狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

一番の悪は農水省! 越後屋より代官が悪いに決まっている!

2008-09-13 07:38:38 | 県知事選

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満座の中にクサイ奴が数人いる。

皆がクサイと騒ぎ出した。

一番クサイ奴が二番目にクサイ奴を糾弾する。

「お前、クサイぞ!」

一番クサイ奴が二番手を告発して、自分は何食わぬ顔!

自分はクサクないというアリバイ作りか。

三笠フーズなど2社告発=事故米転売で農水省-ベトナム産米を国産米と虚偽

農水省よ、お前が一番クサイ!

告発されるべきは、お前なんだよ!

 

 沖縄タイムス社説

[汚染米転売]【09月12日】

頭を下げれば済むのか

 カビ毒や残留農薬に汚染された「事故米」が、食用として転売されていたのだから恐ろしくなる。

 消費期限の改ざん、殺虫剤が混入した輸入ギョーザ、産地偽装など、食の安全を脅かす事件が頻発する中での今回の事故米流用、転売だ。

 この国の食の安全に対する信頼と企業のモラルは崩壊寸前にあると言うしかない。

 米粉加工販売会社・三笠フーズが、二〇〇三年度から本年度までに国から購入した事故米は約千七百七十九トン。

 転売が分かっている米の中には、有機リン系の「メタミドホス」が混入した約二百九十五トンの中国産米がある。

 発がん性のカビ毒である「アフラトキシン」の混じったベトナム産も約三トンあったという。いずれも非食用で、工業用のりなどの原料として使われるものだ。

 それが焼酎の原料に利用され、菓子の材料として使われていたのだから深刻だ。

 輸入米で最も安いのは一トン当たり約七万円。事故米は一万円以下であり、事故米転売で約六万円の利ざやが稼げることも背景にあるようだ。

 冬木三男社長は「経営が厳しくて」と転売理由を述べたが、そこには消費者への視線はひとかけらもみえない。

 しかも二重帳簿を作り、工業用のり加工会社が受け取ったことを示す伝票も偽造。農水省の立ち会い検査の際は、工業用の袋に詰めていたというから悪質だ。

 警察には流通経路や転売の手口を徹底的に解明するよう求めたい。

 検査に当たった農林水産省の対応も腑に落ちない。 

 同省は〇三年から五年間で九十六回検査に入っている。いずれも抜き打ち検査ではなく、検査日を知らせていたというから何をかいわんやだ。

 これでは企業側に「隠蔽工作をしてください」といっているようなものではないか。不正を見抜けなかったのは当然である。

 農水省は発覚当初「健康には影響がない」とし、転売先を公表しないとしていた。

 だがメタミドホスが混入した中国製ギョーザを食べた子どもが中毒症状に陥り重体になったのは最近のことだ。アフラトキシンも最悪の場合は死に至る可能性があるという。

 非公表の姿勢が、逆に食品業界に不安を与えたのは間違いない。同省の「食の安全」に対する危機意識の足りなさにはあきれるしかない。

 農水省から事故米を購入している企業は三笠フーズを含めて十七社だ。うち、愛知県内の事故米取引業二社の不正転売も明らかになっている。

 転売による影響は焼酎メーカーから菓子メーカーにまで拡大。末端では病院の食事や学校給食にも用いられていたことが判明している。

 一方で、焼酎や菓子メーカーが商品回収や廃棄費用で窮地に陥っていることも見過ごしてはなるまい。政府が売った輸入米による企業被害は理不尽であり、救援には国が率先して当たるべきだろう。

 それが国の責務であり、このような企業を守っていく制度を早急に築く必要がある。
 
                   ◇
沖縄タイムス社説に咬み付くのが当日記のネタなのだが、汚染米に咬み付いたこの社説には咬み付きようがない。(今日13日付けで「学校給食」は「保育所の給食」と訂正記事を出している)
 
だが、一言だけ文句を言わしてもらうと、タイムスは、三笠フーズを筆頭に、関わった企業は批判しているが、農水省への批判は大甘の上辺だけ。
 
≪五年間で九十六回検査に入っている。いずれも抜き打ち検査ではなく、検査日を知らせていたというから何をかいわんやだ≫
 
この唯一のタイムスの批判に対して、農水省の白須敏朗事務次官は一昨日(11日)の記者会見で次のような開き直り発言をしている。

   「立ち入り(検査)が不十分であったということを私申し上げているわけです。ただ、そのことによって、それが私どもに責任あるというふうに今の段階では考えているわけではございません

そもそもタイトルの「頭を下げればむものか」は企業に向けての言葉と思うが、農水省の親玉は頭を下げるどころか「責任はない」と開き直っているではないか。
 
タイムスは検査のいい加減さを突いてはいるがこの問題の構造的部分には完全にスルーを決め込んでいる。

こいつが一番の悪だ!

悪代官と越後屋を比べたら悪代官の方が悪いのは当然だろう。

 


で構造的問題とは?
 
