「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

バンダ・アチェ復興状況調査(2日目)

2007-08-20 02:39:34 | Weblog
 8月20日

 ホテル・ニッコー・ジャカルタでバイキングの朝食。まわりはさすがに
日本人とおぼしき方々ばかり。7時過ぎにタクシーで空港へ。渋滞もなく
30分弱で到着。チェックイン、搭乗待ちでコーヒーを飲みながら打合せ
など。GA184便でバンダ・アチェへ。昼過ぎに当地着。

 地元の総合大学であるシャクワラ大(Syiah Kuala University)のリド先生
らに出迎えてもらう。まずはホテル(詳細後述)に荷物を置き、大学へ。

 シャクワラ大。8つの学部、2万5千人の学生数をかかえる総合大学。
06年10月、津波防災センター(Tsunami Disaster Mitigation Research
Center)が開設され、旧知のリド先生はその副所長に就任していた。水曜日に
終日プログラムで津波防災のワークショップを行なうことになっており、
今日はその打ち合わせと仕込み。2時間近くの意見交換で、概ね方向が
固まる。といっても、大いに「出たとこ勝負」だが……。

 ホテル (Hermes Palace Hotel Banda Aceh, Jl. T. Panglima Nyak Makam,
Banda Aceh, Indonesia, Web: www.hermespalacehotel.com) に戻り、
シャワーを浴びた後夕食。過去3回は、バンダ・アチェ市街地の中心、
グレート・モスクの近くにある中級ホテルだったのだが、今回はオープン
約1年の4つ星。有線・無線のLANあり、プールあり、フィットネス・
センターあり、ビジネス・センターあり……、と、こういう場所に来て、
多少とも開発援助に携わる活動をしようという者が、こういう場所に
泊まりながらでよいのか、という意味で多少とも(極めて大きな?)
疑問を感じつつ……。

 バンダ・アチェ最初の夜は、ホテルのレストランで。イスラム教徒
以外にはビールもある。日本並みとはいわないがご当地価格でみれば
メチャクチャ高額の食事。うーん。

 PCにへそをまげられたか、ロビーやレストランで使えるはずのLANが
使えず。多少割高になるがビジネス・センターでLANを借りて接続。
本拠地を遠く離れてもメール&ネット環境があるというのは、良いのか
悪いのか。ともあれ、過去3回に比べても、また調査の主旨から言っても
どうにも申し訳ないような環境でだが、現地での活動が始まる。

(8月24日、バンダ・アチェにて記す)


コメントを投稿