田布施座

演劇でつながる、役者で伝える。

つくづく思う

2019-02-03 13:27:45 | 日記
所謂演劇は肉体表現って言われますけど、落語で噺を覚えることも芝居で台詞を覚えることもからだ全部を使いますから、運動競技と同じなんだって覚えること一つとってもそうなんだって思い知らされます。

何回も何回も繰り返してからだが覚えるまで練習する、あいだを空けると体が忘れてしまう。人の差こそあるけど運動とおんなじだ。

落語とお芝居の違いは一人で演ることと相手役が居る違い。

落語はテーマをしっかり掴まえていれば言葉が違っても間違えても辻褄さえ合っていれば伝わります。

お芝居は相手役があるプロットです、間違えたり飛ばしたりすれば戻したり登場人物で修正しながら脚本・演出に忠実な表現が必要とされます。

お芝居も落語も同じ作品を何日も演じることがありますが、同じ台詞・噺にしても一回一回がみな違います。其処が怖いところでもあり又凄いことが起きることもあり嵌まってしまう訳です。

お芝居ですとからだに入った台詞が相手役で色々と変わります、そこも一人で演じる落語との違いでもあります。

ですから頭で覚えて回答を出すと言うようなものではなく、からだが覚えて環境に影響されて変わってくるのが肉体表現だと拙い経験から確信しています。

今落語に嵌まっていますけれど、お芝居に比べて一人で延々と演じる大変さも何回かやってきてわかってきました。人物の切り替えも瞬時にしないといけないところや、説明に繋がるところなど技術も必要になってきますが、アスリートと同じで競技の日に頂点にもっていける様に体のなかに表現のもとを仕込んでいかなければならない。

基本は台詞・噺をからだに入れて演技のときにしっかり出せること。
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テンポを守る

2019-02-03 10:50:01 | 日記


「締め込み」序と破の入口まで。

まず序で枕が1ページと少し、それから本編に入り新米泥棒が親分に空き巣を指南される面白さ。

そしていよいよ留守の家を探して歩くが6軒まで住人が居る、そのやり取りの面白さ(ここが大変です、6人物の設定と会話をきちんと体に入れないといけません。)間の取り方が微妙ですし結構速い。展開も順序がしっかりあって言葉も一つ間違えられない難関です。

その後やっと一軒の留守の家に入り仕事を始めるが住人が帰って来る、裏口から逃げようとするが裏口がない表台所の一方口、仕方がないから風呂敷包みを置いて台所の板を上げて縁の下へ隠れる。

その風呂敷包みが元で大変なことになる。ここからが締め込みの本題ですが、手前で制限時間「ちょうど時間となりました。続きは田布施までと願いまして、またの御縁とお預かり。」

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演劇三昧

2019-02-03 08:43:55 | 日記
昨日は午後アクティブやないで県東部高校演劇、夜はサンビームやないで文化座「三婆」の観劇。

高校演劇は5校の上演、3校はまさに学校が舞台2校も内容は彼ら高校生が対象に描くピュアなものだったと振り返ります。

観ていて此処はこうしたら良いなってところはありましたが、自分の高校時代を思い出しながら今こうして頑張っている生徒たちを見て、演劇文化はこのような子供たちが居てこそ繋がっていくんだなーと、心から応援したい気持ちになります。

夜は文化座の役者さんの芸達者な演技に面白く楽しい時間をいただきました。

脚本・舞台美術も良かったな。

さて9日に向けて稽古稽古。
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