次の3点である。
 
①農水省は汚染米が糊等の工業用として販売していたというが、工業用に使用されていないのを知っていたのではないか。
 
②ミニマム・アクセスでは国民を欺いている。
 
③食用として輸入した米が食用に適しなかったのに何故返品しなかったのか。
 
 
①に関しては次の記事を読めば足りる。
 
 「工業用糊に限り販売」 農水省の説明は大ウソだった(9/11J-CAST)
 農薬や毒カビに汚染された「事故米」が食用として出回っている事件で、農林水産省の説明に大きな疑惑が浮上している。農水省は「事故米」を、工業用糊や、木材の合板や修正材の接着剤の原料使用に限り販売を許可していると説明していたが、実は、国内では接着剤などの原料に米を使用することは殆どないことがわかった。使い道のない米を穀物業者に販売していた形になり、今後農水省の責任が厳しく追及されるのは必至だ。

糊に使うのは「事故米」でなくタピオカや小麦

 問題を起こした三笠フーズの場合も「工業用糊加工品」に用途を限定することを条件に販売したという。しかし、工業用糊メーカーの大手ヤマト、不易糊工業、住友3MにJ-CASTニュースが取材すると、いずれも、澱粉糊のうち「米を原料にしているものはない」という答えが返ってきた。また、「米を原料に糊を作っているメーカーがあるという話は聞いたことがない」のだという。ちなみに澱粉糊はヤマトがタピオカ、不易糊工業はコーンスターチを原料にしている。
 また、森林総合研究所によれば、合板を作る際や、修正材に使う接着剤の原料に小麦を使う例はあるものの、米を使ったものは見たことがないそうだ。工業用糊や接着剤に使われないとなると、「事故米」を工業用糊などに使用を限定、という農水省の「前提」が全く崩れてしまう。
 「三笠フーズ」を発端とする今回の「事故米」の食品使用問題では、2008年9月10日に、新たに食品・資料販売会社「浅井」(名古屋市)、肥料製造会社「太田産業」(愛知県小坂井町)が米穀の仲介業者に転売していたことが発覚。食用に転用されている可能性が強まっている。
 今回の「事故米」は、日本政府が世界貿易機関(WTO)のルールで輸入を義務づけられたミニマムアクセス(MA)米で、年間約77万トン輸入している中の一部。農水省のホームページには、
 「MA米によって国産米の価格・需給に影響を与えないよう、加工用中心の輸入・販売を行うなどの措置を講じている」と書かれている。

「何でも工業用に回すというわけではありません」

 08年9月10日のテレビ朝日系「報道ステーション」では、東北の穀物業者が匿名でインタビューに応じていた。
 「農政事務所からカビの生えた270キロの米があるという話があり、食用以外なら何でも処理していいと。それで、堆肥にするということで私が買った。(事故米は)手を出す人がいないので、お金にならない」
穀物業者に直接の依頼があるのは驚きで、それだけ「汚染米」の使い道は少なく、在庫が膨らみ、農水省は頭を痛めていた様子がうかがえる。
 農水省の報道担当はJ-CASTニュースに対し、「三笠フーズ」に「事故米」を販売したのは「三笠フーズ」が工業用穀物も扱っていたため、契約通りに加工すると考えたからだと話した。しかし、「事故米」が工業用糊としては需要がないのでは、と指摘したところ、これまでの農水省の発表やJ-CASTニュースの取材に答えたこととニュアンスが一変した。
 「台風で水に浸った事故米は食用としてすぐに出荷するように、事故米も臨機応変に、何でも工業用に回すというわけではありません」という理解不能の説明だった。食用に転売される可能性にうすうす気が付いていた、といわれても仕方がないような対応だ。
 

②に関してはこれ

MA(ミニマム・アクセス)米の輸入義務」は大ウソ http://www.nouminren.ne.jp/dat/9903/99032201.htm

これに関してはマスコミはミニマムアクセスとは義務であるように報じているが、売り手が「買ってください」とお願いし「出来るだけ買いましょう」と協力する程度のもので義務ではない。
 
昨日(12日)の「みんもんたの朝ズバッ!」では、みのもんたが「米が余っているのに何で輸入するのか」と疑問を述べるとコメンテーターの浅野史郎が「義務だから仕方ない」とデタラメの解説をしていた。
 
 
③に関して、今頃になって、アリバイ作りにこんなことを始めたが、何で汚染米と分かった時点で返品しなかったのか!
 
 
民間会社なら不良品を仕入れたら担当者は責任問題なので、当然返品するだろうし、返品でこうむった損害も賠償の対象になる。
 
相手国に「いい顔」をしようとして放置した典型的なお役所仕事だが、国のトップは「相手の嫌がることはしない」と言っていたのだっけ。
 
同じ日の「朝ズバ!」でみのが「農水省は、購入した外国に汚染米をなぜ返品できないのか?」と疑問を呈したが、TBS解説委員の杉尾秀哉が「買ってしまったものは返せないようですよ」と又してもデタラメの解説をしていた。
 
 
さて、農水省を中心にした三笠フーズ等の犯罪集団は一体何の罪で壊滅させれば良いのか。
 
巨大詐欺と殺人未遂あたりか・・・。
 
 
「おまけ」
 
太田農水相のことを悪代官ヅラと書いたが、又こんなことを言っている。
 
 汚染米「人体に影響ないのでじたばた騒がぬ」太田農水相
朝日新聞 
≪農薬などに汚染された米が流通していた問題について、太田農林水産相は12日の日本BS放送の番組収録で「人体に影響がないことは自信をもって申し上げられる。だからあんまりじたばた騒いでいない。ただ、これでいいというわけではない」と述べた。

 

 

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1 コメント

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Unknown (涼月)
2008-09-13 15:06:14
この問題を考える時は、米輸入を始めた政権に対する責任を問うことも大事ですな。
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