狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

約9年前「決着したはず」の「従軍慰安婦問題」

2015-03-20 06:40:31 | 従軍慰安婦

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昨日のエントリーで「慰安婦問題」は朝日新聞が自紙の捏造報道を認めたことにより一件落着したように見えるが、実態はそう簡単でないと書いた。

そして歴史問題で当日記が初めて書いたのは「従軍慰安婦問題」と書いた。

調べてみたら9年前の次のエントリーが初出だが、教科書から消えたことで、「やっと決着」などと呑気なことを書いてあるのは汗顔のいたり。

あれから約十年経過し元凶の朝日が自白してもなお、「やっと決着」どころの騒ぎではない。

これから日米決戦が始まるのだ。

以下は「従軍慰安婦」の初出の引用である。(あえて原文そのままにしてあります)

          ★

やっと決着 「従軍慰安婦」2006-04-05 15:45:56 | 

新聞の誤報が一人歩きして世論を惑わす

その中のひとつ「従軍慰安婦」が昨年の教科書から消えた。

今年は「日本軍により慰安婦にされた女性」という表現を「日本軍の慰安婦にされた女性」に修正された。

主語を日本軍にして、どうしても「強制連行された従軍慰安婦」の印象を残そうとする左翼執筆者の目論みは、主語の無い受身の文への変更で打ち砕かれた。

「日本軍により慰安婦にされた女性」など存在しない。

「日本軍の慰安婦にされた女性」は確かにいた。

が、「慰安婦にされた女性」は内地の「女郎」と同じであり、「慰安所」は戦場における「遊郭」であった。

では主語は誰か。 誰によって「日本軍の慰安婦にされた」のか。

主語は日本軍ではなく「慰安所」の経営者である。

「慰安所」の経営者には朝鮮人もたくさんいた。

例えば、中国人保安隊による「日本人大虐殺」として知られる「通州事件」の被害者の半数近くは朝鮮人だった。

そして、彼らの職業は慰安所の経営者であり女郎であった。

「従軍慰安婦」が存在しなかった事は論議され既に決着がついた話である。

 

ところが昨年の6月、沖縄の琉球新報と沖縄タイムスが従軍慰安婦についての大キャンペーンを行っていた。

当時の中山文部科学大臣が「(教科書から従軍慰安婦という記述が消えたことを受けて)そもそも従軍慰安婦という言葉は当時はなかった。なかった言葉が(教科書に)あったことが問題」と発言したことへの反発だった。

沖縄にはこの二紙しかない。 

新聞購読の選択はこの二紙に限られる。

が、二紙とも同じように左翼への偏向報道で知られている。 

これでは事実上新聞選択の道は閉ざされたことになる。

琉球新報は地元大学教授、歴史学者を動員してこのキャンペーンにあたった。

琉球大学講師山内栄氏は6月16日琉球新報に「日本軍強要は『虚構』か」という論文を発表した。

その中で前述中山文部科学大臣の「当時従軍慰安婦と言う言葉は無かった」発言を受けて「従軍慰安婦」の強制連行があったと主張した。

が、その論旨は基本的な事実誤認のほかに、論旨不明瞭で自ら「従軍慰安婦」の存在を否定するような事を述べたり、その一方結論は「従軍慰安婦存在の証拠は枚挙に暇が無いほどある」と支離滅裂。

とても国立大学の先生が書いた文とは思えぬ代物であった。

これについては二度にわたり琉球新報に質問文を送った。

が完全に無視された。http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/13fb2eebb12b5903d
202c015069fd736

流石に今年は「従軍慰安婦」については沖縄の二紙とも妙に大人しい。

やっと誤報の一人歩きが判ったのか・・・。

今年の3月31日の「高校教科書検定・実態を教えるのが大事だ」と題する琉球新報社説から「従軍慰安婦」問題は消えていた。
 
同紙・社説末尾の「・・・教科書は学ぶ入り口であり、しかも記憶に残りやすい。学ぶ際の基本だ。だからこそ、きちんとした表現や記述が大事だ」と言う言葉が空しく聞こえるのは私だけか。

 

琉球新報社説:(http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-12392-storytopic-11.html)

沖縄タイムス社説:(http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20060331.html#no_1)

【追記】こんな動画が有りました。2006年8月18日記

「戦時売春婦」(所謂従軍慰安婦)http://www.youtube.com/watch?v=5jOuVPbDMxY

                ★

■八紘一宇・・・・坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

戦中・戦前の物はすべて日本軍国主義の遺物であり、忌避すべき悪であると「戦後民主主義」世代(筆者も含む)は刷り込まれてきた。

国旗掲揚や国歌斉唱となると脊髄反射で、軍靴の響きが聞こえたり、キナ臭い臭いを感じる聴覚・嗅覚異常の方々もいるが、「教育勅語」や「八紘一宇」という言葉だけで幻視・幻覚に怯える人もいる。

