さて、最後にあきらさんにいただいた米へのレスです。
コメントは以下の通り。お題は「発信先を選んでほしい」
=====
私はかつて教師でした。アメリカでABAを学び、その知識と技術を生かすために公教育から離れた環境で今も自閉証の子供たちと毎日を送っております。
私が勤務するセンターは売りがABAです。親御さんがABAを知って訪ねてくる動機づけに、あのブログの存在が大きく影響しています。しかし根本的に基本から解釈が大きく違っているので、参考にはならないことをお話しさせていただいています。
あの方を「先生」と呼ぶ方までいます。そういう方たちには、彼のもとで学べばいい。彼の所に子供を託せばいいとはっきり言います。彼がしている事は親の領域を逸脱し、素人の解釈で言葉を羅列しているにすぎないのですが、認定心理士という資格に多くの親御さんが惑わされているようです。臨床心理士と認定心理士は大きく違うものです。それを知らずに彼を療育者で自閉症児を育てる親だと思い込んでいるのです。
浅見社長さん、白くま母さん。ABAのことも知ってください。
=====
はい。白くま母さんはたぶんそれなりに、ABAについて勉強していると思います。実際、ABA的手法をどっちがよりよく活用しているかというと、そらパパこと藤居学より白くま母さんではないでしょうか。
私も業務の一環として、井上先生や奥田先生といったメジャーどころの先生がお出しになった本は一応積んであります。井上先生などは、身体問題にもちゃんと言及されていますし。
アスリートウォッチャーの私はどっちかというと感覚統合系、体性感覚系のもののほうが読んでいて楽しいのですが、話題になったらさくっと目を通せるようにABAの本も持っています。
というわけなので、そらまめ式で展開されているABAもどきに一番迷惑しているのは、実はABA関係の方々ではないかと考えることもあります。あきらさんは、そのお一人なのでしょう。
認定心理士(笑)という資格も、名乗るほどのものではありませんよね。先日も親しくしているASの若い女性から「私ももうすぐ認定心理士になります! そうしたらそらパパと同じ~」と言われました。この女性は放送大学で認定心理士の資格をもうすぐとるそうです。
そもそも大人になったら、肩書きというのは上書きされていくものです。以前は私にも「翻訳家」という肩書きがありましたが、今私が翻訳書を出しても「翻訳家」と紹介されることはないでしょう。
でも藤居学は、何しろ公務員試験の一次に受かった(笑)みたいなエピソードまで書いている変わった人ですので、まあきっとそういうことがすごいことだと思ってしまう「それなり」の層にアピールすればそれで気が済むのだろう、だとしたら専門家の方々のように研鑽を積まなくても、あるいは親として子どもの発達にはかばかしい効果を見せていなくても、なんだかすごいと思ってしまう層(あるいは治らない言い訳がほしい層)が彼のあのブログを信じ続け、おしゃべりに時を費やし続けるのだろうな、と思っておりました。
大地君は私より人格者ですので、子どもの自分が書いた渾身の手紙にさえ返事をしようとしないそらパパが浅見さんに返事をするとは思えないからもうそらパパさんのことを書くのやめなよ、と忠告してくれたことがあります。私がそらパパさんについて書くと、私を悪く思う人がいるかも、と。そのとおりでしょうね。
でも私はやめません。もう恩讐を越えてしまったので。
大地君にもこう言いました。
別にそらパパから反応がこなくてもいいんだ。
決めるのは見る人なんだって。
考えてみれば、自閉の神様は私に超度級の出会いを次々と与えてくださいました。
ニキ・リンコさんから始まって、藤家寛子さん。岩永先生。神田橋先生。長沼先生。
そして全国のあちこちにできた多数のお知り合い。
偶然にしては出来過ぎた良縁の数々です。
けれども、光があれば必ず闇があるものなので
超度級のいいご縁に恵まれた私には一方で、山岸徹や藤居学のような迷惑人物が副産物として現れるのでしょう。
こうした人物の問題点を明るみに出し、きっちり叩くこと。
それを私は今自分の使命だと思っています。
だってそこにはみんなで考えるべき課題があるでしょう?
