狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

県の介入、国会で問題化!

2011-08-11 06:30:42 | 八重山教科書採択問題

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南の島の教科書騒動が、ついに国会で問題化した。

古谷議員の質問に対し、「最終的に教科書の採択権は協議会側に在り、県の不当介入については、高木文部科学大臣は実態調査して国会に結果報告を約束した。

ところが、今朝の沖縄タイムス社会面トップの大見出しを見て我が目を疑った。

その見出しがこれ。

県教委 異例の直接指導

八重山教科書協 構成変えず選定

驚いたことに沖縄県教育委員会が職員を石垣市に派遣し、異例の直接指導に乗り出すというのだ。

協議会側が県の介入を撥ね付けたため、沖縄タイムスが更なる圧力を加えたものと思われるが、今回協議会側が行った改革は、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律(地教行法)」に沿うように、採択のあり方を法律が想定している本来の形に変えたもので、極めて適法な改革である。

八重山教科書協が法に則って改革をしようというのに県が異例とも言える圧力を加え不当介入をゴリ押ししようとしているのだ。

これまでにも県教委は採択日を延期させたり、委員の構成メンバー変更を「指導」したりしていた。

だが、これら県の行為は明らかに地教行法の枠を逸脱し、地方自治法の本質を犯した不当介入と言わざるをえない。

県の越権行為を文科大臣が実態調査に乗り出すと明言した矢先、これに逆らうように県は異例の直接「指導」に乗り出すということは一種の反乱ではないのか。

これでは沖縄は教育行政の無法地帯といわざるを得ない。

あるいは県の教育行政は国から独立した「琉球王国」の教育行政だとでも考えているのか。

それとも「残虐非道な日本軍」では一致する中国の歴史観で教科書を採択せよとでも言うのか。

地域交付金だけは国に負んぶに抱っこで、教育に関しては「反日」を教える左翼勢力に加担して国に反旗を翻すとは・・・。

「ゆすりたかり」と言われても恥ずかしくはないのか。

文科相が実態調査へ 教科書採択 沖縄県教委の「不当介入問題」で
2011.8.10 23:20
 沖縄県石垣市など3市町で来春から使われる中学校教科書を決める教科用図書八重山採択地区協議会に沖縄県教委が会議の開催日程や構成メンバーの追加などを求めた「不当介入」問題が10日、衆議院文部科学委員会で取り上げられ、高木義明文科相は事実関係の調査と調査結果を衆議院に報告すると明らかにした。

 この問題は、採択のやり方を変更した協議会について、地元メディアや歴代地元教育長経験者らが「戦争を美化する教科書を採択させる布石だ」などとの批判や反対運動を展開。さらに県教委がマスコミ報道を根拠に協議会の開催直前に突如「適正、公正な運営がされていない」として、日程延期や学校関係者を委員に追加するよう求めていた。

 国会質問では、協議会は現場教員の意見で各教科書をランク付けする「順位付け」を廃止するなど、採択が教員の意向だけで決まる場と化していた実態を、教育委員が責任を持って選べるように改革していたと指摘。そのうえで県教委の行動は「採択への不当介入」にあたるとして文科省側に見解をただした。

 文科省側は不当介入にあたるかどうかの明言は避けながらも、高木文科相は実態を調査する考えを表明。調査結果を衆議院に報告することも約束した。

 古屋圭司委員(自民)の質問に答えた。

                      ☆

筆者は下記に紹介する「国会中継・録画」で古屋議員の国会質疑を見たが、質問内容は、現在、沖縄・八重山採択地区協議会(石垣市、竹富町、与那国町で構成)で問題になっている、沖縄県教委による八重山採択協議会への不当介入問題について。

先ず古屋議員が八重山地区の教科書採択に関する県の介入につき概ね次のように報告した。

八重山地区協議会(以下協議会)では、6月27日に、委員の人数等を定めた、新・「協議会規約」を決定。この動きに対し、「保守系教科書の採択」に危機感を持った地元メディアが連日、「戦争を美化する教科書採用させるな」などの反対キャンペーンを繰り広げている。

また石垣市の左派系議員らによる要請を受けて、沖縄県教委は、協議会の採択日延期や、委員の構成等に関して「指導」をしたと報道されている。

この「指導」を受けて、9日、協議会の臨時役員会が開かれたが、委員追加などの県教委からの指導・要請に関しては、役員会の見解一致にいたらず、委員追加の提案は見送られた。

今回の新規約は、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律(地教行法)」に沿うように、採択のあり方を法律が想定している本来の形に変えたもので、極めて適法な改革である。

それに対し、県教委が行なった「指導」は、明らかに地教行法の枠を逸脱し、地方自治法の本質を犯した不当介入と言わざるをえない。

古屋圭司議員の「県の介入は不当ではないのか」との質問を受けて、文部科学省山中伸一初等中等教育局長が「県は指導・助言することは出来るが、最終的には採択権は地域の協議会に在る」と一般論のような答弁をした。

これに対し古屋議員は、今回の県の行為は違法な介入だとし、協議会が8月4日に予定していた採択決定を22日以降に延期させ、委員の構成メンバーの変更を要請したが、この2点だけでも不適切な介入ではないかと鋭く迫った。

つまり県は八重山教科図書採択協議会が適法な改革を行ったのに対し次のような不当介入をしたというのだ。

(1)決定会議を延期させた。

(2)構成メンバーの変更を求めた

これに対し高木文部科学大臣が、権の助言・指導は適切だったかどうかを実態把握をして、この委員会に報告をすると答弁した。

県教育委がこれまで協議会に行った上記2点だけに限っても不適切な介入の疑いがあると言うのに、

さらにエスカレートし石垣市まで乗り込んで異例の「指導」をするという。

これは指導と言う名を借りた露骨な圧力ではないか。 

これが不適切な介入でなくて一体何が不適切と言うのだ。(怒)

 

            ☆

衆議院・文部科学委員会の【動画】
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL

(1)画面を開いて左側の8月のカレンダーの10日をクリック。

(2)文部科学委員会をクリック

(3)古屋圭司をクリック(教科書問題については開始後28分20秒あたりからです)

 

「残虐非道の日本軍」をイメージさせるため、「集団自決は軍の命令(強制)による」と記述するように協議会側に圧力をかける県教育委に、強く抗議するとともに、

引き続き玉津博克・教育長に応援・激励のメッセージを送りましょう。


石垣市教育委員会 教育部 学校指導課
Eメールkirameki@city.ishigaki.okinawa.jp

TEL (0980)-82-4701

FAX (0980)-82-0294
_______________________________



【付記】

激励のメールとともに、不当介入をしている県八重山教育事務所に「不当介入を許さない」という抗議をしましょう。


あて先

沖縄県八重山教育事務所 ( 〒 907-0001 沖縄県石垣市字真栄里438-1 )

宮良 学 所長

Tel 0980-82-3622  

Fax 0980-83-7606

沖縄県メール(代表): okinawa@pref.okinawa.lg.jp



ご参考
南の島の死闘!沖縄タイムスvs石垣市教育長 狼魔人日記http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/08305b9636834e258c6b5533ce254333

 

南の島の教科書採択、ペンギン王国の遺物に風穴 狼魔人日記
http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/47c887f44f759dc659f56fe000f1e035



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