先日の「報われないもの ものごとに秋ぞかなしき」ではイチョウを日本の在来種と間違っておりましたね。これだけ存在感のある木がなぜ万葉集などにでてこないのだろうって書いておりましたら、マイミクさんからイチョウは中国からの輸入種だということを教えていただきました。
その折、そのイチョウをヨーロッパに紹介したのはケンペルだということも教えていただきました。
今日は逆の間違い。
山茶花です。山茶花の名前は中国名のサンサカから来たということで、これは中国からの輸入種かと思っておりました。こちらも万葉や古今、新古今では見つからない花なので、それ以降に日本に入ってきたのかなとなんとなく思っておりましたが、図鑑を見ると日本原産となっております。椿は万葉にでてきますし、新古今にも祝い詩で一つありますが、これは藪椿で山茶花ではありません。古代は椿が縁起のいい花として認められていたのに、山茶花の名前がないのはいったいどうしたことでしょうね。
この花もヨーロッパに紹介したのはオランダ経由で、これはツンベリーでした。Camellia sasanqua、山茶花の名前がそのまま入っていますね。
椿、藪椿、山茶花、違いがよく分かりません。
ましてや名前の由来や、原産地がどこかについては、からっきしダメです。
でも花を愛でる気持ちは人並みにあるつもり...ですが...。
だから年中間違っていて、皆に笑われています。
これからは覚えたつもりのも、忘れていくでしょうね。。。