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狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

幻の「先住民差別」 いつまで叫べば気が済むのか

2009-07-08 14:45:04 | 県知事選

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中国の「チベット弾圧」と「アイヌ差別」を同列に扱えと「売れない評論家」センセが主張していると聞くが、反日左翼の専売特許の幻の「アイヌ差別論」をまだ言っているのには驚きだ。

以下トラネコ日記さんの引用です。

まだ言ってる「先住民差別」

2009年07月05日

アイヌ民族の生活向上支援を 政府有識者懇の報告書素案

政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」(座長・佐藤幸治京大名誉教授)の報告書素案が27日、明らかになった。アイヌ民族と他の国民との間に残る格差の解消のため、アイヌを対象とした生活向上支援の必要性を打ち出したのが特徴。アイヌ文化の復興に対する国の責務も明記した。

懇談会委員の加藤忠北海道アイヌ協会理事長や高橋はるみ北海道知事らは施策実現のための新法制定を求めており、7月末にまとまる報告書には立法措置についても盛り込まれる見通しだ。素案は、アイヌを「先住民族」と明記。国の同化政策などがアイヌ文化に深刻な打撃を与えたと指摘し、「文化の復興に責任を負うのは国であり、国が主体となって政策を立案、遂行しなければならない」としている。生活水準や教育の格差が、差別につながり「アイヌとして誇りを持って生きるという選択を妨げている」とし、現在は北海道が道内在住者に限定して行っている就学などの生活支援を、
国が全国各地のアイヌに実施することも求めている。

中日新聞 2009年6月27日 18時20分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009062701000612.html




京大名誉教授か有識者か知らんが、またこんなのがでてきた。
また中日新聞だもんなwww大体報道の意図がわかろうというもんだ。
以前にも書いたが、日本で先住民規定というのは難しいと思う。

参考;「アイヌ民族は日本人ではないのか?
http://ryotaroneko.ti-da.net/e2327031.html


ちなみに私の大学の同級生でアイヌ人がいたが、
彼は立派に国立大学を卒業し、結婚もし、高校の教諭もやっている。
私の知っているアイヌ人は彼一人だけだが、
彼はまったく普通の日本人としての生活を送っている。
無論アイデンティティはアイヌ人だろうが、
完全に日本人として「同化」している。

アイヌ民族と他の国民との間に残る格差」というが、
具体的にどんな格差がどれくらいあるのかが記事からはわからない。
少なくとも上記の同級生は公務員になって社会的にも活躍しているので、
ここで言う格差がわからない。


一方でこんな報道もされている。

アイヌ民族 認定基準を厳格化 

■道方針、協会に指導
道は26日の道議会予算特別委員会で、アイヌ民族の人たちの認定を厳格化する方向で検討する方針を示した。現在の戸籍ができる以前の「改製原戸籍」で確認することなどを検討している。北海道ウタリ協会(現・北海道アイヌ協会)の羅臼支部の会員数が不自然な形で急激な増減をしたことに批判が集まったためだ。また、大学修学のための学費貸与額のほとんどが減免されていたことについても、今後は返還を前提とした制度を設ける考えを示した。

ウタリ協会羅臼支部では96年に会員数が2人だったのが翌年は208人に急増。02年には一転して74人に減少していた。道の調査では、当時の支部長が組織力を高めるため、家族全員を会員としていたという。また、「アイヌの人以外の人も会員になっていたようだという証言も得た」とした。
これまで、アイヌ協会の会員資格は、協会の支部長や市町村長の推薦で決まるところが大きかった。道は「アイヌ協会に対して厳格な審査を行うよう指導したい」として、認定基準も厳格化する方針を固めた。

大学進学のための学費貸与制度で、07年度で約千人、計約25億円の貸与額のほとんどが減免され、返済額は160万円にとどまっている。これについても「返還を前提とする制度が望ましい」として、今後、制度のあり方を検討するという。また、この制度についてアイヌ協会加入者以外のアイヌの人の利用率が低いことも問題視し、今後、広く制度を周知する考えを示した。  (古賀大己)
asahi.com 2009年06月27日
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000906270003

