田布施座

演劇でつながる、役者で伝える。

様式変更

2010-02-20 17:00:51 | ブログ

3月7日の麻郷芸能のつどいの出し物。

日本昔話『鏡の中の親父』の朗読。

鏡というものを田舎ではほとんど知らなかったころの話、

若夫婦が夫の父親と三人で暮らしていた。

ある日父親は急な病で死んでしまう。

その息子が気晴らしに江戸へ出かけ、ぶらぶら歩いていると、

店先にピカリと光るカガミをのぞくと!

そこには、死んだ親父がいました。

びっくりした息子はなけなしのお金をはたいて、買って帰ります。

そして大事にしまい、暇さえあればのぞいて父親をみていました。

そんな夫を不審に思った女房はいない時こっそり見てしまいます。

なんと!そこには不細工なおなごが隠れていたのです。

さー!大変!大喧嘩になります、

夫は父親だと言い、女房は不細工なおなごを泥棒呼ばわり。

そこへ物知りの庄屋が現れ一件落着。

あげくのはて女房は「鏡にいたのは美人のおなごだった」と言う結末。

ざっとこんなあらすじで5分の朗読、

おもしろい筋立てになっているので、やろうと思いました。

朗読のスタイルで皆さんに受けるには、かなりの力量が。

いっそのこと憶えて舞台狭しと体を張って、

ドタバタ一人喜劇にしよう、などと目論んでいます。

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