両親を亡くして、住んでいた家や物置小屋の中のものを、
整理・処分しなくてはと思いつつも、なかなか手が付けられませんでした。
埼玉に嫁いだ妹が、母が亡くなってから3回くらいだったでしょうか、
家の中をかなりやってくれましたが、半分済んだでしょうか、
それと住屋の3倍くらいの倉庫・物置、それに温室があります。
生前の父は蘭の愛好家で、それは大変な凝りようでした。
12年前も、蘭の好きな方に半分くらい持って帰ってもらいましたが、
残りは枯れてしまっていました。
今年の夏ごろだったと思います、
リサイクル業者の方が、飛び込みで訪問され、
家電回収は、もう待っていては集まらないので、
無料引取り回収しているとの話。
父は、会社員でしたが、趣味というか器用で、
電気・水道のことなどなんでも自分でやっていました。
父の残した遺物は相当なものでした。
母も衣類など相当遺していました。
大変助かりました、半分くらい回収してもらったでしょうか、
10回くらい来てくださったでしょうか、
家電・自転車・空調機・衣類・段ボール・鉄製品などなど・・・。
温室の鉢も200鉢くらい持って帰ってくれました。
甕や火鉢も・・・。
12年前、父の告別式はしましたが、
山大医学部に献体しましたので、火葬はこちらではしませんでした。
・・・・・。
回収業者は鉢は持って帰ってくれましたが、
枯れた中身は、わたしが指定した場所に集積してくれていました。
蘭に興味のない私は、枯れた中身を一つひとつ、
苔と、発泡スチロールの小片、金網、プラスチックの筒など分別しながら、
父のことを思い出していました。
今日燃やしました。
煙の臭いは、父そのものでした。
来年も回収に来てくださいます。・・・・
・・・・・・・・・
ここで一句
・・・・・・・・・猫に小判・・・・・・・。