周防大島出身の民俗学者「宮本常一」が聞き書きした、
高知の山奥に住む盲目の老人の一代記(色ざんげ)を
坂本長利が独演劇化したもので、昭和42年の初演以来、
国内外での上演回数は1160回を超え、84歳の今も舞台に立ち続けている。
戦後の新劇時代の山本安英らの「ぶどうの会」に入団、
解散後、竹内敏晴らと演劇集団「変身」を結成、小劇場運動の先駆けとなる。
実はわたしは竹内敏晴さんから「からだとことばのレッスン」の
トレーニングに1年ほど通いました。およそ40年前のことです。
坂本長利さんのお名前は知っていましたが、お芝居は観ていません。
土佐源氏の脚本は何年か前に読みました、90分くらいでしょうか。
あらすじを思い出してみますと・・・・
一人の今は盲目の老人が、かつて出会った女の話です。
それは、子どものころから始まります・・・
いろんな女性との関係の描写を生々しく語る色ざんげ・・・
演じてみたいなと思わせる作品です。
高校の恩師の弟さんが役者でした、東京で3回お会いしたと記憶してますが、
56歳で亡くなったことを何年か前に知りました、その時の追悼公演が
この坂本長利・『土佐源氏』、このことも後になって知ることになりました。
このたびは、そんなこともあって是非見せていただきたいとの思いです。