三原じゅん子衆院議員が「「八紘一宇」の文言を使用し、早速朝日が脊髄反射でこれにかみついた。

今朝の沖縄タイムスも一面のコラムで朝日と同じく三原氏の批判している。

コラムの文末は、明治の外交家、陸奥宗光の言葉を借りて「成り上がりのナショナリズムくらい、始末の悪いものはない」と書いている。執筆者が三原氏のことを「成り上がり者」と決め付けるつもりなら、現在は四民平等の時代、こんな差別的発言はないだろう。

三原じゅん子氏「八紘一宇は大切な価値観」予算委で発言(3/16朝日)
 自民党の三原じゅん子参院議員(比例区・党女性局長)は16日の参院予算委員会の質問で、「ご紹介したいのが、日本が建国以来、大切にしてきた価値観、八紘一宇(はっこういちう)であります」と述べた。八紘一宇は「世界を一つの家とする」という意味で、太平洋戦争中、日本の侵略を正当化するための標語として使われていた。
 三原氏は、企業の国際的な課税回避の問題を取り上げる中で「八紘一宇の理念のもとに、世界が一つの家族のようにむつみあい、助け合えるような経済、税の仕組みを運用することを確認する崇高な政治的合意文書のようなものを、安倍総理こそが世界中に提案していくべきだと思う」と語った。
 答弁した麻生太郎財務相は「八紘一宇は戦前の歌の中でもいろいろあり、メーンストリーム(主流)の考え方の一つなんだと思う。こういった考え方をお持ちの方が、三原先生の世代におられるのに正直驚いた」と述べた。

「八紘一宇」は、戦時中軍部がこの言葉を利用してアジアへの進出を正当化したということで、マイナスイメージが定着しているが、言葉自体の意味を検証してみると軍国主義的な意味合いはない。

むしろルーピー鳩山元首相が大好きな「東アジア共同体」と同じような意味であり、鳩山氏を支持している方々に限って「八紘一宇」を批判するのは、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの類であり、本末転倒も甚だしい。

もっとも、三原氏がどのような意図で敢てこの文言を使用したのかは不明で、何ゆえ「企業の国際的な課税回避の問題」の文脈で「八紘一宇」を持ち出すのはよく分からない。

敢えてこの語を持ち出してまで伝えねばならない何かがあったようには思えない。

ただ朝日などサヨクメディアが噛み付いてくるのを予測して「八紘一宇」の本来の意味を議論しようと目論んでいたのなら、三原氏も相当強かであるが・・・。

早速予想通り朝日が食いついてきたが、発言内容に関しては全く触れず、ただただ「八紘一宇」という語句のみに焦点を当て批判をしているメディアには辟易する。

それにしても朝日はしつこい。

一つの餌に二度食いかよ。

 「八紘一宇」発言、今なぜ国会で? 戦時中のスローガン(朝日新聞 3月19日)

 「日本が建国以来、大切にしてきた価値観、八紘一宇(はっこういちう)」――。三原じゅん子・自民党参院議員(50)の発言は唐突だった。戦後70年の国会で、かつての戦争遂行のスローガンがなぜ?

 

 

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13 コメント

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Unknown (東子)
2015-03-20 07:20:30
>三原氏がどのような意図で敢てこの文言を使用したのかは不明で、何ゆえ「企業の国際的な課税回避の問題」の文脈で「八紘一宇」を持ち出すのはよく分からない。

新聞報道の抜け抜けの記事でなく、ライブで中継を見ていたが、それでも、「八紘一宇」を持ち出す理由がわからなかった。
唐突感があった。
が、「八紘一宇」に反応して記事を書けば、ネットで検索が始まる。
朝日らが知られたくない事実が知られる結果となる。
朝日の戦前の記事で「八紘一宇」という言葉がどのように扱われていたか、深堀りする者が出てこよう。
下手な五目並べの石は、バラバラなのである。

「脱原発」と同じで、ある種の勢力あぶり出し効果を狙ったのでしょう。
そのうち、小麦の値上げで支那そばの値段が上がったとか、すらっと入れ込んでくるか(笑)
返信する
Unknown (東子)
2015-03-20 07:56:13
マスコミが信頼されなくなったのはネットの力と言われるが、ネットでマスコミのダブスタが明らかにされるようになったからだと思う。
いわゆる「オマ言う」である。
ブーメランに何度もなりながら、それでもダブスタで批判する懲りない体質が哂われているのである。