触法問題とか。
就労問題とか。
治療やEBMや「一生口がきけません」と愚かな断言をするような医療側との付き合い方の問題とか。
体性感覚を無視した療育ってたまごっちになるとか。
療育理論の知識と療育の効果は正比例しないとか。
どんだけ本を読んでも子どものサインが読み取れないと効果は上がんないとか。
あるいは前のエントリにいただいた米に見られるような「重い子の保護者による軽い子の保護者に対する横暴」とかね。
ある人が「そらまめ式」を評し
「膨大な字数を費やして、自閉症には打つ手はないと納得させようとしているブログ」と言っていました。
私はこれはなるほどと思いました。
診断を受けて、絶望的になっている若い保護者が「そらまめ式」にたどりつき
そこで間違った絶望と誤った知識を植えつけられるという状況があるならば
花風社の浅見淳子っていう人は、藤居学という人物を評価していない。
専門家も彼を評価していない人が多い。
同じ本を読んでも読書力のない人だと思う。
ていう現象があることを誰か言い続けた人がいたほうがいいだろし
そして何より、支援者の皆様にはとうてい言えないらしい一言
「彼は実のところ、親としての実績を上げていないじゃん。」
ということは、指摘し続けようと思います。
名大の吉川センセイは気に食わないだろうけど
センセイがお怒りになったのを見てうちにメール来ましたよいっぱい。
「だって本当に発達してないですもんね」
最近よくあるのは
「子どもはあんなにサイン出してるのに、親がスルーしててかわいそう」
「パニックって予防できるでしょ? どうしてセカンドハウス買わないといけないの?」
だって、ねえ
ああいう膨大なブログなんかやっていないお父さんお母さんで
療育がもっと上手な人はいますよね?
セカンドハウス買わなくても
こうちゃんちなんかキャンプ行ってるんだそうですよ?
キャンプ場じゃないところでのキャンプ。
他のきょうだいと同じように、こうちゃんもサバイバル生活をするそうです。
まあそんな例もあるっていうことは
否定できない事実だから、伝え続けます。
まあ何度も繰り返しているように、私の元々のモットーは「専守防衛」ですが
喧嘩も売られているし、ちょうどよかったです。
どっちを信じるかは、見る人が決めればいいと思います。
というわけで、私は藤居やその周辺のバカ親(ABAを信じている人が多い)には批判的ですが
今現在、ABAという手法には中立的です。
大して知らないだけ。
ただ率直に言って、ABAの周辺にはうさんくさい話が多いように感じます。
ABAを声高に叫んでいる人たち(専門家ではなく保護者ね)に
療育の効果が上がっていない人が多いし
感覚統合はエビデンスなくて、ABAはエビデンスあるって巷間言われますが
一方で「ABAのエビデンスって何?」ってきいてもすっきりした答えが返って来なくてですね
で
感覚統合や身体作りやってこんなによくなった!っていう声はよく聞くんですが
ABAは聞かないです。
子どもに殴られているお母さんがプロを名乗っている世界。
ABAでよくなっている人がいるのなら、聞かせてほしい、逆に。
そもそもコンビニみたいな事業体が見られるのは、他の療法にはないABAの特徴ですね。
コンビニって、言いすぎ?
わりと敷居が低いのかな?
学生セラピスト募集に母親セラピスト募集。
はあ? そんなんでいいの? って感じるんです。いかにもコンビニ。
事業体のサイトのトップページで「営業」と「あなたもセラピストに」の両方を乗っけている事業体は
経営者の端くれとして、脇が甘いような気がするんですが
こういう脇の甘さを、ABA以外の療育事業を展開しているところには見出すことはないんですよね。
そういう意味でABAは
藤居のような素人がプロっぽく振舞える土壌が出来てしまっているのでは? という疑問があるのです。
間違っていたら教えてね。
私も勉強したいので。
私はbeing professionalということを大変まじめにとらえています。
保護者がお金を払ってABAを習い
それをご自分の家庭で療育で活かすことには意義があると思います。
けれどもその人たちがいきなりよそさまの子にアドバイスすることができるかというと
それはまったく別の問題のように思えるんですが、ABAの世界は違うの?
自分自身教養レベルが低く、お金もなく
学ぼうという意欲もなく、リアルで友だちも作れるだけの社会性がなく
そういう人が藤居HPでことを済ませてしまおうと思うのは
わからなくもありません。
ただそこで間違った絶望と誤った知識をを身に着けた人たちが
うちの著者、うちの読者を攻撃したら私は防衛に出ます。それだけ。
さて、運動会日和の中
昨日いただいた米に答えて、今日は四回もブログを更新しました。
おかげで今日は告知を出すひまなくなっちゃいましたけど
11月13日、博多で藤家さんとジョイント講演です。
それは次回にお知らせします。
もう主催者さまのほうでかなり集客が進んでいるということなので(出足速いそうです)
皆さんにも早めにお知らせしなくてはいけませんね。
楽しい連休を!
