狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

かつて日本の子供は卑怯を一番の恥とした

2006-11-28 08:43:16 | 教科書

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11月24日付・よみうり寸評

 〈卑怯(ひきょう)を憎む心〉――これをきちんと育てないといけない。藤原正彦・お茶の水女子大教授は少年期にそれを徹底的に教えられた◆父の作家・新田次郎氏は「弱い者いじめの現場を見たら、身を挺(てい)してでも弱い者を助けろ」「見て見ぬふりは卑怯だ」「弱い者を救う時には力を用いてもよい」と教えた◆ただし五つの禁じ手がある。一つ、大きい者が小さい者をぶん殴っちゃいかん。二つ、大勢で一人をやっつけちゃいかん。三つ、男が女をぶん殴っちゃいかん。四つ、武器を手にしてはいかん。五つ、相手が泣き、謝ったらすぐにやめなくてはいかん◆禁じ手の理由もすべて「卑怯だから」。この父の教え、藤原さんの著書「国家の品格」にある。遠く少年時代を思う。かつて、男の子は〈卑怯〉と言われることを一番の恥としていた◆そういう空気よ、今いずこ。愛知県岡崎市で69歳のホームレス女性を殺害したのは少年ら4人組の犯行とみられる。現地ではホームレスを襲う同種の事件が続発している◆学校で頻発しているいじめと同根だ。卑怯なことこのうえない。

(2006年11月24日13時50分 読売新聞)
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