アメリカの発言力が弱まったのはオバマ大統領の資質だけでなく、アメリカのダブスタを怒っている国があって、「民主化する」という反論しようのない言葉だけでは、押さえられなくなったからだと思う。
日本で、「反戦、平和」を叫ぶ人達のダブスタに気づいて、みんなが眉唾になってきたのと似ている。
返信する
本日の沖縄タイムス投稿欄 (Unknown)
2015-03-20 10:23:34

オピニオン面に一般投稿6本(児童生徒限定の「ぼくも私も」を除く)。

沖縄市の金城さんと国頭村の宮城さんは、それぞれ今年3回目の掲載。
糸満の大城さん、那覇の池間さん、宜野湾の比嘉さん、豊見城の根間さんは、いずれも今年2回目の掲載。

「投稿マニア」を否定はしないが、新聞はブログじゃないんだから、常連の投稿を並べるだけでは、担当者は仕事をしたことにならない。


返信する
Unknown (越来のK本S子)
2015-03-20 12:03:11
↓「盗聴上等!」発狂新聞、自社の「記者-ゴロツキ-」の法令違反をバラされた腹いせに、鬼の首でも取ったかのようなはしゃぎぶり…な発狂記事。

辺野古動画流出 在沖海兵隊幹部を処分
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-240600-storytopic-3.html

>名護市辺野古のキャンプ・シュワブ基地内の監視カメラから撮影したとみられる映像の流出に関与したとして、在沖米海兵隊が政務外交部次長のロバート・エルドリッジ氏を処分していたことが19日までに分かった。事実上の解任処分とみられる。複数の関係者が明らかにした。


記事をご覧いただければお分かりになりますが…、

ただただ「記者-ゴロツキ-」の願望を書き綴っただけの、
“いつもの”発狂記事です(笑)。


そのことは、↓のくだりからも伝わってきます。

>海兵隊は現時点で処分対象者の肩書や氏名などを一切公表していないが、琉球新報の取材に対し「動画は非公式なルートで不適切に公開された。関係者は処分した」と説明している。

>エルドリッジ氏は現在休暇中で、政務外交部には出勤していない。琉球新報は同氏の電子メールのアドレス宛てに処分に関する質問を送信しているが、19日現在、本人からの返信はない。
返信する
Unknown (宜野湾より)
2015-03-20 13:08:47
じゃあコレね。
朝日の戦争責任はどうなのよ?
http://kenjya.org/sensousekinin.html


私のコメントなんか読まなくても、「八紘一宇」で始まる検索の旅の過程で、北海道の安農豊氏に発見された「帝国政府声明文」に辿り着く人がまた増えるかもなー。

私個人的には侵略・植民地という言葉への拘りはたいしたこと無い。
但し、その言葉であらわされる行為の内容は、当時の日本と白人列強国家とで同じではない。
そこは押さえた方が、学問としてよろしいのじゃありませんの?と思うわけ。
返信する
越来のK本S子様の指摘を受けて、どうも飛ばし記事の匂いがぷんぷんしてきました。 (ayumi61)
2015-03-20 13:38:17
越来のK本S子様
辺野古動画流出 在沖海兵隊幹部を処分
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-240600-storytopic-3.html

>記事をご覧いただければお分かりになりますが…、
>ただただ「記者-ゴロツキ-」の願望を書き綴っただけの、“いつもの”発狂記事です(笑)。

そうなのでしょうか?僭越ではありますが、私にも検証させてください。

>名護市辺野古のキャンプ・シュワブ基地内の監視カメラから撮影したとみられる映像の流出に関与したとして、在沖米海兵隊が政務外交部次長のロバート・エルドリッジ氏を処分していたことが19日までに分かった。事実上の解任処分とみられる。複数の関係者が明らかにした。

ああ、今読み返してみたら、確かに「飛ばし記事」の匂いがプンプンしてきました。普通は、こんな「飛ばし記事」はまず書かないものですが、琉球新報だとやりかねません。これは怪しいです。

いや、しかしこの文章は普通の人が読んだら、「エルドリッジ政務外交部次長が解雇処分かそれに準ずる処分を受けた」と読むますよ。私もはじめ読んだときはそれしか思いつきませんでした。

では、この記事を支える根拠を示します。
①「複数の関係者」ですが、確か以前の新報の記事によると、「構成員への処分内容は情報保護の対象」となっています。そのリスクを犯して新報記者に情報をリークした「複数の関係者」とは何者でしょうか?
もしも、この話が事実だとしたら、まさに「米軍情報の不適切な流出」が問題になります。確実にその「複数の関係者」は処分対象になりますね。

②海兵隊の「関係者は処分した」という話ですが、これは処分内容に言及していません。これで解雇処分、というのはおかしい気がします。
大体、この件はsengoku38の場合と違い、明らかに「流出ありき」で逮捕しています。率直に言ってこの事件で米軍が重い処分を下すとは思いません。そんなことも思いつかないのでしょうか?