コメントは以下の通り。お題は「発信先を選んでほしい」
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私はかつて教師でした。アメリカでABAを学び、その知識と技術を生かすために公教育から離れた環境で今も自閉証の子供たちと毎日を送っております。
私が勤務するセンターは売りがABAです。親御さんがABAを知って訪ねてくる動機づけに、あのブログの存在が大きく影響しています。しかし根本的に基本から解釈が大きく違っているので、参考にはならないことをお話しさせていただいています。
あの方を「先生」と呼ぶ方までいます。そういう方たちには、彼のもとで学べばいい。彼の所に子供を託せばいいとはっきり言います。彼がしている事は親の領域を逸脱し、素人の解釈で言葉を羅列しているにすぎないのですが、認定心理士という資格に多くの親御さんが惑わされているようです。臨床心理士と認定心理士は大きく違うものです。それを知らずに彼を療育者で自閉症児を育てる親だと思い込んでいるのです。
浅見社長さん、白くま母さん。ABAのことも知ってください。
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はい。白くま母さんはたぶんそれなりに、ABAについて勉強していると思います。実際、ABA的手法をどっちがよりよく活用しているかというと、そらパパこと藤居学より白くま母さんではないでしょうか。
私も業務の一環として、井上先生や奥田先生といったメジャーどころの先生がお出しになった本は一応積んであります。井上先生などは、身体問題にもちゃんと言及されていますし。
アスリートウォッチャーの私はどっちかというと感覚統合系、体性感覚系のもののほうが読んでいて楽しいのですが、話題になったらさくっと目を通せるようにABAの本も持っています。
というわけなので、そらまめ式で展開されているABAもどきに一番迷惑しているのは、実はABA関係の方々ではないかと考えることもあります。あきらさんは、そのお一人なのでしょう。
認定心理士(笑)という資格も、名乗るほどのものではありませんよね。先日も親しくしているASの若い女性から「私ももうすぐ認定心理士になります! そうしたらそらパパと同じ~」と言われました。この女性は放送大学で認定心理士の資格をもうすぐとるそうです。
そもそも大人になったら、肩書きというのは上書きされていくものです。以前は私にも「翻訳家」という肩書きがありましたが、今私が翻訳書を出しても「翻訳家」と紹介されることはないでしょう。
でも藤居学は、何しろ公務員試験の一次に受かった(笑)みたいなエピソードまで書いている変わった人ですので、まあきっとそういうことがすごいことだと思ってしまう「それなり」の層にアピールすればそれで気が済むのだろう、だとしたら専門家の方々のように研鑽を積まなくても、あるいは親として子どもの発達にはかばかしい効果を見せていなくても、なんだかすごいと思ってしまう層(あるいは治らない言い訳がほしい層)が彼のあのブログを信じ続け、おしゃべりに時を費やし続けるのだろうな、と思っておりました。
大地君は私より人格者ですので、子どもの自分が書いた渾身の手紙にさえ返事をしようとしないそらパパが浅見さんに返事をするとは思えないからもうそらパパさんのことを書くのやめなよ、と忠告してくれたことがあります。私がそらパパさんについて書くと、私を悪く思う人がいるかも、と。そのとおりでしょうね。
でも私はやめません。もう恩讐を越えてしまったので。
大地君にもこう言いました。
別にそらパパから反応がこなくてもいいんだ。
決めるのは見る人なんだって。
考えてみれば、自閉の神様は私に超度級の出会いを次々と与えてくださいました。
ニキ・リンコさんから始まって、藤家寛子さん。岩永先生。神田橋先生。長沼先生。
そして全国のあちこちにできた多数のお知り合い。
偶然にしては出来過ぎた良縁の数々です。
けれども、光があれば必ず闇があるものなので
超度級のいいご縁に恵まれた私には一方で、山岸徹や藤居学のような迷惑人物が副産物として現れるのでしょう。
こうした人物の問題点を明るみに出し、きっちり叩くこと。
それを私は今自分の使命だと思っています。
だってそこにはみんなで考えるべき課題があるでしょう?
