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夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

2006年10月21日 09時31分33秒 |  岬な日々




岬町の家はちょうど岬の突端に建つような風情です。
岬と違うのは崖下が海ではなく、田んぼだということ。

春は早苗のたおやかな新緑
夏の生命力あふれた緑の絨毯
そして秋の豪華な黄金のまとい
今は全てが終わり、
茶色のコートに包まれて来年までの眠りについています。

今朝はゆっくりと朝寝を楽しみました。
それでも太陽はまだ中天までは届いていません。
岬の突端は太陽に向いています。
田んぼはその下を取り囲んでいます。

正面の林は逆光を浴びて、
黒い木々の間から、田んぼの景色を垣間見させてくれます。

左右の林の緑は、くっきりとその形を見せながら、
朝の風に揺らいでいます。
その中ではたくさんの鳥たちが声高に話をしています。

声高に存在を主張するもの
なにやら議論をするように、延々としゃべっているもの
それをなだめるような声
ひそひそ話もここではみんなに聞こえてしまいます

時間のたつのを忘れてしまいそうな、岬の朝です。



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