夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

猫の独り言

2007年06月18日 21時33分49秒 |  多摩川散歩
「おうおう、お歳なのに元気ですね~」




「ボクちゃん、あんな元気ないね~」




なんていいながらこの子、低く飛んできたカラスに飛び掛って行きました。もちろん空振りでしたけどね。


ところで乳母車を押している老婦人に会いました。
中には以前ご紹介した老犬が寝ています。
あのときには、もう時間の問題って寂しそうに話していた老婦人ですけど、週二回の点滴が効いていて、まだ余命を永らえているそうです。
「よかったですね、お大事に」ってしか答えられませんでしたけど、、、

老犬にとっては苦しみながらも生き延びるのがいいことなのかどうか、私にはなんとも言えません。
でも、自分のことでなければ「よかったですね」って口に出せる自分、、、

シロツメクサ

2007年06月18日 19時35分59秒 |  あなたの鼓動、華


先ほどアカツメクサをアップしましたので、今度はシロツメクサ。
アカツメクサに比べて、単体では見劣りするとお考えの方が多いのではないでしょうか?

これをみてそれでも単体ではつまらない花だって言えます?



私にはじゅうぶんに綺麗な花と思えますけど。



アカツメクサ

2007年06月18日 15時54分22秒 |  あなたの鼓動、華


多摩川の河川敷にはもう二月ほどもアカツメクサが咲いています。
よくみると、とても綺麗な花ですね。



いつも人の詩なんかでお茶を濁しています。
自分の言葉で表すことができなくなってきたのかと心配になってきました。



言葉は難しい、なら写真では?
少しだけ、ストレートな表現とは違う表し方をしてみました。
もちろん何かを作為的に大きく変化させるようなことはやりたくでもできません。
あくまでありのままです。



でもそのほうが私の求めているものに近いのかな?



まだまだ試行錯誤の段階ですけど。



これから、何かを表せるようにっていくでしょうか?






Après un rêve

2007年06月17日 18時26分04秒 |  気になる詩、言葉
Dans un sommeil
夢の中に



que chamait ton image,
あなたの美しい姿があった



Je rêvais le bonheur,
私の幸福の夢



ardent mirage.
燃え上がる幻影



Tes yeux étaint plus doux,
あなたの瞳はとても優しく



ta voix pure et sonore,
あなたの声は澄んで響いた




Tu rayonnais
あなたは輝いていた



comme un ciel éclairé par l'aurore;
暁に照らされた空のように





Tu m'appelais
あなたは私を呼び 



et je quittais la terre
私は地上を離れた



Pour m'enfuir avec toi vers la lumiére.
二人して光の彼方に逃れるために



Les cieux pour nous entr'ouvraient leurs nues,
空は私たちのために天空の扉を開き



Splendeurs inconnues divines entrevues;
見たこともない麗しさ 神からの微かな光が見えた







Hélas! Hélas, triste réveil des songes,
Je t'appelle, Ô nuie, rends-moi tes mensonges,
Reviens, reviens radieuse,
Reviens, Ô nuit mystérieuse!

あぁ、あぁ、 なんという悲しき目覚め、
私は呼ぶ、おぉ夜よ、あの人の幻影を私に返して、
もう一度、もう一度輝かせておくれ、
もう一度、おぉ謎に包まれた夜よ!

L'après-midi d'un faune

2007年06月17日 16時39分10秒 |  気になる詩、言葉

入梅宣言が出てから連日,気象予報士の表現を借りるとピーカンの天気。
昨日なんかは雲一つないいい天気でしたね。今日もまた雲は大目ながらもいい天気。
今日もボクちゃんは緑陰を探しながらの散歩。
途中から師匠とご一緒し、丸子橋までの散歩となりましたけど、、、