触法問題とか。
就労問題とか。
治療やEBMや「一生口がきけません」と愚かな断言をするような医療側との付き合い方の問題とか。
体性感覚を無視した療育ってたまごっちになるとか。
療育理論の知識と療育の効果は正比例しないとか。
どんだけ本を読んでも子どものサインが読み取れないと効果は上がんないとか。
あるいは前のエントリにいただいた米に見られるような「重い子の保護者による軽い子の保護者に対する横暴」とかね。
ある人が「そらまめ式」を評し
「膨大な字数を費やして、自閉症には打つ手はないと納得させようとしているブログ」と言っていました。
私はこれはなるほどと思いました。
診断を受けて、絶望的になっている若い保護者が「そらまめ式」にたどりつき
そこで間違った絶望と誤った知識を植えつけられるという状況があるならば
花風社の浅見淳子っていう人は、藤居学という人物を評価していない。
専門家も彼を評価していない人が多い。
同じ本を読んでも読書力のない人だと思う。
ていう現象があることを誰か言い続けた人がいたほうがいいだろし
そして何より、支援者の皆様にはとうてい言えないらしい一言
「彼は実のところ、親としての実績を上げていないじゃん。」
ということは、指摘し続けようと思います。
名大の吉川センセイは気に食わないだろうけど
センセイがお怒りになったのを見てうちにメール来ましたよいっぱい。
「だって本当に発達してないですもんね」
最近よくあるのは
「子どもはあんなにサイン出してるのに、親がスルーしててかわいそう」
「パニックって予防できるでしょ? どうしてセカンドハウス買わないといけないの?」
だって、ねえ
ああいう膨大なブログなんかやっていないお父さんお母さんで
療育がもっと上手な人はいますよね?
セカンドハウス買わなくても
こうちゃんちなんかキャンプ行ってるんだそうですよ?
キャンプ場じゃないところでのキャンプ。
他のきょうだいと同じように、こうちゃんもサバイバル生活をするそうです。
まあそんな例もあるっていうことは
否定できない事実だから、伝え続けます。
まあ何度も繰り返しているように、私の元々のモットーは「専守防衛」ですが
喧嘩も売られているし、ちょうどよかったです。
どっちを信じるかは、見る人が決めればいいと思います。
というわけで、私は藤居やその周辺のバカ親(ABAを信じている人が多い)には批判的ですが
今現在、ABAという手法には中立的です。
大して知らないだけ。
ただ率直に言って、ABAの周辺にはうさんくさい話が多いように感じます。
ABAを声高に叫んでいる人たち(専門家ではなく保護者ね)に
療育の効果が上がっていない人が多いし
感覚統合はエビデンスなくて、ABAはエビデンスあるって巷間言われますが
一方で「ABAのエビデンスって何?」ってきいてもすっきりした答えが返って来なくてですね
で
感覚統合や身体作りやってこんなによくなった!っていう声はよく聞くんですが
ABAは聞かないです。
子どもに殴られているお母さんがプロを名乗っている世界。
ABAでよくなっている人がいるのなら、聞かせてほしい、逆に。
そもそもコンビニみたいな事業体が見られるのは、他の療法にはないABAの特徴ですね。
コンビニって、言いすぎ?
わりと敷居が低いのかな?
学生セラピスト募集に母親セラピスト募集。
はあ? そんなんでいいの? って感じるんです。いかにもコンビニ。
事業体のサイトのトップページで「営業」と「あなたもセラピストに」の両方を乗っけている事業体は
経営者の端くれとして、脇が甘いような気がするんですが
こういう脇の甘さを、ABA以外の療育事業を展開しているところには見出すことはないんですよね。
そういう意味でABAは
藤居のような素人がプロっぽく振舞える土壌が出来てしまっているのでは? という疑問があるのです。
間違っていたら教えてね。
私も勉強したいので。
私はbeing professionalということを大変まじめにとらえています。
保護者がお金を払ってABAを習い
それをご自分の家庭で療育で活かすことには意義があると思います。
けれどもその人たちがいきなりよそさまの子にアドバイスすることができるかというと
それはまったく別の問題のように思えるんですが、ABAの世界は違うの?
自分自身教養レベルが低く、お金もなく
学ぼうという意欲もなく、リアルで友だちも作れるだけの社会性がなく
そういう人が藤居HPでことを済ませてしまおうと思うのは
わからなくもありません。
ただそこで間違った絶望と誤った知識をを身に着けた人たちが
うちの著者、うちの読者を攻撃したら私は防衛に出ます。それだけ。
さて、運動会日和の中
昨日いただいた米に答えて、今日は四回もブログを更新しました。
おかげで今日は告知を出すひまなくなっちゃいましたけど
11月13日、博多で藤家さんとジョイント講演です。
それは次回にお知らせします。
もう主催者さまのほうでかなり集客が進んでいるということなので(出足速いそうです)
皆さんにも早めにお知らせしなくてはいけませんね。
楽しい連休を!