③エルドリッジ氏は現在休暇中。琉球新報は同氏の電子メールのアドレス宛てに処分に関する質問を送信しているが、19日現在、本人からの返信はない。

「現在休暇中」だったら、それ明らかに解雇されていないのですが、それをもって「実質解雇されたから強制的に休暇とらされている」と判断したのでしょう。秋から二編です。
後、「19日現在、本人からの返信はない」といいますが、休暇中だからメール断っている、という可能性はありませんか。もしくは「急用だとは思っていなかった」ということはありませんか。何か「飛ばし記事」の材料ばかりどんどん出てきますね。

私、この記事読んだとき越来のK本S子様とは違い真に受けています。これが「飛ばし」だとしたら、「飛ばしの琉球新報」として拡散しますのであしからず。では、吉報をお待ちしております。
返信する
Unknown (やもり)
2015-03-20 14:05:36
こんにちは^^。

学者馬鹿のテーマということで、参考程度にどうぞ。
http://blue.ap.teacup.com/numanntak/2374.html
返信する
エルドリッジ氏更迭 (Unknown)
2015-03-20 14:12:32
飛ばしかどうかの確認も含めてタイムスの記事と氏の地位回復をもとめ、在日海兵隊報道部宛にツイートしましたが、未だ返信無し
返信する
新報・タイムスがマスコミではなくコマーシャルペーパーである根拠をまた一つ提示してくださったようです。 (ayumi61)
2015-03-20 15:02:36
昨日米大使館爆破予告して逮捕された神谷容疑者が動機として「基地移設問題に不満」と供述している事がわかりました。JNNニュースの記事からです。

米大使館に爆破予告「基地移設問題に不満」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20150320-00000046-jnn-soci

>アメリカ大使館に爆破予告の電話をかけたとして沖縄県の男が警視庁に逮捕された事件で、男が「米軍基地の移設問題について不満があった」という趣旨の供述をしていることが新たにわかりました。

>神谷容疑者は容疑を認めているということですが、取り調べに対し「米軍基地の移設問題について不満があった」という趣旨の供述をしていることが新たにわかりました。

おや?「新基地建設」ではなくて「米軍基地の移設問題」と語っていますね。確かにその通りなのですが、なぜ「新基地建設」といわないのでしょうか?

重要なのは、この事件について琉球新報・沖縄タイムスの記事を検索してみても見つからない、ということです。「特定機関のためのコマーシャルペーパー」の名をほしいままにする新報・タイムスとあればここで「報道しない自由」を行使しないようでは、「自分達にとって都合の悪い真実を語ることは非倫理的」という「ヒキ」の実践者とはいえません。「機関紙」たるもの、間違っても「マスコミの本分を果たそう」などと考えてはいけません。機関紙として正しい判断をしたと思います。

狼魔人様
願わくば、明日以降の記事のどこかで、「米大使館への爆破予告の動機は、『基地移設への不満』ということを報道しないタイムス・新報」というテーマで扱っていただけると幸いです。この要望の理由は、沖縄2紙が「報道しない自由」を行使したことについて魚拓をとりたいからです。よろしくお願いいたします。
返信する
木村草太氏「活動家の違法行為は、市民との建設的な対話の場をつくらない政府のせいだ」←沖縄タイムスが、盗人の開き直りのための論理武装をはじめています。 (ayumi61)
2015-03-20 15:31:14
沖縄タイムスは、あくまでも山城議長の擁護をしたくてたまらないようです。沖縄タイムスの記事からです。

★木村草太の憲法の新手】(4)表現の自由(下)基地問題 市民と対話拒む政府 不幸を誘発
2015年3月16日 11:14
http://www.honmotakeshi.com/archives/43837169.html

タイトルの時点で分かるのは、木村草太氏によると、今回の逮捕劇は「政府が市民との対話を拒むからだ」と述べている、ということです。何でもかんでも政府のせいにすればいいのだから、左翼も楽なお仕事です。