でも、鳥は少なくなりましたし、花も端境期に入っています。
世の中、花よ蝶よってわけには行かないのですね。
「でも、お兄さんこれも花ですよ」



「それにこれだって」



なんてことはよしにしましょう、ごちゃごちゃ言うには暑すぎる。
でもこの暑さを謳歌しているかのような元気な植物もありましたね、、



こっちにも



鳥も空に舞い



仲間同士で元気に遊んでいました
師匠、これは今日見た3羽のムクドリです。
こっちに飛んでいればよかったのに、全部方向が反対、残念でした。



でも、ボクちゃんはこの光の中で涼しい川風に当たっているともう天国。
動く気もなくなってしまいます。



でも、何度も言いますけど、桜の樹の下には女性が埋まっているのですよね?
そんなところで、ボクちゃんが眠っていれば、お誘いがかかるのは必須、、、
君子危うきに近寄ってみようかな?
ってのは駄目ですよね~



でも、これも陳腐になりましたけど、本当に草原は輝き、、、



木陰は夢のような褥を用意してくれている
うだるような午後のひと時、桜の霊のお誘いに乗って、
桜の樹の下には男の死体も埋まっていたってことになっても、それも一興かなって気分になりません?







トマトの初収穫

2007年06月16日 08時37分35秒 |  食べるために生きる


プランターに植えてあるミニトマト。
近くの花屋で300円くらいで売っていたトマト。
昔芝生の上に植えたミニトマトは芝生の上に蔓を伸ばして大きく育ち、6月くらいから11月くらいまで毎日のように実をつけてくれました。
こんどの株はあまり成長しませんでした。高さも直径も15センチ程度のままですが、実をつけてくれました。
今日は初収穫です。
小さいのはホウヅキくらいの大きさ。
でもちゃんとトマトの味がしましたよ。
これが終わってもまだまだ青い実はたくさん残っています。
これからしばらくはトマトが楽しめます。

トマトに感謝。

あばたもえくぼ

2007年06月16日 00時47分07秒 | 芸術・文化

レスを頂いた方から、「対象を見る目が暖かいから」っていうコメントを頂いた。
お世辞の分は差し引いても、私としては望外の褒め言葉として嬉しかった。
とは言っても、実はこのブログを書き出してから数人の方に同じコメントを頂いている。
嬉しい。
でも、もしそのコメントを頂いた方が、それを何かの才能であると思われているのならちょっと違うのだと思う。

要するに、私が好きなものを撮っているということなのです。
鳥でも、猫や犬でも、花や風景でも。
それが綺麗だと思い、好きだと思うからシャッターを切る、それが皆さんにも伝染して行ったと思っています。

鳥の師匠が、私と対象の距離が近いって驚いていました。
もちろん鳥がいるからってその鳥のところへずかずか歩いていっているときには、相手はすぐに逃げてしまいます。これは猫でも、犬でも、動物ならみな同じ。
でも地面に座り込んで、「おいで」とか、「ちっ、ちっ」って口の中で合図を送ってあげると、雀でも鳩でも手の届くところにまで寄っても逃げないし、「何してるの」って風な顔をしてこちらを見ています。こんな写真はコサギでも、ユリカモメでも、キジバトでもたくさんアップしていますよね。

鳥の写真が撮りたい人は、鳥を単に対象としてみる。鳥が好きで近くへ寄っていったわけじゃないんです。だから鳥も逃げてしまう。「可愛いね~」って思ってあげれば鳥との距離はずいぶんと近くなるかもしれません。

では花は?
相手は動かないもの、でも、綺麗だなって思いで相手を見ていると、一番綺麗な光線の角度、見る角度、花が見て欲しいだろうと思う角度って言うのがなんとなく判ってくるような気がします。生花の人にそれを言います。花が見て欲しいように活けた方がいいって。でも大概彼ら、彼女らは、規則に縛られて、それを一義に考えてしまうから、見ているとどこか規則が前に出てしまう。



