したい。

やはり「選挙の顔」には明るい顔がいいでしょう。

突然話題転換。

■エロ・サイトについて

PCに向かう人なら怪しげな「エロ・サイト」を間違ってクリックし、対応にあわてた経験が一度くらいはおありでしょう。

無ければ結構ですが、当日記にも良く「エロ・サイト」がTBされているが、勿論当日記が主催しているわけではない。

先日友人のK君が間違ってクリックしてしまい、対処法を問うメールが入った。

下記に引用しますので参考にしてください。

                     ◇

≪狼魔人日記を見ていてうっかりTBされている「エロ・サイト」を開いていったら課金云々が出てきてた。

無視して画面を閉じメールを開いたらわけのわからないメールが自動発信された。

「狼魔人日記」が承知の上でここに掲載しているのでしょうか、メールアドレスが送信されているが

課金に使用される恐れあり、対応はどうしたらよいですか教えてください。  

Kより≫

                     ◇


K君
 
最良の対処法は「無視すること」です。
 
いくら「同意云々」の文言で脅しても、相手が間違ってクリックするのを待つような騙まし討ちの契約は無効です。
 
「追加金」とか「延滞金」云々の脅しに負けて返事をしたら敵の思う壺です。
 
無視と削除で対応する以外に方法はありません。
 
詳しくは下記サイトを参考にして下さい。
 
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1015654.html
 
なお「狼魔人日記」とエロサイトは全く関係有りません。
 
極力削除を試みてはいますが一日中PCえを睨んでいるわけにもいきませんので。
 
悪徳サイトには、勇気を持って無視しましょう。
 
狼魔人

                     ◆

天声人語


2007年09月23日(日曜日)付

 画家の辻まことに、「虫類図譜」と題する愉快な画文集がある。色々な事物を虫に見立てて皮肉っていて、国連もやり玉にあげている。〈できの悪い粗悪品を、美しいものとよばなければならない〉と手厳しい。

 美名と裏腹に、冷戦下で機能しなかった時代の冷笑だ。今なら、こう悪(あ)しざまには言われまい。とはいえ利害と思惑のぶつかる国際社会で、黄門様のようにはいかない。「お墨付き」である決議も、厳しい折衝をくぐって日の目を見る。

 懸案のテロ対策特別措置法をめぐって、日本政府が「印籠(いんろう)」と頼んだのは、決議の前文の「謝意」だった。インド洋で給油活動を続ける根拠になると踏んだ。米国に働きかけて文言を潜り込ませたが、ロシアは反発して棄権した。安保理の足並みを乱したと、風当たりが強い。

 安保理は国連の心臓部だが、協議の多くは決議文の言葉選びに割かれる。取材していた頃、最後にわずかな言葉を換えて採択された決議があった。言い換えで各国の思惑に配慮したからだ。その決議を根拠に、米国は強引にイラク戦争に打って出る。

 片言隻句の違いが、何万人もの生死を左右したと言えなくもない。外交官が、それぞれの国益を背負って扱う一語が、人の頭上に爆弾を降らせもする。国連の美名のもとなら何でも是と思うのは、だからあやうい。

 政府には渇望の印籠だったが、特措法に反対の民主党はひれ伏すふうもない。年金に比べれば特措法も国連も身近ではないが、ときには遠くも眺め、粗悪品でないかどうかを確かめたい

                                               ◇

■「お墨付き」の価値変動■

小沢民主党党首が「お墨付き」と信じる国連決議が小沢に不利な「謝意」が決議に盛り込まれると、天声人語もその「お墨付き」の権威を疑いだす。

>政府には渇望の印籠だったが、特措法に反対の民主党はひれ伏すふうもない。

天声人語も小沢の考え次第で容易に価値基準を変えるということか。

黄門さまの印籠がなければ何事も始まらないと言っていた男が、いざ印籠を示されると、今度は印籠の紋所の色が薄いとか何とかいちゃもんをつける。 

小沢一郎氏の「国連至上主義」は、あまり他には例を見ない奇妙な信仰だとかねがね思っていた。

小沢氏が国連を崇拝する理由はめまぐるしく変る国際政治の潮流についていけなくなったからだと想像する。

硬直した頭には、「国連至上主義」といったスローガンを掲げるのが一番楽なのだ。

物事を深く検証するのを避けて、掲げたスローガンにそぐわないものにはとにかく反対すれば済む。

 

■国連は平和の府ではない■

勿論小沢氏が至上とする国連の実態は、平和を護るための正義の府ではない。

国連の加盟国の大部分が、人権弾圧をしている途上国であるということも現実である。

これは北朝鮮の拉致事件に関連する人権弾圧を非難する決議案にも、人権委員会53ヶ国中半分の国しか賛成しないという事実で容易に理解できる。

人権弾圧されている国々にとては国連は「平和の府」どころか人権弾圧を認める「悪魔の府」だと言えなくも無い。

それはそもそもUnited Nationsを「国際連合」と訳すのは誤訳であり連合工と訳するのが正しい。

これは第二次大戦中の1942年に「連合国」が共同で戦争を行なうために結成された軍事同盟の名前であり、世界平和を守る「平和の府」ではなく、連合国が戦後秩序を守るための機関なのである。

ちなみに国連では日本は第二次大戦の敵国であると規定する「敵国条項」が今でも生きている。

 

湾岸戦争のときは一兆数千億出しても「謝意」を示してもらえなかった。

米国に働きかけて文言を潜り込ませたが、

日本の働きかけで潜り込んだ「謝意」だと天声人語は揶揄するが、1兆円以上の大金を」投じても得られなかった「謝意」がそんなに簡単に国連決議に潜り込めるだろうか。

日本のインド洋の給油活動が少なくとも兆円以上の価値があると判断したからこそ、国連決議に「謝意」を表したのではなかったのか。

「国連至上主義」を掲げていたずらに神学論争を挑む小沢党首は「非武装中立」の神学論争に明け暮れた土井・社会党と何ら変りが無い。

土井・社会党なら敵国に侵略されても「話し合いで平和を!」と念仏を唱えるだけだろうし、

小沢・民主党なら「国連決議さえあれば、他国の戦争にも武力介入出切る」と拳を振り上げるだろう。

結局、民主党はブーメラン政党。

自ら唱えた「国連決議」がブーメランとなって襲ってきた。
 
小沢に政権担当能力は無い。

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