治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

修行派の孤独

2011-10-13 08:55:55 | 日記
さて、今日のブログ何にしようかな、と思ってたら前回のエントリにこういう米をいただきましたよ。

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障害は違っても (Unknown)
2011-10-13 08:13:16
当事者のお母様が開く講演会に数回通い、知的障害のあるなしは関係ない支援方法や支援の考え方を学んだことがあります。診断がついたばかりの頃、その方法は とても役立ちました。

さらに、花風社さんの本から学んだことを実践していった先には、ゆっくりとですが子供の成長が見られました。

でも、成長した子供の話を講演会の後の座談会で話すと 空気が変わるのがわかりました。講演会を開いた方は、「私達の子供は、一生 スポーツ少年や少女になる可能性はないから」と、仰いました。

知的障害がないのだからと、センターから弾かれ、成長によって...親の会でも弾かれてしまう孤独感。でも、そこから前に向いて行こうと思わせて下さった花風社の本。浅見さんが伝えてくれる、社会との温度差。こちらで知ることが出来る、修行中のお子さんをお持ちのパパさんママさん。

うまくまとまりませんが、これからも真実を教えてください。


子供達の人生を大切に思って下さって、ありがとうございます。

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そう、修行派って案外孤独なんですよね。まだまだ「世間に理解してもらうことこと支援」って思っている人は多いから。
そして介入を屈辱のように感じる不思議な人たちもいるし。
他人の子が成長に嫉妬する人も多いし。

だから私たちは白くま母さんたちとコミュニティ作って
そこで修行ネタを交換しているんですけど。

でもね、全国的に見ている私から見ると
ある程度数まとまっているんですよ、修行系の方々。
そして私は修行嫌いの人たちに向けて発信することに、どうしても魅力を感じない。
それと長期的な戦略として、賢いと思えない。

白くま母さんのところには心ないメールも一杯来ますけど

「藤居氏を信じてたけど、目が覚めた。うちの子も修行に入りました」

「将来働いてご飯が食べられる子に育てます」

というメールも来るそうです。うちもいただくメールはほとんど修行系の方からの感謝の言葉とかです。

私はほめられるのは好きじゃない人ですが
自分がやっている仕事が役に立っていると教えてもらうのは、やっぱりうれしいですよ。
非難している人も多いだけに、いっそうね。

そういえば昨日、バカ親2がついったーで栗林先生をフォローしていたのを見つけて笑いましたが
白くま母さんは「本当は修行したいんじゃないの?」とか言ってました。

無理だと思うなあ。
ヲタ趣味があるみたいだけど、自分の子どもも二次元にしか見てないみたいだし。

「つみきの会」で素人くさいマンガ描いてた人らしいけど
こういう人がえてして「なんちゃってABA」にはまってるんで
それで私は「ABAはまってる人は全然発達しないじゃん」って思ってた時期が長かったんですよね~。

でもその考えをはっきり表明するようになったら、ABAの本物の人たちからアクセスがあって

「そらまめ式には迷惑している」とか

「本物のセラピストは五感を研ぎ澄まして子どもをアセスメントする」とか

「体性感覚は当然アセスメントの対象になります」とか

そういうことなので、これから誤解は解けるでしょう。

でもバカ親2は、障害児の人格を認めていない人。
何しろ花風社が大地君を躍らせているという
大地君に無礼なことを言った人です。

そういう人が、知的障害もあり言葉も少ないこうちゃんを
先輩として敬うように教えている
つまり障害児の人格を認め
「社会に送り出すのが公教育の勤め」というのを信条に仕事をしている
栗林先生から何か学べると思えないけど。

でもまあ、必死なのかも。

イタい。

栗林先生には言いました。
「その人は大地に人格を認めなかった人だ」ってね。

栗林先生はお忙しいから、かまうヒマはないみたい。

そらそうよね。

さて、こうやって書いているうちにまたAS_CATさんからいい米いただきまして
これ、先日賢ママさんとお話したことにかぶっているので
明日から出かける出張前に、これに関したエントリ書いていきましょうかね。

写真は昨日の当ブログ検索人気ワードの一部。

藤居学、宮本晋、賢ママさん、揃い踏みです。

藤居学や宮本晋はカタギだから大変ね。