綺麗だ、素晴らしいと思ったら、次には気持を白紙にして、相手の気持を見てあげること。私がやっているのはこれだけです。

もちろん技術的なことなどが追いつかないから、どこまでいっても素人の写真でしか過ぎませんけど、私の場合は素人ですから、自分が満足できればいい。

プロはこの上に自分の気持を見ている人にも判るように伝えなければいけないというもう一つ難しい試練が待っていますけどね。


蛇の足
ガス橋通りのケヤキ並木の下にはムベがフェンスに絡ませてあります。今までムベが成っているのを見たことがなかったので、花はつけるけど実はならないのかと思っていました。今日改めてみたら、とんでもない、ちゃんと実をつけていました。大きくなる前に誰かに取られてしまうのでしょうか?



ありふれた風景とか、どこにでもある風景という題で写真をアップします。
でも、本当にちょっとした緑があればどこにでもあるような雑草でも綺麗ですよ。
ただ、自分が好きだからってあばたもえくぼ的に何でも綺麗だって思っているかも知れませんけどね。



一生の役目を終えて誇らしげに立っているなんて考えたら、知人からは感情移入過多だって注意を受けそうですけど、、
でも、そんな目で見る人がいてもいいじゃないですかね。



***






白のトキハツユクサのほうが最近見る機会が多くなって、変な話ですけど、普通の青花を見て、あぁよかったって思いました。










高駢 山亭夏日 

2007年06月15日 21時16分15秒 |  漢詩を長崎弁で
           

緑樹陰濃夏日長   
楼台倒影入池塘   
水晶簾動微風起   
一架薔薇満院香   


緑樹陰濃かにして 夏日長し
楼台影を倒まにして 池塘に入る
水晶の簾動いて 微風起こり
一架の薔薇 満院香し

暑かね~
昨日入梅宣言が出たばかりなのに、外はピカピカの青空たい。
暑か~ たまらんばい。
こげんときは緑の木陰に入ってのんびりと吹いてくる風に当たっていたかね~
そげん訳で、今日の漢詩は山亭夏日たい。
こいを読みながらちょっとでも涼しか気持になってもらえれば嬉かよ。

緑の木陰は濃く、夏の日は長か
楼台の影は池んなかにずっと伸びとる
風がそよっと吹いてきて簾を揺らす
薔薇が部屋一杯に香る



風鈴の一鳴き
薔薇の香りきて
    風車

やっぱり、誰がなんと言おうとボクちゃん「天災」


ばってん、まだ入梅したばっかりじゃどん
暑か、暑か~って騒ぐとがおかしかっちゃね。
これから暑さがやってくるとやっけんね。
どうしようかね~
ユーロが下がれば北欧にでも行きたかね~

去年は8月に夏の詩三題アップしちょるね。
ボクちゃんも万人を連れて北欧へ避暑に行くっちゃできんけん、やっぱり半分煮えたまま部屋の中でうなっとることになるんじゃろね~


梅雨晴れ  お察し申し上げます

2007年06月15日 16時47分40秒 | 日記


昨日東京地方でも入梅が宣言されましたね。
今後一週間の予報では曇りと太陽マークのオンパレードの中の入梅宣言。
だって、予定より遅れているのですからね、ここらで宣言しとかなきゃねって、入梅宣言したら晴れましたって文句が来るのを覚悟の上での宣言ですよね。お察し申し上げます。
でも今日の梅雨晴れ(?) 空は青く輝き、昨日の雨で空気は浄化され、真っ白な雲が空に浮かび、見事な晴れ日和でした。



昨日(?)ご紹介したシジュウカラも元気に飛び回っていました。



野原の草も雨で洗われ、すがすがしい輝きを増していました。



ここで、ピカピカの一日に相応しいいいニュース。
このマンションの中庭にはカクレミノが植えてありますが、その一本に鳥の巣がありました。
鳥の姿を見ないので棄てられた巣なのかと思っていましたら、今朝卵を抱いているヒヨドリのお母さんを見つけました。
ごめんね、写真を撮って驚かせて。しばらく静かにしているからね。