奨学金未返還、免除に関しては2009年3月24日(火)のSTVニュース「どさんこワイド180」でも報道されている。



これを読む限り行政はアイヌ人だからといって特別差別をしているようには思えない。
むしろアイヌ人のほうが利権に群がっているように見える。
まるで在日特権か特権と同じではないか。

奨学金に関しても経済的に困難な者には、莫大な奨学金返還の免除までしている。
25億円もの奨学金をほとんどタダで彼らにやっているって、
むしろ殆どの奨学金貸与者が返還していないほうが問題だろう。

また一説によると、アイヌ利権というものが実際にあるそうだ。
以下未確認情報だが知りえたものだけ列挙する。

北海道内で例えば公園整備とかする場合、
そこが明治以前にアイヌ居住地であったりすると、土地使用料の要求とか、
アイヌ関係の遺跡とか何かの文化遺産などがあった場所だと、
そこへ博物館建設要求などが出るらしい。
それが実現しない場合はアイヌ人に対する慰謝料や賠償金の要求もあるという。
またアイヌ人が農業や酪農などを行う場合も、
アイヌ人以外の農牧業従事者よりも補助金がかなり多いらしい。

そもそも何をもってアイヌ人と認定するのか。
現在では殆ど純血のアイヌ人は存在していないはずだ。
これは私が約20年前に純血アイヌの末裔という60代の女性から聞いた話では、
その時点で純血アイヌは北海道内には数人のみだと言っていたのを思い出す。

1%でもアイヌ人の血が混在していればアイヌ人なのか?
或いは5割以上アイヌ人の血が入っていても、
みずからアイヌ人であると認めたがらない人もアイヌ人なのか?
そのアイデンティティがアイヌ人であれば血は関係ないのか?


これらのアイヌ人への補償だの賠償だの、文化保護だのの根拠は、
07年9月13日先住民族の権利に関する国連宣言からきているのだ。

その根拠は白人=欧米人は500年にわたって、
世界中の有色人種である先住民を殺しに殺しまくったことへの、
深い反省がそこにあるのである。

ちなみに国連でのこの宣言採択では、
アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドは棄権した。
これらの国々が先住民に何をしてきたかを見れば、
なぜ棄権したのかがよくわかる。

南北アメリカ大陸で1億人とも1億4千万人とも言われる、
イヌイット、アメリカインディアン、中南米のインディヘナなどの、
先住民大虐殺などは日本の歴史にはなかった。

またオーストラリアではイギリス本国から囚人を開拓に引っ張り出し、
先住民アボリジニーをキツネ狩りみたいに楽しみながら虐殺し、
タスマニア島のアボリジニーは全滅させられている。
このような先住民を9割以上を殺害した歴史は日本にはない。

民度の低い極○○○者の末裔オーストラリア人が、
日本の捕鯨が残虐だなどという資格はないのだ。
さらにつけくわえればキリスト教牧師もアボリジニー虐殺を奨励していた。
この野蛮人達は先住民だけでなく、希少生物の多いこの地で、
袋狼やディンゴなどの有袋動物も絶滅させている。

アフリカでは先住民を家畜以下に扱い、奴隷貿易を行い、
一大産業にまで発展していった。これで大儲けした白人は少なくない。
ちなみに奴隷売買はアメリカが歴史上もっとも長い人身売買国家である。


日本人はアイヌ人に対し、
ここまで酷い民族浄化を行っただろうか?



さらに前回のエントリにも述べたが、
松前藩によるアイヌ人へ交易独占妨害や、
差別的政策を行ってきたことも事実である。
そのためにシャクシャインの乱やコシャマインの乱など、
松前藩との紛争もあったことも周知の事実である。

しかし欧米人のような先住民族絶滅政策などなかったし、
江戸幕府は松前藩にはアイヌへの酷使や差別を止めさせるように指導もしている。
しかも明治維新以降は旧土人保護法によって、屯田兵よりも優遇政策が取られている。
これに関しては「アイヌ民族は日本人ではないのか?」の山の上の井戸様のコメントに詳しい。

そして明治以降はアイヌ人は、その外観のために差別があったことも事実であるが、
欧米と同列に論ぜられるような過酷な差別であったとは思えない。
この時期に何ゆえにアイヌ人の権利回復とか文化復興とか、
或いはアイヌ以外の人との生活格差の是正とか、
そういう「民族利権」的権利主張が出てきたのか?


