狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「歴史わい曲」で記念写真を

2007-09-24 13:40:04 | 教科書

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沖縄タイムス 2007年9月24日(月) 朝刊 21面  
 
県内首長、文科省を批判/専門家加え再審議を

 高校教科書から沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」に対する日本軍の強制を示す記述が削除された問題で、文部科学省の教科書審議会に沖縄戦の専門家がおらず、同省の検定意見原案が議論もなく通ったことに、県内四十一市町村の首長は「記述に手を加えるならば専門家の意見を聞くべきだ」と同省を厳しく批判していることが二十四日、本紙のアンケート調査で明らかになった。また、目抜き通りでの大会告知、バス手配など大会の準備も各自治体で進んでいる。
 アンケートは二十一日までに回答を得た。日本軍の強制の記述削除について文科省は「学術的な検討を得た審議会の決定」と説明している。

 金城豊明豊見城市長は「もともとあった記述に手を加えるならば専門家の意見を聞くことが、学術的にも公正・中立ではないか」と指摘。城間俊安南風原町長は「文科省が審議過程を正当化する姿勢は疑問」とした上で、両首長ともに「集団自決」の日本軍の強制を否定する「文科省の意図を感じる」と訴えた。(略)

                                                 ◇

>「もともとあった記述に手を加えるならば専門家の意見を聞くことが、学術的にも公正・中立ではないか」

今頃になって何を寝言を、といいたい。

当日記はマスコミが「民意」を扇動し始めた6月に、市町村長のアンケートなどで政治家を煽る前に、専門家の検証が先決だと主張してきた。


「集団自決」 専門家に議論させない地元新聞

市民運動より学者らによる実証的な研究を!

「民意」を狂乱するまで扇動しておいて、今頃専門家の議論とは順序が後先ではないのか。

県民が熱狂した状況下で「冷静な議論」ができるかどうかはさて置いて、

たとえ時期を逸したとはいえ、このような意見が出てきたことを、物事を冷静に考える人が出てきたと考えるのは当日記がちょっと甘いのだろうか。

                      *

異常に盛り上がる政治集会「県民大会」の開催日まで残すとこあと5日。

ネタが無くとも無理やり記事にしてしまうのがプロパガンダ紙の宿命。

今朝の琉球新報は、「青春!県民大会」といった中高生サークルの「記念写真」に太っ腹にも紙面を提供している。

今までの「新聞記念写真」は家族の4人だったが(「孫に真実伝えたい」 与論・喜山町議、家族で参加へ

中学生グループは5人で撮影ОKのようだ。(歴史の重さ実感 具志川中生徒「集団自決」を学習

で、高校生グループは、7名くらいで記念撮影。(事実学ばせて 真和志高インターメディア部、参加訴え )

あなたの家族、グループも今なら新聞に「記念写真」を掲載できますよ。

今の所、家族なら4人以上、グループなら5人以上ならОKのようだが。

勿論、「歴史わい曲に怒りで震え、県民大会動員に協力したい」と言う大義名分で拳を突き上げるのは条件だが、

「記念写真」が新聞に掲載されるならばお安いものだ。

しかし、毎日の新聞の扇動記事に判断力も麻痺し勝ちだが、ライブハウスで「集団自決」のフィルムをで上映する異常さに気がつくものが今の沖縄に何人いるだろうか。(検定県民大会向け「集団自決」上映会 22日那覇  )

それにして、もオリンピックじゃあるまいし、「灯火リレー」までやるとは、はしゃぎ過ぎでは無いのかね。(平和の灯リレー、走って世代つなぐ 糸満―県民大会会場

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