>これに対し、沖縄では、辺野古新基地建設への抗議運動に対する、過剰な警備が問題となっている。

木村さん、沖縄タイムスの記事鵜呑み状態ですね。我らの嘘つき佐藤優氏といい、木村草太氏といい、どうしてこうも沖縄マスコミの言い分を簡単に鵜呑みにしてしまうのでしょうか?
かくいう私も鵜呑みにしていましたね。東子様が以前指摘されていた「被害者が嘘をつくわけがない」という思い込みが邪魔をするのでしょうか?
日本と沖縄だと沖縄が、政府と「市民」(プロ市民)だと「市民」の方が弱者なのは明らかなので、「弱者の肩を持ちたい」という安易な正義感が働く勢なのでしょうか。まさか「被害者」の方が嘘をつく、とはなかなか思わないものです。

>座り込みやデモなどの意見表明の際に、市民がうっかり基地や政府の所有地に入ってしまうことがある。
>これは残念ながら、刑法的には不法侵入となろう。
>しかし、それを厳しく取り締まることは、他に表現の手段を持たない一般市民の表現の自由を奪うことになる。

「うっかり」であればその通りであり、何の異存もありません。しかし、山城議長の場合は明らかに意図的です。全く違うケースの話をしていますね。

>一般論を言えば、最高裁も言うように、「憲法は、他者の財産管理権を侵害する表現行為を保護していない」。
もしも、何かのデモ隊が「俺の話を聞け」と、あなたの家の庭に踏み込んできたとしたら、「きちんと取り締まってもらわなければ困る」と、誰もが思うはずだ。

これは当然そうですね。よく分かります。
そうであるのなら、当然山城議長たちの行動も他者の財産管理権を侵害する表現行為そのものであり、「保護対象にならない」わけですね。勉強になります。

>しかし、新基地建設に抗議する一般市民は、誰かを傷つけたり、誰かの権利を侵害したりしたくて、座り込み等をしているのではない。

ほう、この言い分を信じるのですか。彼らの行為は明らかに「誰かを傷つけたり、誰かの権利を侵害したりしたくて」やっているようにしか見えないのですがね・・・。

>政府と建設的な議論をする場がどこにもないので、追い詰められて、やむを得ずにそうした行動に出ているのだ。

「場」ではなくて、活動家の側に建設的な議論をする意思がないからではないでしょうか。自分達にその意思がないのを棚に上げて、「政府が建設的な議論をする場を作らないからだ」と責任転嫁をする事を木村先生は肯定されているようです。

>表現の自由研究の権威、奥平康弘先生は、「表現とは、単なる意見の表出ではなく、コミュニケーションなのだ」と強調していた。コミュニケーション(対話)には、意見が異なっても、お互いを尊重して、相手の言葉に真摯(しんし)に耳を傾ける姿勢が不可欠だ。

まったくそうですね。いいこといいますね。

>それなのに、基地問題については、そもそも対話の環境が整っていない。政府は、「正当な法的手続きは踏んだ」の一点張りで、反対意見を完全に無視する。

この指摘については一見正当なように見えます。しかしながら、「対話の環境が整っていない」のは、「活動家」の側にそもそも対話の意思が無いからだと思います。
活動家の姿勢に「意見が異なっても、お互いを尊重して、相手の言葉に真摯(しんし)に耳を傾ける姿勢」が全く見受けられません。その事実に目をふさいで、一方的に政府にのみ責任転嫁するのはやめてください。

>そうなると、抗議する市民には、デモや座り込みぐらいしか、意見表明の方法がない。お互いのイライラの中で、「不法侵入」と「過剰な取り締まり」が行われてしまう。これは、双方にとって、あまりに不幸だ。

原因を作っているのはどちらですかね。明らかに「活動家」のほうにしか見えませんけどね。

>そもそも、この不幸の原因は、どこにあるのか。それは、政府の主張する「正当な法的手続き」が、政府と市民との対話を誘発するものになっていないことにあるのではないだろうか。

あくまでも「政府が悪い」という結論に落とし込みたいようですね。むしろ「市民(プロ市民)」の態度が、政府と市民との対話を誘発するものになっていないことにありそうですけどね。

いやあ、見事なまでの「おま言う」です。原因を作った側を擁護して、その反対側を糾弾する見事な文章です。余りのダブスタぶりに見事にブーメランが「活動家」に向かってぶさぶさ突き刺さってくる文章です。こういうことを平気でするから左翼って嫌われているのですね。

流石は「特定機関のためのコマーシャルペーパー」です。こうでなければなりません。そのコマーシャルペーパーに連載を載せてこのような記事を載せる木村草太氏は「特定機関のための御用学者」であることが可視化されました。あなたのいうことは今後全部、「おま言う」のためのブーメランとして活用させていただきます。
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