北海道アイヌの生活実態調査報告書」をみてみると、
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/NR/rdonlyres/A7397AEA-716C-4CC9-A796-531A4458C2D5/0/H18houkokusyo.pdf
29ページの生活意識のなかに平成18年の調査では、
「とても苦しい」0.3%、「多少困る程度」18.3%で計18.6パーセント、
「少しゆとりがある」51.4%、「豊かである」が29.7%で計81,1%である。
しかも持ち家率も8割以上もある。


また北海道アイヌ協会のHPを見ると、
http://www.ainu-assn.or.jp/about03.html
これまで差別された経験があるのかという問いかけでは(複数回答可)、
約45%がない、わからないが23%であり、計68%で、
差別されたは約17%で他人が差別されていたのを知っているのが14%である。
場所は職場が39%と最も多いがどんな職場かは不明である。

以上これを見る限りアイヌ人が生活で困り差別されているとは思えない。

またわからないのだが、アイヌ文化の復興というのは、
具体的になにを求めているのだろうか。
まさか民族衣装をきて観光地にあるアイヌ村みたいな暮らしをさせろというのではあるまい。
あるいはアイヌ記念館みたいな博物館建設を求めているのだろうか?

いずれにせよ、この時期にアイヌの権利だのアイヌ文化の復興だの、
何か胡散臭い利権がらみのいかがわしさを感じるのは私だけだろうか?

また本当にアイヌ人の人々が民族的アイデンティティを持っているのなら、
金銭がらみの要求は厳に慎まれたほうが、祖先の名誉の為だと私は思う。

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コメント (10)    この記事についてブログを書く
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10 コメント

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Unknown (通行人A)
2015-05-24 02:41:59
ニ○谷ダム建設に絡む土地買収の折
一般農地だった場所にアイヌを名乗る人たちが突然ボロ小屋を建て
「ここは昔から重要な政に使われてた建物だから半端な金額じゃ売れない」
ってゴネ出したとかそんな話を思いだした・・・
返信する
Unknown (狼魔人)
2009-07-10 10:40:27
pakaさん

文化人類学の学者が研究のため検証したら、日本人そのものも縄文系、大陸渡来系と無限に分類できるでしょう。

ですが世界でも珍しいほど差別の少ない現在の日本で差別を売りものにするのは、在日、と同じく金銭がらみの運動です。

アイヌ人も「琉球民族」も、良識ある人は普通日本人として生活しているのに、ことさら声高に「差別云々」と発言をする連中は金を国から強請り取るのが本音でしょう。



日勝の馬さん

最近沖縄左翼が、沖縄、アイヌ、在日、と連帯し、新聞が後押しするような記事を書いていますが、迷惑な話です。

>アイヌの名がや在日と同列に扱われるのは非常に悔しく悲しいです。

や在日に偏見を持つつもりはありませんが、特権や在日特権を主張する連中と同列に扱われたくないのは沖縄も同じです。



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はじめまして (日勝の馬)
2009-07-10 09:30:58
北海道出身の者です。
2年ほど前から貴ブログを興味深く拝見していますがコメントは初めてです。
自分の育った町は多数のアイヌ(混血?)がいました。自分の親類にもアイヌがいます。
彼らの殆どは完全にシャモの社会と同化しています。役場の課長さんもいます。
50代の人は昔結婚するとき親に強く反対されたと聞きましたが(今では笑い話です)、自分自身の周りでアイヌ差別を見聞きしたことはありません。アイヌ特有の大きな目や長いまつげが魅力的で羨ましいと思ったものです。

>またわからないのだが、アイヌ文化の復興というのは、具体的になにを求めているのだろうか。
全く同感です。東京で衣装を身に着けてデモやっている人たちはアイヌ語が話せるのでしょうか。シャケ獲って暮らしたいのでしょうか?

