「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

今年度2回目の「ふじのくにDIGセミナー」実施しました

2015-05-09 23:54:44 | DIG
始めたからには5年は続けないと、との思いで、
静岡県地震防災センターとのコラボで行っている「ふじのくにDIGセミナー」。

今年度2回目のセミナーを、今日5月9日(土)9時半から16時半までの6時間、
地震防災センター中会議室で行う。今回は20名近くが参加して下さった。

さすがに4年目だけあり、表向きのプログラムはほぼ固まっているものの、
実態としては、DIGのノウハウ(ハウツーと呼ぶべきか)の説明は二の次三の次で、
DIGの考え方、あるいはDIGを介した地域防災についての「物語」に重きを置いたセミナーになっている。
というので、その都度その都度、基本線はぶれないようにしつつも、
なるべく同じ話を繰り返さないよう気を付けている。

参加者の中に学生が4名。県外からの参加者が2名。
こういう形で、見つけて下さっている人が多いことは嬉しい。

逆に言えば……。「旅の坊主」側のPRに依然として大きな問題があるのだろう、
とは思っている。

「何ちゃってDIG」というのかどうなのか、それは知らないが、
ファシリテーターの腕前により、その到達点には雲泥の差がある。
やはり、サイト(HP)の運営と、本をしっかり書くこと、この両面作戦を何とか決行しない限りは、
少数のコアな理解者を増やすことは出来ても、広がりには欠けるのだろうなぁ、と、思わざるを得ない。
後発のクロスロードやHUGの広がりと比べて、DIGは今一つ。
そのことを改めて考えている。

それはそれとしても、終了後、参加者と「裃を脱いだ」意見交換の場を持てていることは嬉しい。
(そこで満足してしまっていることが、一皮むけない原因か……。)

終了後、「旅の坊主」を含めて8名で静岡駅近くの海鮮居酒屋へ。
車ゆえノンアルでのお付き合いではあったが、いろいろな意見交換と、
そして何より、何人もの大人が学生に説教をしてくれるのが嬉しかった。

ただまぁ……。
繰り返しになるが、決して効率の良い方法ではない。
そこに何とか突破口をこじあけない限りは、体力勝負は続くのだろうなぁ、と。

明日は日曜日。
ゆっくり寝ていたい、と言いたいところなれど、学生レポートの添削等多々あり。
岩手・宮城・福島への旅の途中で買ってきた山のような本も、手つかずで残っている。
母の日なれど、こちらは電話で済ますことになるのかなぁ……。


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