赤れんがで観てきました。
この小劇場2回目ですが、舞台・客席の作り方がピッタリだと思いました。
地元、山口ケーブルビジョンで2年前、
プロとして仕事を開始されて3年ということで、
アマチュアの域を抜け出ていました。
県内にはこの様な団体がいくつかあると思いますが、
初めて観て嬉しく思いました。
まず脚本が良かった。獅四丸エンターテイメント代表の池本さんが書かれたものと察します。
最近の劇作家の認識がほとんどない私ですが、『巌流の泪』を観終わって・・・、
20代に観た唐十郎の世界に共通するものを感じました。
佐々木小次郎を軸に展開していくストーリー、所々にコメディータッチを入れ、
宮本武蔵との意外な関係が終幕のシーンで明らかにされる。
殺陣も相当訓練されたものでした、この様な作品を田布施でも観てもらいたい、
芝居を観る楽しさを実感できる素晴らしい舞台でした。