自分はシャモですがアイヌ文化に対して一定のリスペクトを持っておりますので、アイヌの名がや在日と同列に扱われるのは非常に悔しく悲しいです。
返信する
縄文時代の北海道 (paka)
2009-07-09 20:01:56
北海道の縄文文化は、津軽海峡を挟んだ青森県とほぼ同一の文化圏を形成していて、その南側の岩手・秋田以南と様相を異にしているとか。
いくつかの考古学関係の本で、例を挙げて解説されていますので、今のところは定説のようです。
そして、1000年あまり前にオホーツク沿岸一帯に外来文化が入ってきて(オホーツク文化)、やがて内陸部と同化して・・・・
といことで、民族的には(民族の概念があいまいですが)、いわゆる「古モンゴロイド」に分類される縄文人をベースに、オホーツク海の向こうから渡ってきた外来人が溶け込んで・・・・他にも、いろんな時期にいろんな人がやってきて溶け込んでいるんだろうけど、よくわからない・・・・が、あの広大な北海道にいた人たちを、「アイヌ」の一言でくくってしまえるような状況ではなかったのでは、ということを聞いたことがあります。
沖縄も、縄文土器があり・・・・中世以降は、コメ作りに励むよりも、交易に精を出して富を得ることにしたようですね。
琉球国時代の古文書には面白い特徴があります。
ひらがなの文章には中国の年号を、漢文の文章には日本の年号。年号は、暦を司る権限のもとにあるということを明示するものです。
玉御殿の石碑は「ひらがな+大明の年号」ですから、明の皇帝のもとで、日本に連なる異なった文化を持った存在としての琉球国、っていう演出をしていたようです。
まあ、このどっちつかずの態度を、バジルホールが見た薩摩の支配のもとでその姿を隠しながら明と交易をした、とみるのか、取り繕われた形だけの明への朝貢(服属)を国際的に有効とするのか、ってとこが問題なんでしょうね。

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Unknown (狼魔人)
2009-07-09 09:23:50
xtcさん

情報ありがとうございます。

ウィルタ・ニヴフについては恥ずかしなが初耳でした。

ごしょうかいのサイト、熟読して見ます。
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Unknown (狼魔人)
2009-07-09 07:52:37
DUCEさん

>アイヌ人としてのアイデンティティを自覚している者自身であって、国が行うべき事は、それを妨害してはならない事だけでしょう。

仰るとおりで、国が文化絶滅を図るのは勿論問題ですが、逆に国が強制的に保護政策を取るのも問題です。

結局国にイチャモンをつけて金を強請りとるのが本音でしょう。
返信する
ウィルタ・ニヴフについて (xtc)
2009-07-09 07:46:56
こんにちは。はじめまして。
北方における異民族問題と言うとアイヌだけが語られる傾向がありますが、実はウィルタ・ニヴフという民族問題もあります。殆ど語られることはないので初耳だとは思いますが。
アイヌでギャーギャーうるさい人がいたら、このウィルタ・ニヴフの名前を出せば一発で沈黙します。


http://d.hatena.ne.jp/Thsc/20090326/p1


簡単にまとめると、「アイヌは絶対的弱者というわけではなく、ウィルタ・ニヴフを弾圧したりもした。当時は周辺民族と友好関係になったり敵対関係になったり、そういうのが日常茶飯事だった。そういう時代の中でアイヌはヤマトに敗れただけのこと」ということです。
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Unknown (DUCE)
2009-07-09 05:44:25
>文化の復興に責任を負うのは国であり
必ずしもそうとは思いません。まず以ってアイヌ文化の維持を率先して行うべきは、アイヌ人としてのアイデンティティを自覚している者自身であって、国が行うべき事は、それを妨害してはならない事だけでしょう。
これは、単に、集りを前提とした主義主張に他なりません。
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Unknown (狼魔人)
2009-07-08 18:51:12
ニダアイヌさん

情報ありがとうございます。

熟読してみます。
返信する
Unknown (ニダアイヌ)
2009-07-08 16:58:25
コリアイヌ

http://shadow-city.blogzine.jp/net/2009/03/post_4f33.html
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