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夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

夾竹桃  まもなく原爆記念日(?)がやってきますね

2008年07月31日 18時13分16秒 |  多摩川散歩

爆心地から長崎駅へ行く途中に夾竹桃が何本か植えられていた。
原爆公園にも、原爆の中心地の塔の脇にも。

長崎の私と同世代かそれより上の人々には夾竹桃は特別な感情を揺り動かす木、そして花。

原爆の日に咲いていたということだけではなく、原爆の後、もうこの地には何百年も人は住めないのだという噂が流れているときに、焼け焦げた夾竹桃に芽がでて、花を咲かせた。

この被爆した土地にも生命が生まれるのだという勇気を与えてくれた花だった。



治療方もなく原爆病院のベッドに何年も、何十年も寝かされ、背中が床ずれでなめし革のようになった患者さんたちを見ながら、私もいつかは発症してこうなるのだろうと思いながら、帰り道で見上げた花も夾竹桃だった。

長崎の夏は、とても暑かった。

多摩川の河川敷にも夾竹桃が何本か花を咲かせている。
その花を見ながら、八月の声を聞くと、なんとなくおセンチになってくる。


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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (さち)
2008-07-31 21:39:12
夾竹桃って強い木なのですね。

でも、悲惨な経験をした人達には、その強さも切ないものかも知れません。
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そんな事が (原村)
2008-07-31 21:57:52
夾竹桃に人々に希望を与えてくれた話しがあったとはしりませんでした。
花や木は人の心を癒してくれるだけではなく勇気付けてくれる素敵な話しを知ることが出来ました。
ありがとうございます。
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ガラにもなく (赤い風車)
2008-07-31 22:01:46
ちょっとおセンチになりすぎましたかね。
毎年8月の初めくらいになると一度はこんな風なおセンチムードになるのです。

でも、夾竹桃。。。
たしかにあのときの長崎の人には希望の光だったのでしょう。
でも私はどうしても好きになれないのです。

花は綺麗だと思いますし、夏の暑さに耐えて咲いているのは雄雄しいと思いますけど、、、
夾竹桃に悪いですね。
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